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【無敵のカップル!】
演劇祭当日の朝。
天馬 ひびき
は、いつも一緒のはやぶさくん、ペガサスのぬいぐるみをぎゅっと抱き締めて、
「お出かけ、連れて行ってあげられなくてごめんね。
おうちで、良い子で待っててね?」
そう言い聞かせておりました。
今日は大好きな彼とデート! なのです。
デート、なんて言ってしまうと何だか恥ずかしくって、もにゅもにゅしてきてしまうもので、はやぶさくんには『おでかけ』と称しておりましたけれど。
あと恋人っぽく彼とか言うと、これもまた恥ずかしくってもだもだしてしまうもので、口には出しませんけれど。
(だって……恥ずかしいんだもんっ)
イマドキ珍しいくらい、純情オトメチックなひびきちゃん。今日は白のワンピースに、彼(きゃっ、と恥じらいながら)が夏にプレゼントしてくれた、貝殻のネックレスを身に付けて。
お見送りしてくれるはやぶさくんへ、
「いってきまーす!」
と手を振り振り、胸をどきどきと高鳴らせつつ、お出かけしていきました。
そんなわけでして、合流した彼こと
骨削 瓢
と一緒に、ひびきは二階席で観覧中なのであります。
「はいっ、瓢さん! あ、あ~ん……」
「あーん。はも」
「おいし?」
「ひびき嬢に食べさせてもらえるなら、何だって美味いさぁ」
「瓢さんったら、もうー! きゃっ」
アツアツ。イチャイチャ! 観劇に熱中するあまりに食べそびれていたという洋風幕の内弁当を、ひびきは愛しの彼(きゃー!)にあーんしてお裾分けしてあげながら、アツアツのイチャイチャで食べておりますところです。
お昼時にはそんな光景こそ、そこかしこでカップルたちが見せていたものでしたけれど……少しばかり時間の遅いお食事風景は、これがけっこー目立っていたりしまして。それも二人、ぴったりと寄り添ってがっつりラブラブ空間を形成しておりますもので、周りの視線は完璧シャットオフ、気付きません。
まぁ瓢さんは、独り身っぽいお客に視線を向けては、にーっ、って笑ったりしておりましたけれど。純粋オトメなひびきちゃんはもちろん、そんなことには気付かないままなのです。
「はいっ、あ、あ~ん……」
何回やってもテレテレと頬を染めながら、お箸を瓢のお口に運びながら、
「ねっ、瓢さんは劇って、好き?」
「そうだねぇ。滑稽な喜劇は大好物さぁ」
「本当? ひびきも楽しい劇って、大好き!」
今日もいくつもの劇が上演されて、二人は観劇を楽しんできました。そのひとつひとつを思い返しては、
「『ヘンゼルとグレーテル』は、可笑しくって笑っちゃったよね! 『ぼびなむ』? はすごくてびっくりしちゃったし、凛ちゃんたちの……えーっとね」
「『Phantom Thief Rhapsody』かい? あの怪盗の盗みっぷりは、痛快だったよねぃ」
「そうそうー! もう、ドキドキしちゃった! それにそれに、ね、即興劇も楽しかったの! 『あやかしホームルーム』のあのシーンとかね、もう、ふわーってしちゃって……」
気付けば幕の内お弁当は美味しく完食。片付けを済ませたら、
「劇って、素敵だなぁ。だってテレビと違ってね、舞台に手を伸ばしたら……届きそうなんだもん」
そんな風に笑ったひびきの手を、きゅっとあたたかいものが包みました。
「あっ……」
すぐ横には、彼の笑顔。握られた手から伝わる体温。どきどき、心臓の音まで聞こえてしまいそう……!
ひびきはもう、真っ赤っか! しゅわしゅわと湯気が立ちそうなほどに頬を染めながら、彼を見つめ返しました。
「そうだ。ちょいと待っといてくれるかぃ?」
「あれ、どこ行くの?」
きょとんとしたひびきへ、瓢は立ち上がってくるりと振り返り、言いました。
「ひびき嬢に、粋なプレゼントをひとつ。差し上げたくなってねぃ」
期待に染まっていく愛しの彼女の顔へと笑いかけ、瓢はひとり、行動を開始しました……折りしも壇上では、とある劇団による公演が、そろそろ終幕というところ。実に良い頃合です。
まずは舞台裏へ、スタッフを装ってあっさり潜り込むと、
(ここからが、あっしの腕の見せ所さぁ)
すすすすすっ。全く持ってナチュラルに、舞台袖へと侵入!
舞台の上ではちょうど幕が下りて、カーテンコールへと突入したところ。届く司会者さんの声を聞きながら、瓢はにんまりとほくそ笑みながら、目ざとくそれを発見。早速、動かし始めました……舞台の演出装置を動かすパネルを!
(あっしとひびき嬢のために、犠牲になってもらうよぃ!)
スモーク、ONッ!
「はぁーい、『劇団モブズ』さんによる演劇、『黒鯨 ~モブー・ディック~』をお送りいたしましたー! 何ともこう、うん、ええと、コメントできないくらい素晴らしい劇だったわよね! 舞台では今、カーテンコールに花束贈呈が行われておりまーす、まぁ何て綺麗なバラの花束……って何? 何なにナニこの煙ー!? ちょっと誰、スモークの装置弄ってるの、ぶわーーー!?」
ぶしゅーーー! と舞台から勢い良く噴き出したスモークが、ハルさんと、名も無き劇団員の方々と、あと花束贈呈中だった名も無きファンの女性もみんなまとめて、すぽーん! とフッ飛ばしてしまいました……お気の毒なことに。
そして立ち込めたスモークの中から、颯爽と現れる人影。宙を舞った花束を、寸分の狂いも無くバッチリ、キャッチ!
「ひびき嬢への贈り物に、こいつを頂戴するよぃ!
はっはっはっはぁ」
瓢さーん!
「目的は達した、後は逃走あるのみ! おさらばさぁ」
すたこらさっさ! 巻き起こるざわめきの中、瓢は瞬く間に姿をくらまし消え去ってしまいました。さすがの逃げ足!
「ンモー、何なのよこれー!? お姉さんこんな演出聞いてないわよ、あいたたたぁ……」
後には床にすっ転がったハルさんと、死屍累々といった劇団モブズさんたちが残されるばかり、でありました。
そんな混沌の一幕を、観客席で見つめておりましたひびきちゃん。
そのご感想は、
「す……すっごーい! 瓢さんの、サプライズな舞台のプレゼント……ひびき、感動しちゃった。えへへ、ありがとうっ、瓢さん!」
……疑うことを知らない、純真オトメなひびきちゃんにかかれば、愛しの瓢さんの悪事の全ては、きらきらと素敵なビジョンへと変換されてしまうのでした。
このカップルにはもう、叶いません……!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
160人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月14日
参加申し込みの期限
2015年03月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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