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美化委員会のお仕事日和
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そして、正門から東門へのあたりを掃除していたのは、
先日の生徒会会議
で校庭の清掃に関する提案を出した
御剣 刀
である。
(この学校、木が多いから落ち葉の量も相応だよな)
彼は
橘 勇
と共にざっくりざっくりと作業を進めている。勇は、枯葉を飛ばしすぎないようにと軽く掃き、刀もまた剣術の練習のつもりで(ここ重要)箒を動かし地面の上にある落ち葉だけを掃いていく。
「力を入れすぎても、土を掻き出すだけで意味が無いからな」
「確かに、それは言えてるな」
勇はこまめに枯葉をビニール袋へ入れ、かるく伸びをする。そうしながらも辺りの光景に瞳を細め、季節の移り変わりを実感していた。心なしか、ほんのちょっと寒くなったような気がする。
「しかしもう秋かぁ……。少し前まで夏だったような気がしていたが、季節が巡るのは早いよな」
刀も同感らしく、「そうだよなぁ」と相槌を打つ。よく考えてみればもう直ぐ中間テストであるが、まぁ、それは『今は』考えないで置こう。勇は作業を続けながらふと、こんな事を考えてしまう。
(このまま時間が過ぎていって、数年経ったら俺はどうなっているんだろうか……)
やけに青い空が遠く感じる。2年、3年と進級し、やがて勇も刀も寝子高から巣立っていく。その先、自分はどんな風に歳を重ねていくのだろうか。そんなことを考えていると……、刀が不思議そうに勇を見ていた。
「橘、どうしたんだ?」
「なんでもない」
あぁ、今は物思いに耽っている場合じゃないな、と勇は気を引き締める。刀もまた「まだまだあるし、がんばろうな」とにこっ、と笑って励ました。
(落ち葉だけを掃いていく。この紙一重の力加減や操作は剣術でも役立つ筈だ)
微妙な力加減で掃く刀は辺りを見渡し、大体綺麗になったと実感する。彼は勇と話し合い、別の場所へと移動する事にした。
しばらくして。受け持った場所を終えて武道と猯利の応援に入った陽太と蒼志。沢山ある枯葉を集めては持っていき、だいぶきれいにする事が出来た。4人で別の場所を清掃し、そちらもあらかた終わった頃、陽太は先程まであったごみ袋が無いことに気が付いた。
「あれ? ゴミ袋がないや。ゴミ袋はどこかな……」
不思議に思いつつ辺りを見渡すと、何故かゴミ袋をもってうろうろする蒼志の姿があった。
「? 蒼志くぅーん、どうしちゃったの?」
「陽太先輩……」
心なしか元気が無いな、と陽太が蒼志を見ていると……ぐぅ、と愛らしい音が。どうやら、お腹がすいているらしい。
(数分前の蒼志の様子)
竹箒で丁寧に掃除する蒼志。けれどもさっきからお腹がすいて仕方が無い。
(枯葉、だいぶあつまってきたけど……腹が減ったすね)
ぐー ※お腹の音
(先輩が集めている所に合流させてゴミ袋に入れて……)
ぐー ※お腹の(略
(落ち葉……! 焼き芋が食いたいな。でも、焼き芋屋さんってあんまり見かけないんだよなぁ)
ぐー ※(以下略
掃いても掃いても落ちてくる枯葉に「葉っぱといえども侮れないっすね」なんて呟きつつもお腹はぐーぐーとなりっぱなしであった。
「なぁんだ。お腹がすいてるのか。んじゃ、帰りに何か奢るからさ、これにさっさと枯葉を詰めちゃおうよ」
「?! 有難うございます、頑張るす」
ゴミ袋を手に笑う陽太の言葉に、蒼志は嬉しそうに肯いた。2人はがんばって枯葉をゴミ袋に詰め、指定の場所へと持っていく。
「2人とも頑張ってるねぇ♪ お兄さんもマケナイゾ☆」
武道はいい笑顔で見送る。そうしているうちに、他のメンバーも枯葉を集めている姿を目撃し、彼自身もゴミ袋へざっくりざっくりと枯葉を入れていくのであった。
(サボろうとする人がいないというのは、いい事だな)
咲がいつになく穏やかな気持ちで掃除を進めていると、修が追加のごみ袋を持って来た。音羽と協力して枯葉を入れ、集めている場所へと持っていく。
「結構集まってきれいになってぇ、超いい感じじゃん?」
「そっちの方も終わったのか?」
音羽が顔を上げると、刀が声をかけてきた。傍らには勇も一緒である。
「掃除が終わり次第、集合するように、と若林先生が言っていたよ」
「ありがとう。こっちも終わったところだ」
咲が勇の言葉を受けて言い、修も沢山枯葉が入ったゴミ袋を抱える。よく見れば、他の参加者たちも枯葉を運んでいるようで、掃除は終わったようだ。
武道は作業が終わったかあらかた点検し、にっこり笑う。
「よし、オッケ☆ 委員長にも報告してこっと!」
駆け出しつつ、見えてくる枯葉の山に「焼き芋とかしたら楽しそうかも」と呟く武道。ふと、眼があった杏奈が楽しそうに笑ったので、報告がてら理由を問えば、彼女は「もう少し、待っててください」という。
「? なんだか秘密の匂いだねー♪ 委員長、なになに?」
「もう、直ぐ、わかり、ます」
杏奈の言葉に、武道は楽しそうに肯いた。
5人が集合場所へ向かうと、杏奈が指示を出していた。腐葉土を作る場所へ運ぶ分と、残しておく分があるらしく、それに刀は眼を輝かせる。
「もしかして、焼き芋でもするのかな?」
「! それはそれでいいっすね」
蒼志が食いつき、その様子に修と杏奈が苦笑する。音羽もつられてくすっ、と笑っていると、あらかた作業が終わったのだろう、全員そろったのを見計らい、杏奈が口を開いた。相変わらず緊張気味ではあったが、最初の頃より少し落ち着いたように思えた。
「えと、みなさん、お、お疲れ様でした。お腹がすいている人も、いい居るかとおもい、ます。最後に、皆で、焼き芋を、しましょう!」
差し入れしてくれた人がいる事を付け加え、杏奈はぺこっ、と頭を下げる。同時に歓声が上がり、腹ペココンビの刀と蒼志は思わず笑いあう。そんな2人に杏奈や陽太、武道、咲は思わず苦笑するのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月20日
参加申し込みの期限
2015年03月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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