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嵐の夜に、猫鳴館にて
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【4】
自室でおにぎり作りにいそしんでいるのは、
綾辻 綾花
だった。
自宅は旧市街にあるものの、寮を離れがたいと感じた彼女は、自室で台風の通過を待つことにした。
猫好きで、猫からも好かれるタイプの彼女は、周辺の野良猫たちが避難して来るに違いないと考え、風が弱まった隙にホームセンターまで出かけて、キャットフードもしっかり買って来た。部屋には更に、大小の懐中電灯と猫のための水も用意されている。
机の上では、ラジオが終始、台風情報を流していた。
彼女はその情報に耳を傾けながら、せっせとおにぎりを握る。
と、ラジオの音に人がいると知ってだろうか。ドアをノックする者がいた。
「はーい」
作業を中断してドアを開けてみれば、そこに立っていたのは
骨削 瓢
だった。
「何か、ご用ですか?」
「台風対策している中、野暮なご注進かもしれないけどねぇ。シェルターがわりと言っちゃなんだが、地下帝国への避難って方法もあるんだよぃ。というか、逃げるなら、今のうちさねぇ」
尋ねる綾花に、瓢は言う。
それを聞いて、綾花は笑って返した。
「ありがとうございます。でも、今は部屋にいます。周辺の野良猫たちが、避難して来るかもしれませんし……ここを離れがたくて、残ったわけですから」
「そうかい? それならまあ、好きにしなよぃ」
小さく肩をすくめて瓢は言うと、踵を返そうとする。それを、綾花は呼び止めた。
「あ、待って下さい。……よかったら、これをどうぞ」
差し出したのは、ラップにくるまれたおにぎりだった。二つある。
「今ちょうど作っていたので。おすそわけです」
「おや、うれしいねぇ。具はなんだい?」
受け取りながら、瓢が問う。
「梅干しと、おかかです」
「そりゃ楽しみだよぃ。小腹が空いた時にでも、食べさせてもらうよぃ」
答える綾花に言って、瓢はもらったおにぎりを手にそこをあとにした。
それを見送り、綾花はおにぎり作りを再開する。
やがて炊いたご飯が全ておにぎりに変わったところで、手を止めると、今度はお茶を作って水筒に詰める。
それらを終えると彼女は、軒下に吊るしてある身代わり猿に向かってそっと手を合わせた。
(今度も、何事もなく台風が通り過ぎて行きますように)
前の時にもこうやって願をかけて、無事だったのだ。今度もきっと、守ってくれると信じて。
ややあって顔を上げると彼女は、板や釘などを手に外に出た。窓ガラスが割れることを防ぐため、窓に板を張る。それが終わると、外に風で飛びそうなものがないかを確認してから、部屋へと戻って行った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月23日
参加申し込みの期限
2015年01月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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