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九夜山が夕陽で赤く燃える。中腹辺りにいた夏朝は頭を下げた状態で歩いていた。左手に嵌めた猫型パペットの口数は極端に少なくなった。
「……休みたい」
夏朝はポツリと口にした。その場に止まって腰を伸ばす。力むような表情で震えたあと、大きな息を吐いた。
辺りに目をやると左方向に轍を見つけた。先の方は木々に囲まれていたが明るい光も漏れている。
「かーさ、行ってみるにゃ。広いところで休めるかもしれないにゃ」
「そうだね」
夏朝は山道を外れて轍の先を目指した。足場は悪くなく、数分で開けた場所に出た。予想を超えた広さに夏朝は目を丸くする。
「こんなところがあったんだね」
奥の方に一本の立派な樹が生えていた。大地に縫い止めるような根の中に白い物を見つけた。
「……あれは」
夏朝の足が前に出た。徐々に勢いが付く。隆起した根に躓きながらも歩みを止めなかった。
足を止めた夏朝は崩れるように座った。左手のパペットを外して下草に寝かせる。代わりに根に横たわる白い猫の縫い包みを両手で掬い上げた。
「白猫さんなの?」
真贋を確かめるような目を向ける。柔らかい毛で覆われた白猫の縫い包みは白い服を着ていた。頬には大きな線状の傷がある。夏朝は縫い目に指を当てた。
「お守りとして僕を守ってくれたんだよね」
白猫を手に夏朝はふらりと立った。頭が不安定に揺れている。
「どこで、なくしたのかな。寝子島の前……小学生の頃に……」
夏朝はこめかみを手で押さえた。忌まわしい記憶には痛みが伴うのか。表情を歪めた。
「夜の山……開けた場所……月が出て……土に塗れた、僕の両手に」
身体が震え出した。自身の頭を両腕で抱え込む。目が尋常でない速さで小刻みに動いた。
「割かれて、切られて、バラバラにされて、土は赤く汚れて無残な!」
根に足を取られた。加速する言葉は夏朝が転倒して途切れてしまった。地面に側頭部を打ち付けた形で動きを止めた。
「ん、ここはどこだよ?」
気絶した夏朝に代わって別人格の夏夜が表れた。その場に座ると握っていた手を開いた。出て来た白猫のお守りに眼付きが鋭くなる。
「このお守りは、奴等にバラバラにされて殺されたはずだけど」
深い思考に陥る前に立ち上がった。身体に付いた枯れ葉を手で払い落とし、寝かされていた猫型パペットを回収した。
「お守りも持って帰るか」
白猫のお守りを胸のポケットに収めると、少し陰のある顔で山を下りていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月11日
参加申し込みの期限
2015年02月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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