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さぁ、メンタルトレーニング合宿だ! in 錬心寺
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その一方、慣れているのか1度も打たれていない者もいた。
尾鎌 蛇那伊
である。彼は自然体で瞳を閉ざし、綺麗に背筋を伸ばしてそこにいた。そうしつつも身体の力を抜き、穏やかな呼吸をし、自然と溶け込んでいた。
(……なるほど)
何かを感じた静天は、微動だにしない蛇那伊に興味を持ったらしい。こうしてみると、一体の仏像にでもなってしまったかのような錯覚に陥る。
蛇那伊が嗜む中国武術において、気は『大気を含めて全ての物質に存在するもの』とされる。故に今、彼が座禅で森羅万象と混ざり合う事は『練る』事無く気を彼の全身に巡らし続けている事に等しいのだ。
(大自然の気と交わる事で、アタシの気も一段と成長するわね)
蛇那伊は更なる成長の手ごたえを、密かに感じていた。
同じように、
佐藤 タカシ
もまた自然な状態で座禅を続けていた。こちらはというと、普段静かにする事が得意で、普通に過ごすとこうしかならないからである。傍から見れば、彼もまた静かに自然に溶け込んでいるように見える。
(悩み事も、考え事もとくにないし……)
ぶれる事無く同じ姿勢を続けるタカシ。後から知った事だが彼と蛇那伊、そして見事に綺麗な姿勢を保っていた
冴木 竜司
の3人が30分間1度も警策を受けなかったという。
休憩中に「凄いね」という友人たちに、蛇那伊は穏やかに言った。
「そうねぇ。不動に関しては、武道や武術『だけ』を学んだ人には難しいのよ。ほら、武は基本的に『動』、だから、静なる『不動』は専門外なの。『不動』に必要な筋肉を鍛えてるのは、ダンサーや舞台役者かしらね」
「それじゃあ、蛇那伊ちゃんはどうしてあんなに綺麗に座禅が出来るのだ?」
不思議に思った真央の言葉に、一緒に聞いていた朝陽や轟が肯く。ちょっと興味があるようだ。蛇那伊はにっこり笑った。
「それはね。趣味も合わせてなんだけど、静止したまま肉体美を見せるボディビルで、不動に必要な筋肉を鍛えているの。だから、座禅も苦にならないわ」
なるほど、と聞いていた者たちは肯き、彼の事を改めてすごいな、と尊敬するのであった。
そして、ここで我に返る者が一人。圭花である。彼女は失恋し悶々としていたのだが、流されるがままにここで座禅を組んでいた。先程信彦と話した時もぼんやりしていたので、覚えていない。
(長いわね。一体いつまで……?)
と思ったその時。「そこまでです」という穏やかな空也の声がする。
「楽な姿勢をとっていいですよ」
と言われ、生徒たちは足を解す。圭花もまた、ほっ、として姿勢を崩そうとした。しかし、ここで、彼女に悲劇が襲い掛かる!
「うーん、なかなかきついねー」
八十八旗 信彦
はそういうと、足が痺れていそうな女の子を捜した。彼としては、マッサージをしてあげたいと思ったらしい(因みに男の子に関しては御座なりである)。
(身動きが取れないレディを放置する、なんて事は紳士の名が廃るよね。ま、ちょっとぐらい役得があってもいいんじゃないかな?)
と朗らかな笑みで辺りを見渡すと……、足が痺れて立てない圭花と目があった。
(痛い! 足が痺れてた、て、な、い……)
内心焦っている圭花だが、ふと目があった信彦に対し妙に嫌な予感がした。どうにかして立とうと思わず「ふんぬぅ……」と勇ましい声が漏れる。清々しさがどっかいった瞬間である。本人はゴリアテへと立ち向かうダヴィデのような意気込みなのだが、第三者からみれば生まれたての小鹿のようにふるふる震えていてとても愛らしい。
「痺れの原因は血行不良なんだよねー。さぁ、マッサージするから
存分に悶え
げふんげふんっ……観念するんだ」
「何爽やかに言ってるのよ!」
思わずつっこむ圭花は動けない。信彦がそっと、つん、と突っつけば思わず「はうっ?!」と呻き、それがちょっとの間だけ続くのだった。
「大丈夫? ほら、手を貸しなさい」
溜息混じりにそういい、手を貸す者が1人。近くに居た蛇那伊である。彼は信彦を下がらせると、優しく手を差し伸べる。
「た、助けてくれるの……?」
圭花はありがとう、とお礼を言いながら手を取り、ゆっくりと立ち上がった。
(修行一日目にして仏を見ちゃったわ、私……)
たおやかな笑みで心配してくれた蛇那伊に、後光がさしたように見えた圭花は、思わず内心で合掌するのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年04月08日
参加申し込みの期限
2015年04月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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