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地上に堕ちし神々の深淵 ~幻影なる平和を求めて~
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【宿命の再会】
「鳩は神の使い…その鳩が奪略したものが、ただのネックレスなわけがありません。ええ」
岡田 菜々子
は自らの発した言葉の意味を噛みしめるように一つ、二つと重々しく頷いた。
菜々子は遥か古に封印されし光の闇を払う力を神より授かった姫神子の生まれ変わり(という
設定
)だった。普段からそうだった。
そもそも岡田菜々子というのも世を忍ぶ仮の名前であり、彼女の本当の名前は『十六夜 緋彌仔(いざよい ひみこ)』(という
設定
)なのであった。
緋彌仔は和服とゴシックロリータを融合させたようないわゆる和ゴス姿で件の白い鳩を探して駅前周辺を歩いていた。
袖口や膝丈の裾から覗く真っ赤なフリルはそれだけでもひどく人々の視線を引きつけたが、彼女はそんな視線など歯牙にもかけなかった。
「……『あれ』を闇の僕の手に渡すわけにはいきません。たとえ今の我が身が封印された姫神子のそれなのだとしても……!」
たとえ人々に闇に堕ちたと認識されようと自分の存在意義は闇を祓うことにこそあると緋彌仔は信じていた。何故ならそれはそういう
設定
だから。
田宮 順子
はふとした拍子に目をやったショーウィンドウのガラスに映る自らの姿を見て、愕然と目を見開いた。
「……え?」
本来なら青いはずの彼女の右の瞳が血のように赤く染まり、ぼんやりと魔法陣のようなものが浮き上がっていたせいだ。
(激昂していないはずなのに、どうして……)
順子は数千年前にその強大過ぎる魔力故に封印された魔術師『蛇姫』の末裔にして生まれ変わり(という設定)だった。やはり普段からそうだった。
ちょうどこの寝子島にやってきた頃から、順子は自分の封印が解けかけていることに気づいていた。
寝子島高校に二学期から転入したあたりから、何かの拍子で心が昂るたびに、右の瞳が赤く染まり、眼球に禁呪の魔法陣の文様が浮かび始めるようになったのである。
そう。今、まさに、ショーウィンドウのガラスに映っている、この自分の姿のように。
(……封印が、解けかけている? ……いけない。私には、まだこの闇を制御するだけの力が備わっていないのに……)
もちろんいつものその瞳の変化は彼女に封印された闇の力ではなく、彼女のろっこん『basiliscus』の影響によるものだった。
だが、今回の順子の身に起きた変化はそれだけではなかった。
今、彼女の肩にはかつての眷属だったと思われる闇色の鱗と蒼と紅の瞳を持つ大蛇《バジリスク》が巻きついている。
こちらは正真正銘今回の事件を起こした神魂の影響によるものだ。
が、順子はそう思わない。
彼女にとっては《バジリスク》もまた本来自分が持っている闇の力による産物にほかならないのであった。今まで姿の見えなかったそれが突然現れたことは何かのきっかけで自分の封印が解けかけていることと彼女は解釈した。
ゆえに順子は焦った。
このまま自分が闇に呑み込まれてしまえば、世界が終わってしまうかもしれない。
それくらい彼女の闇の力は強大(という設定)なのだ。
(それだけは何としても避けないと……。でも、いったい何が原因なのかしら……?)
順子がそう考えたまさにそのときのことだった。
「……そこにいるのは蛇姫、さん?」
どこかで聞き覚えのある――否、忘れようと思っても忘れられない、あの日聞いた声に順子の右の赤い瞳がひときわ強く輝く。
「その声は――姫神子、さん?」
やはり光と闇は巡り合う宿命なのだろうか。
田宮 順子
はそんなことを考えながら、声の主――十六夜 緋彌仔(いざよい ひみこ)こと
岡田 菜々子
の方を振り返った。
緋彌仔こと
岡田 菜々子
は微かに目を見開いた。
よもや闇の僕を追っているこの状況で、また彼女と再会することになろうとは。
「蛇姫さん、あなたもレッドクリスタルを?」
「……レッドクリスタル?」
緋彌仔の問いに、蛇姫は怪訝そうに片方の眉を吊り上げた。
どうやら彼女の狙いはレッドクリスタルというわけではなさそうだ。
緋彌仔は少し考えてから、蛇姫にこれまでの経緯を話すことにした。
「……そう。その白い鳩が原因なのね。……神様の遣いかしら?」
蛇姫は小さく首を傾げた。その首の動きにあわせて、彼女を護るようにその身体に巻きついていた闇色の大蛇が緋彌仔を威嚇するように大きく顎を開く。
「……っ」
好戦的な光を蒼紅の瞳に宿らせる大蛇に緋彌仔はわずかに息を詰まらせた。
「落ち着いて、《バジリスク》。彼女は敵ではないわ。少なくとも今はまだ」
闇色の大蛇――《バジリスク》に宥めるようにそう言ってから、蛇姫はもう一度真っ直ぐに緋彌仔を見つめて神妙な口調で言った。
「姫神子様、今の私に近づいては危険よ。私の身には強大な闇が封印されているのだけれど……なんだかそれが弱まっているみたい。今はまだ大丈夫なようだけれど、これ以上闇の力が溢れだしたら私にも何が起こるかわからないわ」
「……」
緋彌仔は黙って蛇姫の顔をもう一度見つめ返した。
何を言っているのかよくわからなかったが、嘘を吐いているようにも、冗談を言っているようにも見えなかった。
蛇姫も彼女なりにこの現状を憂いている。
それならば、今回は協力しあったほうがいいのかもしれない。
「ねぇ、蛇姫さん? 今回、私達の目的って概ね同じみたいね?」
緋彌仔が言うと、
「ええ、そうね。たとえ神様でもこの闇の封印を解くことは許されないわ」
蛇姫もはっきりとそう頷いた。
かくして、ここに光と闇の使い手(という設定)同士による(ある意味で)最強のタッグが結成されたであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年04月01日
参加申し込みの期限
2015年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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