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地上に堕ちし神々の深淵 ~幻影なる平和を求めて~
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【公園ライブと群がるハ・トポッポ】
マジカルアイドル☆ゆうにゃん(本名:忘れた)こと
千明 優輝
は公園でキーボードの弾き語りをしていた。
(こうして歌っていれば、いつかネックレスをつけた白い鳩もボクのサウンドに惹きつけられてここにやってくるはずさっ☆)
いつもはどれだけメイド服に馴染んでいても、「男の娘ではない」という主張だけは崩さない優輝も、今この瞬間だけは身も心も完全なマジカルアイドルに変身していた。
ネコミミをピコピコさせながら、特設ステージ(公園に機材を置いただけ)で飛んだり跳ねたりするゆうにゃんの動きにあわせて、彼の守護精霊のハムスターも飛んだり跳ねたりを繰り返し、観客の子供達を沸かせている。
時折、公園を通りがかった寝子高生が「なぁ、あれって優輝じゃね?」なんて声が聞こえて「うっ……」と頭痛がしたり、胸の動悸がしたりもするが、決して顔には出さずに彼――もとい彼女はマジカルでリリカルなサウンドを奏で続ける。だって、彼女はアイドル(という設定)だから!
いつしか彼女はすっかり鳩のことなど忘れて、
「次の曲は『もってけメイド服』だよっ! みんな、ボクの歌を聴けぇぇぇぇぇっ☆ミ」
ライブを盛り上げることに夢中になってしまっているのだった。
「やはり領域の外と内では勝手が違うものだな……」
ローゼマリーこと
恵御納 理沙
は、なかなか思うようにいかない鳩の捜索を一時中断し、公園の召喚器(自販機)で黒き秘薬(コーヒー)を呼び寄せて小休止をしていた。
白きものを探して夢中で駆けまわって渇いた喉を黒き秘薬の潤いが満たしていく。
と、まさにそこに首に光る何かを巻きつけた白い鳩が飛んできた。
「……っ、ついに来たか! 白きものよ! 赤き石を本来の持ち主に返していただこう!」
ローゼマリーは自販機で買った缶コーヒーを一息に飲み干すと、ここから本気出すといわんばかりにさっそうと可愛らしいポーチを取り出した。
「こんなこともあろうかと持参しておいたこの手作りネコ型クッキー」
ローゼマリーはおもむろに手にしたポーチ(それを彼女は無限ポーチと呼んでいた)から取り出したネコ型クッキーを頭上にかざし、
「この媒体を糧に、今こそ出でよ……我が戦友――守護精霊《ゲティック・ベーア》!」
そのような謎の台詞を口にしたかと思うと――。
『にゃー』
なんとそのクッキーは眩い光を放って巨大化し、あまつさえ本物の猫のような鳴き声をあげて、白い鳩に向かって器用に歩き出したのである。
が、しかし。
「あら大変、手足から欠片がボロボロこぼれてるわ!」
《ゲティック・ベーア》は歩くそばからポロポロとその手足(を構成するクッキーの欠片)を零れ落とし、彼女は一瞬素に戻る。
と、その隙を突いて、
「……って、え、あら、ほかの鳩達がたくさん――きゃあああああああっ!?」
大勢の鳩が《ゲティック・ベーア》のもとに押し寄せ、哀れにも彼は獰猛な鳩達によってあっというまにその身を食い尽くされてしまうのであった。
【ジャングル(ジム)攻防戦】
「破滅の運命からは誰も逃れられない……」
ジャングルジムの上からアンニュイな表情で公園ライブと鳩達の乱舞を眺めつつ、叛堕 醒夜こと
本田 誠也
は重苦しい真面目顔のままで静かにそう呟いた。
彼は釣り糸の先端に重りをぶらさげた釣竿を背負い、平和の象徴が風に乗って現れるのを待っている。
「神は、幾度も我々に試練を与えられる。来るべき時の為に」
ヴェルデこと
桜庭 円
はそう言って、神の使徒(白い鳩)をねぎらうために、鞄の中に入っていたおやつのパンをちぎってジャングルジムの上からばら撒いていた。
パンは神のからだであり、ワインは神の肉である。
ゆえに神の使徒はその恩寵に賜ろうとわらわらとジムの下に押し寄せてくる。
それらの中に、銀の首飾りをつけた白い鳩の姿を醒夜とヴェルデはほぼ同時に発見した。
本田は自分の亞夜呼(あやこ)への忠誠心が彼の翼を呼び寄せたのだと確信した。
ヴェルデは自分の作戦が功を奏したのだと信じていた。
どちらにせよ、白い鳩が彼らのもとに近づいてきたのは疑いようのない事実であった。
ヴェルデは運命の書『リブロ・アル・マハト』から選定された頁を開き、醒夜は手にした釣り竿を大きく振りかぶる。
そのまま両者の得物のどちらかが白い鳩を捉えれば作戦は成功だった。
だが、彼らの意識の外側で、そのジャングルジムのそばにはもう一人の客人がやってきていた。
そのことにまったく気づいていなかったのが、醒夜とヴェルデの最大の失敗だった。
冒険者の
双葉 由貴
は守護精霊にして愛犬の《ゾーイ》を連れて、公園にやってきていた。
まず最初に公園にやってきたことに特に深い理由はなかった。
言ってみれば、冒険者の勘である。
(ここにいるはずだ。俺の勘は鋭いからな。外れるはずがない)
冒険者にとって勘はまさに命綱である。由貴はこれまでも数々の困難を己の知恵と勇気と勘とでくぐり抜けてきた(という
設定
だった)。
そして、実際にその勘は当たっていた。
由貴が公園の敷地に足を踏み入れたまさにそのとき、銀の首飾りをつけた白い鳩がジャングルジムのてっぺんに向かって羽ばたいていく姿が見えたのだ。
「やはりな……!」
由貴はすぐさま一族に伝わる特別な技(という
設定
のろっこん)『氷掌』でジャングルジムを凍らせて鳩を捕まえようとした。
と、そんな由貴に《ゾーイ》が何かを伝えようと『わんっ!』と鳴いた。
「そうか、《ゾーイ》! おまえも俺を応援してくれるか。よし、頑張るぜ!」
由貴は《ゾーイ》の鳴き声を声援と受け止めたが、実際にはそれは制止の声だった。
賢い《ゾーイ》は動物的本能で、ろっこんの発動によって生じる波動のようなものを察知して、白い鳩が逃げてしまうであろうことにいちはやく気づいていたのだ。
しかし、《ゾーイ》の必死の制止も虚しく、由貴はついに『氷掌』を発動させてしまう。
(凍れっ……!)
由貴が念じ、ジャングルジムに手を触れる。
刹那、ジャングルジムは急速にその熱を失い、瞬く間に凍てつく氷のオブジェへと変化した。
「うん、今日も絶好調だな!」
満足そうに頷く由貴をよそに《ゾーイ》はジャングルジムの上へ向かってワンワンと吠える。
その視線の先では――。
「う、うわぁっ、あ、足が、滑るっす……!?」
「くっ……。これが運命の書第七章に記された三度目の冬なのかっ……?」
ジャングルジムの上にいた叛堕 醒夜とヴェルデ・プロフォンドが絶対零度の罠に足を取られてジャングルジムの上から地面に落下しようとするところだった。
「くっ……来いっす! 我が守護精霊――《鳴動》ッ!」
「来てくれっ、友よっ!」
醒夜とヴェルデがほぼ同時に叫ぶとそれぞれの守護精霊がどこからともなく現れて大地に叩きつけられる直前に主人の身体を受け止めた。
『やれやれ、運命の書の遣い手が聞いて呆れるな』
《ロード・ゲティーガード》が皮肉めいた呟きを漏らして主人を地面に下し、
『ご主人様、わたしの見ていないところで危ないことしちゃダメっていつも言ってるです!』
と、メイド姿の《鳴動》が自慢の大きな胸を揺らしながらぷんすか頬を膨らませる。
そんな愛らしい守護精霊に、醒夜は思わずそばにあったパンダの乗り物を二度叩いて萌え転がってしまう。
そのことが後にさらなるカオスを生むことになるのだが、このときの彼はそんなことには気づかない。
一方、冒険者の由貴は、
「むむ、あいつらやるな!」
そんな彼らの様子を見て、感嘆の声を漏らしていた。守護精霊との連携の巧みさはそのまま精霊の遣い手の力量と言ってもいい。
(できることなら、あいつらとは戦いたくないな……)
冒険には危険がつきものだ。危険を恐れていては冒険などできない。だからこそ、無用な危険を避けることもまた冒険者にとって必要不可欠なスキルだった。
『わん!』
と、そこで《ゾーイ》がもう一度鳴いて、由貴は気づいた。
「……あれ? そういえば鳩どこいった?」
無駄に盛大に凍りついたジャングルジムをよそに、気がつけば白い鳩はもうすでにすっかり彼らの視界から消え失せてしまっていた。
さて、そんな彼らのドタバタを薄い微笑を浮かべながら冷めた瞳で見つめる少女が一人。
「……私はあくまでも中立、傍観者の立場。光にも、闇にも、どちらの陣営にも属することはありません。けれど」
加藤 神々ノ黄昏
は小さく呟きながら傍らで佇む守護精霊のフェンリル(黒い大型犬で、普段の神々ノ黄昏がいつも抱いているぬいぐるみ『フェンリルちゃん』にどことなく似ていた)の頭を撫でて、続ける。
「もしこの戦いに行き詰まり悩む者や、争いに負け打ちひしがれる者が現れたなら――」
――そのときはそっと「これ」を差し出すことにしましょう。
神々ノ黄昏は掌に載せた鳩の餌をきゅっと拳の中に収めた。
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担当ゲームマスター
水月 鏡花
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年04月01日
参加申し込みの期限
2015年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月08日 11時00分
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