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【演目その16 『妖怪退治』(2)】
眉をひそめたルーシーの、しかし決断は一瞬でした。
「うむ、舞台にハプニングはつきもの! 凪よ、アドリブで切り抜けるぞ!」
「……どうする……の……?」
首を傾げた凪へ、ルーシーはやっぱり、自信たっぷり。
「悪逆に堕ちた退魔師を、我ら正義の妖怪が退治するという美しいストーリーへ、路線変更するのだ! なあに、我とお主の美貌、それに演技力があれば、不可能な筋書きなど、何も無いッ!」
言うが早いか、ルーシーは咲……いいえ、今や『メガエラ』となった彼女へ駆け寄ります。妖怪役のエキストラさんが人質に取られておりまして、これを解放しなければならないのです!
そのために、凪にも出来ることがありました……それに。凪にとって、咲は恩人なのです。
「あっははははは! さぁて、誰から斬ろうかな? 君から行こうか、ハハハハハ!」
「……咲……落ち着く……悪いこと……ダメ」
何だか良く分かりませんけれど、混乱しているらしい彼女を、放っておくわけにはいかないのです!
凪は、舞台を吹き荒ぶ強い風をイメージ……途端。
びゅおおおお! 先ほども風神の力として使っていた、彼女のろっこんによる凄まじい風が、舞台を駆け抜け。めくれあがるポンチョ! ヤバイ! もうヤバイ!
エキストラさんたちも激しく風にあおられ、短いスカートはばたばたとはためき風をはらんで浮かび上がり、幾人かにいたっては、すぽーん! とスカートそのものを剥ぎ取られてしまいました。
咲の振るう剣はもちろん、小道具の安全なものでしたけれど。それでも彼女の剣技にかかれば、しゅば、ずば! もう妖怪も村娘の区別も無く、服は裂け、破けてびりびり、ぼろぼろになっていきます。
舞台上の肌色率、急上昇!
「素晴らしいアドリブであるぞ、凪! これは、我も負けていられんな! 行くぞ、咲ー!」
「ハハハ、妖怪は残らず斬り伏せてあげるよ! さあ、来なよッ!!」
横様に切り払われた剣を、ルーシーはヘッドダイビングできわどく潜り……がっしと掴みました。咲の身につけた衣装の、ズボンを。
「ふふふ……咲よ。お主には少々、灸を据えてやらねばならぬな? 観客にひとつ、特大のサービスをしてもらうぞ!」
そして、すぽんっと一気に引き下ろしました。
ズボンを! ああ、なんということでしょう!
パンツごと、一気に!
「ああ、これからが良いところなのに……! 主が起きちゃう……しくったなぁ。でも、僕はまた現れるよ。主に代わってね、ハハハハハ……!」
高笑いと共に、退魔師は己を取り戻した。
「……ハッ!? ここは……今まで何を……?」
「うむ! どうやら、悪い妖怪にとり憑かれておったようだな!」
目覚めた退魔師はあたりを見回し、そして己の所業を目にした。ヒーローたる退魔師ともあろう者が、人々を手にかけようとし、なおかつ仇敵たる妖怪たちに止められるなどという、惨たんたる醜態を演じてしまったのだ。
退魔師は茹で上がったように顔を真っ赤に染め上げたが、妖怪たちの頭目がとりなすことで、村人たちにはこれを不問にすることを約束させた。一時混乱の中にあったとしても、これまでの退魔師の功績はやはり、大きなものであったのだ。
「これからは、人も妖怪も、手を取り合って生きてゆこうぞ! のう、皆の者!」
「仲良く……する……」
雷神と風神とて、今や彼らにとっては恩人なのである。その言葉に反対する者はいなかった。
こうして村には平和が訪れ、妖怪絵巻はここに、幕を閉じることとなった。
しかし、退魔師の旅は終わらない。この世にはまだまだ、人に害成す妖怪はごまんと溢れているのだ。
一時踏みとどまったとしても、退魔師がヒーローたることを止めることは無い。どんな失態を演じようと、醜態にさらされようと、恥辱にまみれようとも! 退魔師は退魔師であり続けるのが、定めなのだ……!
何だか下半身がスースーとすることに、我に返った咲は気付きました。
じわじわと背筋を這い登る嫌な予感と共に、視線を下のほうへと向けますと……。
履いてない。ズボンもですけれど、それはこの際置いときまして。いわゆるひとつの、ノーパンですこれ!
「……~~~ッ!?!?!?」
何とも幸運なことに、手に持っている剣が上手いこと隠してくれていたのが大ラッキー、一歩間違えばこれ、大惨事!
「おお、目が覚めたか? お主のおかげで劇の筋書きは狂ってしまったが、なあに気にすることはない! アドリブは大いに舞台を盛り上げるものであるからな! それに!」
快活に笑ったルーシーが、観客席のほうを指差します。
釣られて咲がそちらへ目を向けますと……ひらひらひら。
「お主の最大のサービスは、観客への最高の贈り物となり、思い出の品となるであろう!」
「えっ」
ひらひらひらと舞い落ちるそれは、ルーシーが先ほど観客席へと向かって、美しいフォームのオーバースローで投げ込んだたもの……咲は見覚えがありました。大いに。
ひらひらひら……それはやがて、どこかの紳士の手の中へと向かって落ちていき……。
「さ……咲のパンツがあああああああああ!?」
<『妖怪退治』 おわり。>
「……エクセレント! 素晴らしい! 女性の持つ美を全面的に押し出した、華やかな舞台でしたね。
お話はシンプルな筋書きと思いきや、待ち受けていたどんでん返し。舞台機構を使いこなした演出に、派手なアクション! 惜しげもなくさらけだした、艶やかな肌!
人体の醸し出す精緻な美というものを、彼女らは良く理解されているのでしょうね。これは実にすばらしいことでありまして……」
凪もこんな格好をしておりますけれど、恥ずかしいのです。羞恥心はちゃんとあるのです。
それならなぜちゃんと下着を履かないのかと言いますと……何ででしょう?
それはともかく、そんな凪の恥ずかしいと思う気持ちが、突き刺さるように届く男性諸氏の熱い視線に、彼女なりの基準によるところの限界点を突破してしまったのは、リッカルド町長のコメントのさなかでありました。
ぼわ、とお顔を真っ赤にしながら……イメージしたのは、台風のごとき強い風。それこそが彼女の、ろっこん発動のトリガー。
「ん? 凪、どうしたのだ?」
「……恥ずかしい……」
途端。
ごおおおお……!! これまでにない最大級の暴風が、ステージで荒れ狂います!
「も、もういやああああああ!?」
「おおっ、最後にサプライズというやつであるな! 当初の劇の予定とは随分変わったが、我は概ね満足であるぞーっはっはっはっはー……」
薙ぎ払うような凄まじい風が、咲を、ルーシーを、エキストラの皆さんを、そして凪自身を。
ありとあらゆる衣服を剥ぎ取りながら、全員まとめて、びゅおおおおっと舞台袖へ吹き飛ばしてしまいました……!
そしてそれを、
「きゃああああ、咲ぃぃぃ! あの暗い表情の演技も最高だったし、恥ずかしがってる真っ赤っかなお顔も最高よーーー! ふぉおおお、やっぱりうちの妹たちが、一番よッ!!」
矢萩 秋
さんが、全てを克明にカメラで激写、激写! 全部まるっと、映像に残していたのでした。
妹さんには全く持って、ご愁傷様! でありました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
160人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月14日
参加申し込みの期限
2015年03月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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