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【ハロウィン】始まりは、キラーカボチャゴロゴロハッピー!
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曖浜 瑠樹
はデパートのおもちゃ売場に来ていた。
「やあ、いろいろあるねえ」
ハロウィン本格化へ向け、仮装グッズを探しに来たわけだが、ついつい他のおもちゃたちにも目が行って財布のひもが緩みそうになる。
「いやいや……お小遣いは貯金に回さないと」
必要最小限の出費にとどめたい。
「あ、カボチャなぬいぐるみだぁ」
ハロウィン特集のおもちゃの山からひょいと引き出す。
「持ってないなぁカボチャ、いいなぁカボチャ……カボ……」
うらめしそうに抱え上げたカボチャぬいぐるみの向こう、おもちゃ売場を少し出た通路に、ひと際大きなカボチャが置いてあるのが見えた。
(よくできてるねぇ)
そろりそろりと近づいてみる。カボチャの目の前に立つ店員たちはこぞって首を傾げていた。
「うーん、こんな置き物発注してないんだけどな」
「じゃあ売り物ですか?」
「いやいやまさか」
(カボチャさん、一人で来たのかなぁ?)
ちらりと顔を覗き込む。目は空洞だが、こちらを見ているような気配があった。思わず瑠樹の口からこぼれる。
「やあ巨大カボチャさん、こんにち」
まで言ったところで、ごろん、とこちらへカボチャが転がりだした。
「えぇ?」
店員たちが慌てて避ける。真っすぐ瑠樹へ向かってくるようだ。
(なんだろう、鬼ごっこでもしたいのかねぇ?)
よく分からないまま、瑠樹は走る。
角を曲がると、カボチャもキュインと弧を描く。
(ついてくるねぇ)
なんだか楽しくなってきた。
「カボチャさん、一緒に遊ぼうかぁ。……危ないからどいてぇ!」
デパートで鬼ごっこ。道を開けるギャラリーは、突然のショーに歓声をあげる。
一方、
歌星 姫音
もデパートに来ていた。こちらは雑貨売場だ。
(寮のハロウィンパーティの飾り付け、どんなのにしよっかな☆)
彼女の格好は多くの買い物客の視線を集める。ジャック・オー・ランタンパーカーを羽織り、耳にはジャック・オー・ランタンピアス、ジャック・オー・ランタンパニエで決めている。姫音にとっては季節と催事に合わせたよそ行きコーディネートだが、周りから見たらただの仮装だ。
「カボチャの照明かわいー☆ シールもペタペタ貼りたいな、お菓子もたっくさん用意しないと」
カゴはあっという間に山盛りだ。
(でもできればもっともっとインパクトでかいのがいいな。例えばおっきいカボチャとか〜)
「向こうででっかいカボチャが人を追いかけ回してるらしいぞ」
「なぬっ!?」
街人Aのセリフに敏感に反応。
「どこ、どこ!? でっかいカボチャ!?」
と、遠くからかすかに誰かの悲鳴。耳に手を当て聞き澄ます。
「避けてぇ〜」
「あっちだ!」
姫音、声の主目指して疾走する。
「ん、あれだね!」
「ひぃやぁ〜」
おかしな悲鳴をあげながら、エスカレーターを走り下りる瑠樹。その後ろを巨大カボチャが、手すりをレールのようにして加速をつけて追いかけてくる。
「は、早いよぉ〜カボチャさん」
はずみをつけ、瑠樹めがけて飛んだ。
「うわぁ!」
頭を抱え、慌ててしゃがみこむ。カボチャは手すりにぶつかり跳ねると、放物線を描いて階下へ落ちていく。
「危機一髪だったねぇ」
ホッとする瑠樹。
「カボチャ発見ー、おっきぃ!」
動きを止めた巨大カボチャと対峙する姫音。勇者な彼女の視界には「巨大カボチャがあらわれた!」の文字が見える。
「ぜひ仲間にしてパーティに招待しないと☆」
「仲間にできるのぉ!?」
瑠樹の疑問に姫音は自信たっぷりとうなずく。
「だって勇者だもん」
姫音のろっこん「だって勇者だもん☆」が発動、瑠樹も何となく
「そうだねぇ仲間にしたいねぇ」
という気持ちになってきた。
「!」
と根拠のない自信を沸かしていた矢先、カボチャのくり抜かれた目から弾が飛び出す。
「あいて、いててて……」
「なかなか積極的にダメージ与えてくるじゃん!」
ますます仲間にしたくなる。
「やっぱり逃げたほうがいいかねぇ」
「大丈夫よ! だって勇者だもん☆」
カボチャを目前に据える。姫音には分かるのだ。あのくりっくりのくり抜かれた黒い目で、「仲間になりたそうにこちらを見ている」と。
「さぁおいで、巨大カボチャ」
「う、うわ、き、来たよぉ」
大丈夫☆ と自信たっぷりだったが、その直後に姫音と瑠樹は暗いカボチャの口の中へ飲み込まれていった。
「あれれ!? なんで勇者を食べようとするのぉぉぉ」
「あれっ!?」
デパートにいたはずの姫音はなぜか外にいる。シーサイドタウンから遠い、旧市街のとある公園だ。
「……カボチャさんに飲まれるとワープするんだねぇ」
瑠樹が間延びした声で言う。
「あっ、ここわたしここ知ってる!」
姫音のすぐ横に
小島 海美
。さっきまでカボチャに食べられては追いかけられを繰り返してきて、ようやく家の近くまで来れた。
「今度はなんとか逃げ切ったか……?」
ほっと安堵の
吉祥寺 黒子
。手にはカボチャのぬいぐるみ、時計、カボチャパンツ……なぜかカボチャ柄のギターも肩にかけている。
(幸運のせいかな、やたらカボチャグッズもらっちまったぜ)
「やぁ、カボチャのぬいぐるみいいなぁ……ってあれぇ?」
うらやんだ瑠樹の手中にも、小さなかぼちゃぬいぐるみのキーホルダーが。
「ちょっとー姫音ちゃんにはないのートリックオアトリートぉ!」
虚空のカボチャの幻影に向けて叫ぶ姫音。
「と思いきやこれはあ!」
砂場に刺さった剣を発見、すかさず抜き取る。チャチャララ〜と豪奢なBGM。
「姫音ちゃんは ゆうしゃのつるぎを てにいれた!」
自分で言う。カボチャの柄が付いたおもちゃの剣をゲットした。
こうして4人、無事にカボチャの災厄から逃れたのだったが。
(この後不幸が待ってるんだよなあ)
ろっこんの反動を憂える黒子。ポロンと寂しく弦を弾きながら帰っていく。
「嬉しいなぁ(あとでカボチャの弾っころも食べてみようかねぇ)」
「ふふ……ふふふふ(この剣があれば魔王もイチコロね☆)」
姫音と瑠樹は大満足。
「わたしにはカボチャからプレゼントもらえなかったなあ」
ちょっと残念そうな海美。
「おうちまでかえれたし、たまごはぶじでよかったけど……あ!」
買い物袋を覗き込んで発見する。
「かぼちゃプリンがいっぱいだ!」
満面の笑みで、どこかで誰かを追いかけているかもしれないカボチャに向けて言う。
「ありがとう、大せつにたべるね!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月09日
参加申し込みの期限
2015年05月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年05月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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