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◆
その二人からはるか上空。高度500m付近に浮いている男女がいた。
二人は小型船の真上に位置しており、そこは小型船からも死角となる位置である。
志波 高久
と
桃川 圭花
はいつでも戦闘が始められる体勢を崩さないまま時を待っているのであった。
「マジメな人だって思ってたわ、志波さんのこと」
「真面目ね、そうみえるか?」
眼鏡をはずしポケットにしまう桃川はくすっと笑って返す。
その表情につられて志波も笑顔となった。
「ええ、見えるわ。だから、こーいう無謀に付き合ってくれるのが意外……でもありがと」
「礼なんていい。それに女性の無謀を支えるのが――――男だろ?」
「ふふっ……そうね。それにしてもいい夜。きっと明日も晴れ、そう思わない?」
「……あぁ、きっと快晴だろうさ」
志波のその言葉を聞いた後、彼女は目を閉じて落下していく。目標は真下の小型船甲板。
浮くことをやめた為、自由落下でもかなりの速度がでる。ぐいぐいと高度を落としながら彼女は眼をあけあらかじめ持っていた盾の持ち手部分を反対にし強く握り締めた。
すると彼女に追いつく様に白い輝く板が飛来する。その板は複数ばらばらに飛来し細かなパーツと共に彼女が持っていた盾の持ち手と組み合わさり、盾を形成した。
盾を前面に押し出す様に構え、盾の重量によってさらに加速。高速の砲弾の如く小型船の甲板へと着地した。
着地の際の衝撃波が甲板にいたゴブリン達を弾き飛ばし虚空へと投げ出す。
姿勢を低くしたまま盾のバリアフィールドを展開し横薙ぎに一閃。船の中から出てきていたゴブリン数体を斬り飛ばす。
そのまま銃座に近づくと手で触れる。すると銃座のパーツはばらばらに崩れ、彼女の手元に銃だけが残った。
腰溜めに構えるとわらわらと船の中から湧いてくるゴブリン目掛けてフルオートで連射する。
振動が体に伝わり、足を踏ん張っているが徐々に後方へと下がってしまう。それほどの勢いで吐き出された弾丸は次々とゴブリンに命中しその体に風穴を開けた。
物言わぬ肉の塊となったゴブリンが辺りに山を作るほど転がり、ついには動くモノがいなくなったと同時にがちんと弾切れを報せる合図を銃が出す。
銃を捨てると彼女は言い放った。
「乗組員は一斉解雇。たった今から経営方針が変わったの、ごめんね……って遅かったかしら」
艦橋を制圧した志波から甲板の桃川にスピーカーから通信が入る。
「テューアの元にこいつを持っていくから中に入ってくれ」
志波の言葉を聞き艦橋に入った桃川は艦橋の内部を見渡す。
部屋の広さはそこそこあり、5~8人程度は余裕を持って座れそうである。
といっても椅子があるのは艦長兼操舵手席のみであり、他の者は鉄でできた床へ直に座る事になりそうであった。
志波がレバーを倒すと後部噴射口から炎を吹き出し、小型船は船体を少し傾けながら旋回する。
次第にその高度を落としていき、テューアの元へと近づいていく。
近づいてくる小型船を目視で確認し
八神 修
は迎撃態勢に入った。
味方のいる中を抜けてきたのだろうか、それとも混戦状態で発見が遅れたのだろうか。いずれにせよ早急に対処しなければテューアに危険が及ぶ。自分達の召喚者である彼女がやられてしまえば、その時点で此方の負けは確定となる。それはなんとしても避けなければならない。
「一気に全てばらばらに――」
(待ってくれ、こっちは味方だ! 敵の船を無事奪った……攻撃はしないでくれ)
頭に志波のろっこんによる声が届く。
それを聞いて八神は戦闘態勢を解き、背後に隠れていたテューアも顔を出した。
「彼らの船を奪うとは……全く予想していませんでした。アナタ方にはいつも驚かされてばかりです」
そう言いテューアは心から驚いたような表情をしている。八神は手を取り、展開された乗降用タラップから小型船へと仲間達と共に乗り込んだ。
乗り込んできた八神達をみると操縦桿を握っていた志波が肩を回しながら立ち上がる。
「さて、船を運ぶって言う役目は果たした。で……一体誰が操縦するんだ?」
「それなら吉祥寺が適任だろう。俺は別の船で急襲をかけるつもりだからね」
「了解したよ、しっかりテューアを守ってやろうじゃねえか!」
気合十分に吉祥寺が操縦桿を握ると同時に船が振動で揺れた。各所に散りばめられた小型モニターがそれが上空からの砲撃によるものであると告げている。
急発進した小型船は砲撃の合間を抜ける様にその高度を上げていった。激しく揺れる船内では各々が何かに掴まり、体勢を維持しようと踏ん張っていた。
柱にしがみ付きながらレーダーを見ていた
日暮 ねむる
は悔しそうに言う。
「くそ、進路を塞がれた……! あれじゃ突破できない!」
「構わねえ、このまま突っ切る! 覚悟決めろ! いっくぜええええええーーーッッ!!」
レバーを大きく引き、エンジンの出力を限界点まで一気に上げた吉祥寺は敵中突破をかけた。
突破を防ごうと敵小型船群のガトリング砲が低い重低音の唸りを上げる。
獣の咆哮の如き轟音と共に高速で吐き出された弾丸は船体の表面にぶつかっては弾け、その装甲を削り取っていった。
船体がその都度激しく揺れ、損傷率が危険域へ入っている事を告げるブザーがけたたましく鳴り響く。
「どけどけえええ! てめええらああああああ!!」
ここまで来たら退くことはできない。進むか落ちるか。その二択だけが存在している。
自分達にはまだ守らねばならない世界がある。
守らねばならない人達がいる。
それならば取るべき選択は――――もう一つしかないだろう。
機体下部に装備されたガトリング砲を撒き散らしながら、まるで盾を穿つ槍の様に小型船群の中心を吉祥寺の操縦する小型船が貫いた。
至近距離を高速で抜けられた風圧によって吹き飛ばされた小型船群は体勢を立て直そうとするが、ガトリングで受けた損傷がそれを許さない。
姿勢制御もままならず、眼下の透明な床目掛けて回転しながら次々と小型船は落下し爆散した。
「なんとか潜り抜けましたね……吉祥寺さん、すごい操縦テクニックでしたよ」
「いやー、まあ、無我夢中で……あははは」
「そういえば八神さんは……?」
一同が潜り抜けた事に安堵した時、その場に八神の姿がない事に気づく。まさか攻撃の最中外に投げ出されたのだろうか。いや、それならば誰かが流石に気づくはず。
そこに何者かからの通信が入る。それは八神であった。
「流石だ、吉祥寺。おかげで窮地を脱する事が出来た。礼を言うよ、ありがとう」
「だからその、無我夢中で大したことは――」
「謙遜しなくていい。危うい所を救われたのは事実だからね。今度は俺の番だ」
甲板に立つ八神はその精神を集中する。まず意識するのは敵の存在、確固たる敵対意思を持つ存在。
それらのすべてを分解する必要はない、崩壊の始まる一点を読み、そこを穿てばいい。
目を見開いた彼は息を止め、しっかりと迫る三隻の小型船のメインブースターを見た。
メインブースターにひびが入り、直後それはばらばらに分解されてしまう。
憐れ、彼らの乗る小型船とすれ違った数隻の敵小型船は推進力を急激に失い、砲身を向ける間もなく味方同士衝突しながら落下していく。
落下した小型船らが再起不能であることを確認し、次に彼は視線を正面へと向けた。
正面には小型船を引き連れた中型船が横っ腹を見せ陣形を組んでおり右側面の砲身をこちらに向けている。恐らく一斉砲撃を仕掛けるつもりなのだろう。
「悪いが、やらせない……ッ!」
集中し……分解する一点を見る――が、何も起こらない。
「くっ……なかなかうまくいかないかッ!」
戦闘艦の巨砲を向けられ、一斉射撃の体勢を取られているというのは予想以上に集中をかき乱す。
なぜというのなら、自身の首元に刃物を突き付けられ、冷静でいられるかを考えればわかるだろう。
そんな状況下で冷静に集中できるかといえば不可能ではないが、恐ろしく難しい事と言える。
恐怖を振り払い、再び彼は敵船の部品の分解に挑む。退けぬ闘い、これはその類の物なのだから。
なるべく集中し彼は小型でも多くの物を分解するように意識する。
意を決し、彼が瞳を向けると同時に中心にいた中型船の右メインブースターが弾け飛んだ。
推進力のバランスを失った中型船はゆっくりと右へ回頭していき、予測射撃で撃つ予定であった砲身が火を噴いた。
余談だが予測射撃というものは事前に撃つタイミングまで何秒後……といったように指示をしておくものである。
よってこのような急激な回頭はその予測を大きく乱すに十分すぎる動きであった。
放たれた砲弾が隣の敵小型船側面に命中して爆発、船は炎上。制御を失った燃える小型船は付近の小型船を巻き込んで大爆発を起こし、空に散った。
爆発によって被弾した中型船も推進力を大幅に失っているのも手伝って下方に落ちて戦線を離脱した。
八神らの乗る小型船は降り注ぐ大小様々な残骸をすれすれで回避しながら、高度を更に上げていく。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月10日
参加申し込みの期限
2015年05月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年05月17日 11時00分
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