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怪人セブンの復讐
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次々と志願者が現れる中、すすんで人質として残る者たちもいた。
恵御納 夏朝
は、今までの泉月花の会話がどうしても引っ掛かっていた。
(あの、加納とかいう叢雲教団の人……怖いし、信用できない。『依頼を成功させれば、身の安全は保証しましょう』って言ってたけど、なら……、依頼に挑むわけじゃない、残る側の安全は……? 残る人の安全に関しては明言されてない……!)
恵御納が確信を得たのは、先ほどのシグレと泉月花の会話だった。
どこかパズルのピースが抜け落ちたような話の内容で、彼女の違和感は1つの結論を導いた。
『人質たちは依頼の成功・失敗に関係なく、処刑される』
今、こうして志願者を集めているのは、何かしら試されているのではないか?
だとしたら、人質を選んだ者たちの末路は……!
(人質で残る側は、いつ解放されるか分からない。……解放されるより前に何かをされるかもしれない)
恵御納を使命感が突き動かす。
「……残るみんなが不安だから、僕も残るよ」
手を挙げ、泉月花へ意思を表明した。
すると、泉月花は恵御納をまるで虫でも見るかのように冷めた目付きを向けてきた。
(やっぱり……、僕たちに何かするつもりだ……! 動きやすい長袖とポケットの多いサロペットジーンズを選んで正解だったかも)
両親に荷物を送付するために郵便局へ寄った帰り道にさらわれた恵御納。
すぐさまポケットの中を確認する。
梱包用の布テープ(耐水性)と、ろっこん発動用のねこシール。
(今日はたくさん荷物を送る必要があったから、僕のろっこんで『軽く』するためにシールをいっぱい使った帰り道だったっけ……)
気になるシールの残りは……。
(5枚組のねこシールが3枚……。つまり残り15枚……)
意外と余裕がないかもしれない、と焦る恵御納である。
双葉 仄
は苛立っていた。
「情報収集出来ると喜び勇んで黒服どもに同行したら牢の中に案内されただと……?」
解せぬ、と吐き捨てる双葉。
「セブンの『歌劇』事件後も私は調べ続けて叢雲と泉月花に辿り着いていたのに」
双葉は独自に探偵めいた事を継続していたらしく、つい最近、泉月花の情報を掴んだばかりだった。
叢雲が拉致しに現れたときは、なんと自分から付いていくという破天荒ぶり。
だが、それがどんなことを意味するのか、彼女は少し考えるべきだった。
「まったく酷い仕打ちだ。これまで使った金と労力返せ、泉月花」
「呼び捨てにしないで下さい。“さん”付けしなさい、このオマヌケさん?」
「誰がマヌケだとっ?」
噛み付く双葉をせせら笑う泉月花。
「これこそ飛んで火に入る夏の虫……今は秋ですからコオロギが妥当ですね」
泉月花はコルセットに差し込んでいた扇子を広げながら言葉を継げた。
「黒服たちから聞きましたよ? 『泉月花に会わせろ、直接話がしたい』ですって? 良かったですね、今、こうして実現したじゃありませんか、人質として」
「いい加減にしろ、私はお前に会いに来た客人だぞ」
「客人ですって? 客としてもてなすかどうかは、ホストのあたしが決めることですよ、双葉さん」
ころころと声を上げて泉月花は笑い転げた。
「大体、拉致のために現れた黒服を『教団からの迎えが来た』と喜ぶ神経は、仕掛けたあたしもどうかしていると思います」
「うるさい、私は本当に堂々と調査ができると思っていただけだ! ……くっ、泉月花、お前は絶対に恥をかかせてやるからな! その為にも、私は人質としてここに残ろう!」
これで双葉も人質側として居残りが確定する。
「しかし泉月花、随分と無用心だな? 私たちの手足を拘束しなくていいのか?」
双葉の言うとおり、痛めつけるだけ痛めつけておいて、人質の全員を縄などで拘束をしていないのが不自然である。
だが泉月花は不思議そうに問い返した。
「ろっこんの使えないあなた達に何の脅威があるのですか?」
つまり、格闘ゲームでいう『舐めきったプレイ(舐めプ)』であった。
「自分のろっこんに頼りきりのもれいびたちなんて、ろっこんが使えなければ地面を這い回る蟻に等しいですもの。いつでも踏み潰せますからね」
「そっちだって無力化ろっこんに頼っているじゃないか」
これに
八神 修
が反論した。
「そこまで言うなら、その男の無力化ろっこんを解除してみるんだ。それで脅威がなければお前の言うとおりだ」
八神、泉月花を挑発して無力化ろっこんを解除させようと試みる。
解除した瞬間、彼のろっこん『分解』の進化能力『目視した対象の分解』で鉄格子を分解しようと画策しているのだ。
泉月花は調査リストに目を通したあと、八神の言葉を鼻で笑った。
「その手には乗りません。八神さんのろっこんは物質の破壊、もしくは分解だとここに載っています。原理や発動条件までは定かではありませんが、口車に乗るわけには参りません」
チッと八神は舌打ちをした。
それに、と泉月花は続ける。
「この男のろっこんを解除した瞬間、あたしは八神さんを真っ先に射殺しますけど? それでもいいのなら今すぐに解除致しましょう」
ベレッタの銃口を八神へ向けて威嚇する泉月花。
「……悪かった、俺も人質としておとなしくしていよう」
八神は両手を挙げて服従の意思を泉月花に表した。
そんな八神の前に、1人の少女が庇うように立ち塞がる。
「もし八神さんを撃ったら、私はすかさず貴女を殺します……!」
常闇 月
は両手を広げて八神の前に立って守る。
閉じられた目が開かれると、漆黒の瞳に荒ぶる殺意が宿っていた。
(幸い、暗器は没収されずにここまで来れました……。引き金を引いた瞬間、鋼糸を飛ばして貴女の首を絡め取ります……!)
八神と常闇はデート中に拉致された。
繰り返す、デート中である。
2人が仲良く買い物を楽しんでいる最中、黒服たちに出会ってしまったのだ。
八神は常闇に「俺のことは構わず逃げろ!」と言ったのだが、常闇はそれを拒んだ。
(大切な人を拉致されて、みすみす逃げるような真似は出来ません……!)
抵抗はしない、と約束した上で、八神を守るために常闇はここまでやってきたのだ。
……しかし、あまりにも見知った顔が多いことに常闇は面食らっていた。
(セブン事件で関わった人たち……『名も無き英雄たち<ネームレスヒーローズ>』ですか……。私はそんな大層なものではありませんが、大切な人たち……私の“居場所”をなんとしても守ります)
今にも飛び掛りそうな常闇に、泉月花は眉をひそめる。
「あらあら……、常闇さん、顔が怖いですよ?」
そう言うと、泉月花は両手を拳銃に添えて、呼吸をするかのように……。
タンッと乾いた音とともにベレッタを発砲させた。
牢の中は悲鳴で溢れ返り、その多くが一斉に飛び退いた。
銃弾は常闇の顔の真横を素通りし、真後ろのレンガの壁に穴を開けた。
「あら、外れてしまいました」
「……最初から威嚇射撃のつもりだったのでしょう? 殺意が、……感じられませんでした」
一般人とは違う後ろめたい生活を送ってきた常闇は、他人の発する僅かな殺気や気配に敏感である。
まったく動じない常闇に、不満の表情を浮かべる泉月花。
「……1発、弾を無駄撃ちしてしまいましたね」
辺りに撒き散らす硝煙の香りが、人質たちの恐怖を煽る。
その恐怖に歪んだ顔を見たかった泉月花にとって、常闇の無表情はとても腹が立つものだった。
「……私も人質として残りましょう。八神さんを、……いえ、人質の皆さんに危害を加えさせません」
常闇は八神を庇いながら、牢の後ろへ下がっていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
オールジャンル
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月07日
参加申し込みの期限
2015年03月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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