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ぽっかり浮かぶ月見蕎麦なのさ
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「うん、もちろん状況は把握しているよ。こちらも動き始めているから、詳しいことが分かったら、また」
新井 すばる
はそう言って電話を切った。
如月 庚
から連絡を受けた彼はその言葉通りすでに行動を開始していた。
朝から消えない満月はすばるも認識していたし、光る猫の件には以前から関心を持って調査していただけに、消えない満月と光る猫を結びつけるのに時間はかからなかった。
「何しろあの夜、月から金色の光が降り注いでいるのを見ているからね」
独り言をつぶやくすばる。銀色の光に取り憑かれた餅が巻き起こした通り魔事件の際、すばるや庚は銀色の光が金色の光に捕らえられたのを機に、夜空の月から金色の光が旧市街に多数降り注いで来ている光景を目撃している。
「恐らく、銀色の光を旧市街で捕らえた事で、金色の仲間をここに呼び寄せたんじゃないかと思うんだよね」
さらに呟く。
状況を整理するように、まるで誰かに解説するように、すばるは断片的な情報を口に出しては現状可能な予想を立てていった。
「何にせよ銀色の光と金色の光の目的を知ることができないと、どうしようもないね……さて」
ひと息ついた。軽く目を閉じて意識を集中する。
「できればその辺を教えてほしいところだけど」
すばるの体はうっすらと銀色の光を放っていた。事態の情報を収集するうちに、すばるもまた銀色の光に憑依されていたのだ。
「……なるほど、噂通りだんまりなんだね。ま、少し協力させてよ。ボクらは仲間だ」
返答はないが、明らかに自分の中に他者の意思を感じる。珍しい体験だった。
「うん、でも分かるよ……『キネ』『ウス』『ミコ』の3人がいるんだね……キミは『ウス』、なるほど。
ボクの名はすばる」
少しだけ、ウスがその名に反応した気がした。
「そう、すばる――プレアデス星団、六連星の使者さ」
ここに知り合いがいたら何事かを突っ込んだであろうが、幸か不幸かここにはすばる一人。
「遇えて嬉しいよシルバースター。よろしくね」
☆
「ああ、分かった」
御剣 刀
と
屋敷野 梢
もまた
如月 庚
より連絡を受けていた。元より彼らも光る猫の事件に関わったクラスメイト同士、特に協力しない道理はない。状況を把握した刀は庚からの電話を切る。
「如月君も動いてるのです?」
「ああ、とりあえず各自で動いて最終的に合流しよう」
梢の問いに簡単に答える刀。梢は軽く眉間に指を当てて過去の事件のことを思い出していた。
「うーんと……この前、金色の光に憑依された猫を見ましたけど……やっぱりあれ、猫じゃないと思うんですよね……今さらかも知れませんけど」
梢は旧市街の猫が多数行方不明になった事件の際、金色の光に憑依された猫を助けるために建物の屋上から落下した過去を持っている。そもそも最初の事件となったあの夜、光る猫を間近で見た最初の人物だ。
「やっぱりそう思うか? まぁ、俺もあの後見たけど……長い耳と跳躍力……」
「んー……生物部部長としても、その意見を推したいですねー」
刀は会話の傍ら、ネット間単に情報収集を続けていた。梢は続ける。
「銀色の光が『餅』に憑依したというのが偶然でないなら……?」
「ああ……やっぱ十五夜関係かな……」
軽く空を見上げた二人の瞳に映るのは、朝から変わらずそこにいる月。
感じるはずのない眩しさに一瞬瞳を閉じたとき、意識の端に違和感を覚える。
「……」
「……」
視線を互いの姿に移すと、うっすらの金色の光に包まれているのが分かる。
「御剣君……これ」
「ああ、気のせいじゃないようだな」
二人は金色の光に憑依されていた。途端、心の奥底から湧き上がってくる衝動。
「……すごい焦燥感……とにかく銀色の光を探さなきゃ……!!」
「……あまり他人に広がると、空の月が周囲に知られるのも時間の問題……それは拙いな」
刀は頷いた。こういった不可思議な事件が起こるのが彼らの日常でありフツウなのだが、これが広がってしまうのは彼らの本意ではない。
彼らはもれいびだ。もれいびは、フツウを守らなくては。
「……行きますか。餅が出たなら、杵も臼も出てくるでしょー。それにこの脚力、ほぼ間違いないでしょー」
一歩を踏み出す梢。金色の光に包まれた脚は、いつになく力に満ちている。
「ああ。事態を収拾するにはとにかく早く銀色の光を捕まえなきゃいけないようだ……おいウサギ、手伝ってやるからそいつらの居場所を教えろ!」
刀は呼びかけるが返答はない。
予想が当たっているかの確証もない。だが、憑依している金色の光からはとにかく強い焦りを感じる。
「ち……居場所までは分からないのか。よし分かった、まずは探してやるか!!」
「ふふ……非科学的にも程がある推理ですが、ほら、何しろ非科学の塊が空に浮かんでますからね。
この際科学には敗北してもらった方が面白いですねー」
こうして二人は事態を収拾すべく、旧市街の空に跳ねるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
まるよし
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月24日
参加申し込みの期限
2015年03月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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