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いちごショートトイレ・その2
◆
「古い人形ってなんか気持ち悪ぃなー」
ゴシックドールを眺め、
楢木 春彦
は少し顔をしかめた。
そういえば、人形の目はガラスや宝石で作るとか聞いた覚えがある。
「案外こいつらの中にあったりして」
ドールの瞳に手を伸ばす春彦だったが、
「罠の可能性もあるかもしれないし、いきなり触れるのはやめた方がいいよぅ」
呉井 陽太
に鋭く制され、ぎりぎりの所で手を止めた。
「人形の目に何か埋め込まれてるとかはミステリーの定番っすよね。罠的な意味でも」
ビリヤードボールを弄びながら、
須崎 蒼志
が言う。
「うんうん、ってことであやと頼むよぅ。……あやと?」
陽太に生えたふわふわの狐尻尾に目を奪われていた
榊 彩斗
が、ハッと我に返る。
「お? おー……、おれに任せろー」
おもむろに瞳を閉じ、お経を唱え始める。
「我建超世願 必至無上道……」
「おー……なんかいい感じのお経」
「うぉっ!? なんすかっ? 成仏はしねーっすよ!?」
キョンシーになっている春彦が、少々大げさなくらいにビビる。
「……」
何故かどや顔を浮かべる彩斗に、春彦の頬が引き攣った。
「違う違う、彩斗のろっこんだよぅ」
「あ……そうなんだ」
唱え終わると同時に、『ちょっといいかんじのお経』が発動。
途端、彩斗の目がぎゅるっと虚ろなものに変じた。
「うわ今度は目ぇこわいんすけど……」
軽くホラーじみた印象の目のままで、彼は過去を垣間見る。
「須崎さんがイチゴガン見してるぞ……」
「えっ?」
「……バレたっすか」
「……トイレの苺は食うなよ、須崎」
「見てただけだから」
さておき、彩斗の目が元に戻った。
「……罠はないみたいだぞ」
この辺――とぐるっと指差されたドールを、四人は慎重に調べていく。
バリアの必要はなさそうなので蒼志が構える必要もなく、四つに手分けして――
「彩斗?」
「おれがついてるから……あんしんするといい……」
彩斗がぴったりと陽太にくっついている為、三分割であった。
◆
トイレの個室の壁をすり抜け、
雨寺 凛
は一気に中を捜索していく。
地平線の彼方まであるんじゃないかと錯覚するほどの個室の数、幽霊の身体で通りぬけられなかったら気が遠くなりそうだ。
あと、通過するたび万が一使用中の人が居ないか心配になるが……幸い、そういう事故は起こっていない。
適当なところで一度廊下に出ると、ドールを調べている
綾辻 綾花
と落ち合う。
「あ、凛ちゃん。何か見つかりました?」
「ううん、全然。綾花ちゃんの方はどう?」
「数が多いので全て見れたわけではないですけど……今は、特には」
「そっかー。やっぱりなかなか見つからないね」
個室とドール、うまく分担して捜索中だが、やはりそう簡単に石は見つからない。
あまり簡単に見つかるような所にあると、それはそれでクローネ達に持って行かれそうで怖くはあるが。
「! 綾花ちゃん下がって!」
「急にどうしたんですか?」
凛の視線の先、カラスがこちらに向かって飛んできていた。
くちばしをギラつかせるその様子は、明らかにこちらへの害意を含んでいた。
「凛ちゃんも攻撃はできないんじゃ――」
「音や衝撃波なら行けるはず……! 耳抑えてて!」
『加虐的虚偽声楽』――最大音量の「黒板をひっかく音」が耳をつんざく。
次いで、その音量にふさわしい衝撃波が放たれる。
不快極まりない音と衝撃に、カラス達はおよそこの世のものとは思えない悲鳴を上げて墜落していった。
◆
「襲われるならドールかと思ったけど、カラスにやられるなんてね」
ぶつくさ言いながら、
刻人・F・ミセリア
は『有益なるクロノメーター』で劣化させたオブジェを投げつける。
ぶち当たったカラスが、潰れるような声をあげて叩き落とされる。
刻人の背後に回り込んだカラスは、
オーマ・トンノ
が熊と化したその爪で引き裂き、あるいは殴り飛ばした。
「襲ってくるってことはクローネと寝子校生……特にテオのために行動する人たちとはあんまり良い関係じゃなさそうだね」
刻人の言葉に、オーマはただ小さく頷く。
「とすれば、必然テオとクローネの関係も良好じゃあなさそうだ。……あとは、クローネ側につく寝子校生はどれくらい居るか、かな?」
今のところ、このトイレの周辺でその手の行動をとっている寝子校生は居ない。
ということは、全体としてはテオよりの関係なのだろうか。
考察を続ける刻人に近づくカラスを、オーマの蹴りが叩き潰した。
◆
「守ってとか容易く言ってくれるな……私だって今は雪女で脆い体なんだ」
八葉 るちる
の要求に、
八葉 ひまり
はぶつくさと不服そうに言った。
「だって今のるちるさんはただの座敷童ですからね~。それにひまり強いでしょ? 普段からるちるさんを殴ったり不良とケンカばかりしてますもんね」
「人聞きの悪いことを言うな! 不良とケンカなんてしてないぞ……それは昔の話だろ」
ため息をつきながらも、ひまりは石を探するちるの護衛兼見張り役として動くことにした。
ゴシックドールを虱潰しに探そうとすると、どうしてもるちるは隙だらけになってしまうから。
「ひまりー、ちょっと肩車してください。この体だと手が」
「……ぶつかったりするなよ」
恐る恐るるちるを肩車する。
冷気を纏った身体だから、濡れてろっこんが発動しやすいらしい。
肩車の拍子に、『雨恋』のせいでるちるの思いが頭に流れ込んできた。
いや、使わなくても顔を見ればわかる。
るちるの笑顔の裏に、強い――怨念とも言えるような意思が宿っていることが。
それは、今ここにはいない妹に対する姉としての心。
ひまりだってもちろん心配だし、危害を加える奴は許せない。
しかし、天地の果てまでも追いかけて八つ裂きに――とは、あまりにも思いつめ過ぎではなかろうか。
それだけ、根が真面目なのだとしてもだ。
あまりにも、危うい真面目さだ。
もしもの時は体を張って止めないと――そう、強く誓うひまりだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
243人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月31日
参加申し込みの期限
2015年06月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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