this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
怪人セブンの暗躍
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
61
つぎへ >>
【初動~菜々緒~】
早朝、星ヶ丘寮。
芽森 菜々緒
は葛藤していた。
事件の関係者たちをビリオンの依頼を通して危険な目に晒すことに心を痛めていた。
遺言書の暗号もそうだ。
前回、菜々緒は
吉祥寺 黒子
から義父の白山の遺言書を受け取った。
その遺言書には、ある仕掛けが施されていた。
蓄光マーカーというものが世に出回っているのをご存知だろうか?
これは一定時間インクに光を当てたあと、暗闇で発光するペンを指す。
普段は無色で気付かれにくいので、スパイごっこも出来たりする。
菜々緒の義父である白山は遺言書の裏側に『黙示録を埋めた場所』と『それを示す暗号』を蓄光マーカーで残していたのだ。
彼女は、生前の義父が蓄光マーカーを使った作品を手掛けていたことを思い出し、もしやと思い探してみた結果だ。
「……実際は、破壊なんてしていなかったのね。私に託すつもりで、あの人は……」
事件の関係者(前回の誘拐事件に関わっていなかった者にも連絡済)に暗号を伝達している。
誰かしらが『怠惰の黙示録』を掘り起こすだろう。
「馬鹿なひと……」
それを期待して、白山は菜々緒へ暗号を託したのだ。
それを期待して、彼女はビリオンの依頼の中に暗号を織り込んだのだ。
「でも、全ての黙示録は破壊しなくちゃいけないの……」
湧き上がる使命感が菜々緒の感情を突き動かす。
しかし、菜々緒は不思議がっていた。
「でも、なんでなのかしら? 思い当たる理由がわからないわ……」
現在の菜々緒は2つに分かれていた人格の断片が統合して誕生した代替人格『女王』が顕在中である。
バラバラに粉砕した元の2つの人格の記憶はところどころが曖昧なままだ。
とはいえ、最近では徐々に記憶を取り戻していると主治医もお墨付きだ。
今回の行動も、記憶を(中途半端に)取り戻した結果の行動といえよう。
菜々緒は確信している。
この衝動の原因を自分自身が知っているということを。
だが、それを思い出すことができず、自ら出向くのを恐れている。
「最低ね……私……」
自己嫌悪の最中、自宅の呼び鈴が鳴った。
ドアの前には、見知った顔たちが菜々緒が出てくるのを待ち焦がれていた。
菜々緒がドアを開けると、真っ先に
吉祥寺 黒子
は菜々緒をハグしてきた。
「心配だから飛んできたぜ!? 李も一緒だ!」
「しゃおりーも心配で飛んできたのだ!」
吉祥寺の後ろから、お団子髪の小柄な少女、
李 小麗
が顔出す。
「ボクも来たよ、ナナオ」
桜庭 円
だ。
「……桜庭と戌井は、エントランスで足止めくらってるのを俺が連れてきた」
月居 歩
が落ち着いた口調で菜々緒へ伝える。
長身の月居の腰元にちょこんと立っているのが
戌井 創
だ。
彼は黙ったままニコニコと笑みを浮かべていた。
しかし、彼のまとった空気はどこかトゲトゲしさを感じさせる。
「……クロ、大げさよ? それに、みんなも」
菜々緒は苦笑いしながら彼らを出迎えた。
「朝食は済ませたかしら? まだなら食べていって頂戴。私もちょうどこれから……」
「いや、俺たちは……」
月居が言い淀む。
そのまま本題へ切り込むべきか、彼は躊躇った。
(何処まで菜々緒に踏み込めばいい? もしかしたら……本当は踏み込まれるのが嫌かもしれねぇのに?)
月居は菜々緒との距離感を定めあぐねていた。
それは彼が菜々緒を大切に想い、守りたいと考えているからこその躊躇いだ。
(菜々緒に辛い思いはさせたくない……)
ゆえに月居は悩む。
月居は同伴者の顔を見た。
吉祥寺も桜庭も、どう切り出していいか決めかねているようだ。
依頼の話を意識的に避けようとしている彼女の態度が、彼らの判断を更に迷わせていた。
だが、全く空気を読まず(もしくはあえて切り出すことで)口を開いたのは戌井だった。
「早く中に入って、どうするべきなのか決めようよ?」
戌井は菜々緒邸へ上がると、振り返って言い切った。
「みんな、君のことを心配してやってきたんだから、ちゃんと話し合わなきゃ」
彼の笑顔は、まるで仮面のような不自然さを思わせた。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
61
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
怪人セブンの暗躍
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
前回シナリオ
怪人セブンの復讐
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
神話・伝説
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月13日
参加申し込みの期限
2015年06月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!