――秘密基地。
と言われたら、何を思い浮かべるだろうか。
子どもの頃、友達とこもった隠れ家。
居心地の良い自分だけの空間。
それとも、仲間と過ごす大切なあの場所。
人によってはそれは、森の中の小さな小屋だったり、
図書館の奥まった目立たない席だったり。
あるいは、空き地のドカンの中、
廃墟となった遊園地のコーヒーカップ。
海辺の岩陰、自分の部屋、わいわい過ごす部室だったりもするだろう。
秘密基地の場所は人それぞれ、形もまちまち。
そこにいる時は自分が自分でいられる、そんな空間なら、どこだって秘密基地になりうるのだから。
浅沼 柳司にとっての秘密基地は、木々が生い茂る九夜山にあった。
ツリーハウスと呼ぶにはあまりに簡易的だからと、柳司はそこを
禽の巣と名付けている。
秘密基地といっても、何をするでもない。
静かに本を読んだり、友だちと話をしたり。
時には、沈みゆく夕日を見つめて何かを想うこともある。
そんなのんびりとした場所だ。
――あなたの秘密基地はどんな場所にあって、あなたはそこでどう過ごしていますか?
秘密基地で、あなたはどんな顔を見せるのでしょう?――
ご無沙汰しております。
ようやく身辺が落ち着いてきましたので、寝子島へ帰って参りました。
またどうぞよろしくお願いいたします。
今回は、秘密基地での過ごし方を通してあなたらしさを出しましょう、というシナリオです。
ひとりで、あるいは仲間と一緒に、秘密基地でのひとときをお楽しみくださいませ。
◆場所
シナリオの趣旨にあっていれば、寝子島の中のどこを指定していただいても、指定しなくても、どちらでも構いません。
ただし、秘密基地の説明はすべてアクションの中におさめてください。
寝子島の中にあるのかどうか、きわどい場所でも描写できますが、
その場合は、寝子島の中か外か、夢か現実か、わからないようにぼかして書かせていただくこともあります。
◆人数
秘密基地ですが、1人とは限りません。
友だちや家族と過ごすこともあるでしょうし、思わぬ出逢いもあるでしょう。
自分の秘密基地に誰かを呼ぶ場合、あるいは、誰かの秘密基地に行く場合、秘密基地を共有している場合、
必ずGAを組んでください。
GAを組んでいない場合、同じ場所を指定していても、別日時として扱います。
参加者以外のPC、NPCは登場しませんが、
人物が特定できない程度のちょっとしたこと(おまわりさんに注意される、近所の人に挨拶するなど)は
アクションに入れていただいてかまいません。
◆時間帯
時間帯は自由ですが、あなり長くなったりばらばらになると散漫になりますので、
行動やシーンを絞ってアクションを書くのがオススメです。
◆参考までに
もしも文字数に余裕がありましたら、参考までに秘密基地のイメージカラーをお聞かせ下さいませ。
余らないようでしたら入れなくてもぜんぜんかまいませんのでー。
では、みなさまからのアクションを楽しみにお待ちしております。