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桜庭 円
は自宅のアパートで読書中。
にゃーくんが肩越しに本を覗き込んだ。
「ん、これ? 古書店で見つけたんだよ」
カバーが重厚な、やけに古めかしい本。
「『寝子島の知られざる遺跡』。すっごくマイナーで発掘調査もしないような遺跡をまとめているんだよ!」
写真付きで、寝子島の歴史とともに、面白くときにはぶっ飛んだ仮説が打ち出されていてワクワクしながら読める。
「フィールドワークってやつ? ボクたちもやったら楽しそーいこうよー」
「にゃー」
にゃーくんは大賛成だ。
「というわけで来ちゃったー」
翌日、九夜山展望台。
「にゃー」
にゃーくんが肩の上から寝子島の景色を望む。
「晴れてよかったね」
にゃーくんの頭をげしげし撫でる。地図とコンパス、登山グッズ一式。リュックにはにゃーくん用のベッド。食糧と水も十分に持って来た。
「こっからーさらに山奥の……ここだね」
地図の一点を指差す。
「大丈夫、登山道を逸れないから。迷ったりはしないよ」
展望台を背にして、あまり踏みならされていない登山道を歩き始める。
「
埋蔵金一緒に掘り
に来たことあったねー」
あれはにゃーくんと出会って間もない頃だ。
「にゃーくんも生後半年かぁもう大人だねぇ」
あっという間のようでやっとのような。長かったようで短かったような。
「これからもよろしくね」
足元に気を配りつつ、にゃーくんをまた撫でる。するとにゃーくん、円の頬にスリッと顔を寄せて来た。
「ん? 自分で歩く?」
前かがみになると地面へジャンプ。勇ましく円の前を行く。男らしさをアピールしたいのだろうか。
「にゃーくん、結構大きくなったなあ」
にゃーくんの背中を見てしみじみ思う。頼りがいのある猫に育ったものだ。
「にゃ」
突然飛び退くにゃーくん。
「どうしたの?」
覗いてみると、葉っぱの上でカナヘビが舌をちろちろ出している。にゃーくん、猫パンチで対抗しようとするがビビって手が出せない。
「はは、この辺はほぼ家飼い猫の性格って感じだな」
開けた場所へ出る。秋風がちょっと冷たい、花穂をたっぷり付けたススキがサラサラと揺れる草原だ。
「秋らしい景色だねぇ」
ちょっと休憩しよう。ちょうどいい頃合いだ、岩ににゃーくんと腰掛ける。
「ここまで護衛してくれたお礼だよー」
リュックから取り出すのは猫缶だ。にゃーくん目を輝かせる。
「ちょっといい猫缶だよ」
奮発して買った甲斐があった。開けるとガツガツ食べ始める。すぐ横に容器も出し水を入れる。
(さてボクもご飯にするか)
準備を始めようと思ったそのときだ。
(ん……カラス?)
そういえば今日はちょくちょく何かの視線を感じていた。広い場所へ出てようやくその正体を知る。黒一色、ちょっとキザな印象の一羽のカラス。
「大丈夫だよー」
尻尾をピンと立てるにゃーくんを撫でてなだめる。
「餌取ったりはしないと思うよ」
賢そうなカラスだ。
「お腹すいてるのかな」
猫缶をもう一缶取り出した。
「安心して、余分に持って来てるから。夕飯用のは他にあるから」
ショッキングな表情のにゃーくんに説明し、カラスのそばへ。
「お腹すいてるならどうぞー」
少し離れた場所に猫缶と、
「ボクのおやつもあげよう」
アメやチョコレートを置く。
背を向けてにゃーくんの元へ戻るとき、食べ物へ飛びつく気配があった。
「カァ」
一鳴きするカラス。
(お礼かな)
カラスの食事を眺めながら、にゃーくんと並んで昼食。
「この近辺には集落があったんだってー。この広場は……お祭りとかに使ってたかもねー」
昔の九夜山を想像してみる。今の自分のように、この岩の上で食事をしていた村人がかつていたかもしれない。
太陽はいよいよ高くなり、広場には直射があたりポカポカになる。
満腹満足のにゃーくんが膝の上に乗って丸まった。
カラスはもういない。どこかで観察しているのだろうか。
(ボクも寝ちゃいそー)
日なたでうとうとし始める円だった。
<調査ファイルNo.1961
桜庭 円
>
寝子島高校普通科1年2組。
旧市街のアパートに猫と暮らしている。
冒険心豊かでいつも猫とどこかへ出かけているが、
たいてい収穫はゼロのようだ。
猫の餌はとても美味しかった。
残りは持ち帰った。
ろっこん:不明。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月17日
参加申し込みの期限
2015年02月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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