this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
自分が自分でいられる場所で
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
11
つぎへ >>
● 秘密基地でスケッチすれば ●
道幅の狭い通路を先に進んでいく。
緩やかな坂の先。
光が見えてくると
小山内 海
の胸は高鳴る。
その先にあるものはもうすっかり頭に入っている。
急勾配の長い石段を登って登って。その先にある小さな更地が、海の秘密の、お気に入りの場所だ。
そこは周囲に剪定の施されていない木々が生えているだけの何もない小さなスペース。
行き止まりになっている上に、更地に行くためには延々と階段を上らなくてはいけない場所だから、ここの事を知っているのは多分。
(私ともう一人だけ)
胸の鼓動を押さえるように、海はスケッチブックをぎゅっと抱き寄せた。
海がその場所を最初に見付けたのは夏の初めだった。
あれは早起きした朝。ふと思い立って散歩に出掛けた。
今思うと、あれは何かの予感だったのかも知れない。
ひたすらに前を向いて駆けた先に、何かがありそうで。
そして実際に、あった。
あの時からその小さな更地は海のお気に入りの場所になったのだ。
最近に来たので印象深かったのは、この前の満月のとき。
月明かりだけを頼りに路地を駆け、更地に行った。
振り返って息を呑んだ。
眼下に街の光がきらきらと輝き、空にはぽっかりと大きな満月。
綺麗すぎるものを見ると、息をするのも忘れてしまう。
息苦しくなって我に返り、なんだかおかしくなってちょっと笑ってしまった。
階段を上るのがかなり大変な場所だけれど、海は思い立つと秘密の場所へと足を運ぶ。
理由があるときもあれば、なんとなく行きたくなるときもある。
今日は後者の日。
うん、やっぱりここからの眺めは絶景だ。
海は待ちきれないようにスケッチブックを開いた。
もう何度ここからの風景を描いただろう。
鉛筆を走らせて、今この瞬間の街を紙の上に閉じこめる。
どれだけ描いても描き足りない。
どうしたらここから見える風景の綺麗さを、心を揺さぶるような感動を、描ききることが出来るのだろう。
スポーツドリンクを飲みながら、海は一心にスケッチに取り組んだ。
街の風景を目に焼き付け、それを白い紙の上に描き出す。
その作業は孤独なものなのに、何かに包まれているような温かいものでもある。
スケッチに疲れると、海は手を止めて街に目をやった。
(なんでだろう……)
来るたびに、ここから眺める街の風景が変わっているような気がする。
(少しずつ、季節が変わってるってことなのかな。それともここに来る時間が関係しているのかも)
それとも……。
街並みを見る自分の心が日々変わっていっているから?
スケッチは嘘をつかない。
秘密の、大切な場所で描いたスケッチブックに、海はそっと手の平を当てた。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
11
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
自分が自分でいられる場所で
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
ねこの珠水
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月04日
参加申し込みの期限
2015年02月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!