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怪人セブンの復讐
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時間は少し遡る。
隠密A班と分かれた骨削は、最上階にいる親玉、ビリオンへ謁見しようと急いでいた。
そのためにエレベーターを探していたのだが……。
「この迷宮は難儀だよぃ……」
入り組みすぎた迷宮は、エレベーターまでの道を阻む。
そのうちエレベーターではなく、階段にたどり着いてしまった。
「仕方がないねぇ、このまま上の階へ行こうかね?」
2Fに上がった骨削は目を疑った。
3Fに上がるための階段がないのだ。
神魂の影響で、雑居ビル内の配置自体が変化していたのだ。
「勘弁して欲しいさね、また階段を探せっていうのかい?」
スコップを担いで迷宮を彷徨う骨削。
しばらくすると、鉄の扉と階数ランプの付いたフロアに出た。
エレベーターだ。
「ヒッヒッヒ! これで5階へ直行出来るねぇ! まさか乗ったら異次元へ飛ばされることはないだろうからねぇ?」
そう言って上昇ボタンを押す骨削。
しばらくして、エレベーターが2階で停止、扉が開く――。
爆音。
エレベータートラップは、こうして骨削によって5階まで行かずに、2階で暴発してしまった。
悲惨なのは骨削である。
突然の爆発に吹っ飛ばされ、無色の炎に全身を焼かれてしまう。
「あちちちちち! 一体何が起きたのさね!?」
状況を理解できないまま、制服の上着を脱いで地面に叩きつけて消化。
ズボンも同様に脱いでなんとか重傷を免れた。
だが、服はボロボロ、やむなく下着姿で館内をうろつく羽目になった骨削である。
「そういえば、あのヒゲのおっさんが炎を操るとか言ってたよぃ。余計なことしおって! 丸焼きになるところだったじゃないかい!」
憤る骨削だが、下着姿の自分自身の状況にモチベーションが下がっていく。
そんな彼の目に飛び込んできたのは……。
「放送室……? こりゃあ渡りに船だよぃ!」
そういうと早速スコップで鍵を破壊し、中へ侵入。
マイクの電源を入れて、先ほどの名乗りのシーンへ繋がるのである。
『おたくらは何のために戦う? 脅されているから? なら真の敵は誰だい?』
館内放送で語りかける骨削。
『奴らの口車に乗せられてそれまで存在さえ知らなかったあっしらと、既にその蛮行を目の当たりにした業雲のどっちが正しいか、よーく考えてみておくれ? あっしを信じろとは言わんが、疑うべきはどっちだろうねぇ?』
「……あの馬鹿……! 無事に戻ったら飯抜きだ……!」
如月が頭を抱えた。
「ま、何かしらやらやすとは思ってたけどね」
逆巻は眉間にシワを寄せながら放送に聞き入っている。
「骨削の野郎、最初から裏切るつもりだったんだな!?」
犬神の怒りが更に加速する。
『さぁさぁ、賢いおたくらは、どっちに加勢するかなんて分かりきったこと……って、いきなり何かね、おたくら? 今、あっしは大事な話を……』
スピーカーから数名の足音が聞こえてきた。
そして、聞き慣れぬ男の声。
『やっぱり偽物か。俺が誰か知らないとはな……』
『はぁ? 知るわけなかろうが? メサイアの下っ端に用はないよぃ。ここにメサイアのリーダーのビリオンはんって方がいるって聞いたんだが、はやく会わせてもらえないかね?』
骨削の問いに、男の漏れる溜息の声が聞こえた。
その反応が不服だったらしく、骨削は声を荒らげた。
『なんなのかねぇ、その人を見下した態度は? こっちは叢雲に捕まったところを命からがら逃げてきたっていうのにねぇ。あっしはビリオンはんに叢雲の情報を献上しようとここにやってきたんだよぃ、ほら、早く会わせておくれ』
骨削の抗議のあと、数秒の間が空く。
そして、唐突に響く、じゃここんっというスライド音。
『ちょ、銃なんて向けて物騒だねぇ? 一体、どういう了見なのか、説明してもらいたいよぃ!』
聞こえてきたのは、数名の男性の嘲笑。
『ここまで来ると、馬鹿を通り越して哀れだな……』
発砲音1発。
同時に骨削の悲鳴がスピーカーから流れた。
『もっと芝居をするなら上手にやるんだな。それと情報なら間に合っている』
『ま、まさ、か。おたくが、ビリ――』
骨削の声をかき消すように、連続して銃声が鳴り響く!
「近いぞ、この上、2階からだ!」
志波が天井を見上げて叫んだ。
数秒続いた発砲音が止むと、男たちの会話がスピーカーから流れた。
声からして、4名ほどいるようだ。
『死にましたか?』
『ああ、多分な。これだけ蜂の巣にされれば、もれいびだとしても助からないだろう』
『ビリオンさん、ガキ相手に容赦ねぇな。全然躊躇しないもんなぁ!』
『もれいびは非常に強い生命力を有している。言い換えれば死ににくい。一発で殺せると思うな』
『うぃーっす。でもわかんねぇっすね? なんでこいつ、メサイアの構成員だって名乗ったんですかね?』
『さあな? どうせ、油断させて俺たちを奇襲するつもりだったんだろうよ』
骨削の主張は、メサイアたちに一蹴された。
彼がメサイアである証拠を持っていたり、リーダーの顔と名前が一致していたら、こんなことはならなかっただろう。
しかし実際、骨削がそれらを証明できる物品や情報を有しておらず、仮にもし彼がメサイアに所属(所属していてもリーダーの顔も知らないようでは末端も末端の下っ端だろう)していたとしても、同じ運命が待っていたと言わざるを得ない。
「……楢木、大至急アリーセ嬢にメールを送ってくれ」
シグレが強ばった顔で楢木に言った。
「骨削が撃たれた、応急処置の準備を急いでくれ、と……」
楢木のスマホを握る手が震える。
「……了解っす」
こみ上げる様々な感情を喉元で留めつつ、楢木は素早くメールで黒依に連絡を入れた。
「如月、逆巻。俺たちは骨削の安否確認をまず行う。裏切ったとはいえ、見捨てるわけにはいかない。だから、当初予定していた援護行動がしばらく出来ない。戻ってくるまで堪えてくれ」
「……了解した。シグレ先輩たちがいない間、C班がB班の支援を行う」
如月が険しい表情を浮かべる。
「こちらも了解だよ。といっても、僕らのやることは変わりないけどね」
初めから3Fまでを完全制圧する事を目的としている逆巻率いるB班。
今は少しでも先へ進みたいところだ。
しかし、班員から反対意見が飛び出した。
「はぁ? ちょっと待てよ、裏切った上に死に損ないの骨削なんて構うことねーだろォ!?」
犬神が目を血走らせながら吠えた。
「アイツが撃たれたのは自業自得じゃねェーか、しかも聞いたろう? あれだけ撃たれてたら助かる見込みなんてないぜ!? それより、捕まった李の救出に力を入れてくれよ! まだ李は生きてる! でもこれじゃ、いつ殺されてもおかしくねェだろ、なァ!? 李が死んじまったら……俺様は……もう抑えられねェぜ……?」
怒りでこめかみが痙攣する犬神。
それに御剣も同調した。
「俺も今は敵を倒す事に集中したい。全員で短期決戦に持ち込めば、それだけ捕まった李や撃たれた骨削へ対応出来る時間も増えるはずだ」
御剣も奥歯を噛み締め、必死に爆発しそうな怒りを押さえ込んでいた。
強硬派の2人に対し、三城が真っ向から対立した。
「いけません! どんな人でも、愛をもって接しなくては! 僕のろっこんがあれば、応急処置ぐらいは出来るかもしれません! 今すぐ骨削さんを捜索して、安全な場所へ搬送するべきです!」
「ヒーロー的な意見を言わせてもらえば、同時進行で2人の救出をせざるを得ないな! 三城に賛成だ!」
ザ・ストレイトも大きく頷いた。
「ちょーっと待って欲しいだよー? ここで喧嘩しても時間が過ぎるだけだよねー?」
チーム内の対立に見かねた三ヶ島が真ん中に入って仲裁をした。
「ここはさー、【情報班】の2人の意見に従うってどうかなー? みんな、ヒートアップしすぎで視野が狭まっている気がするよー?」
三ヶ島のトゲのある口振りに、その場にいた全員が沈黙してしまう。
(とは言うもののー、これは弱ったもんだねー? やっぱり、急造のチームじゃこの程度が限界なのかなー?)
1つのアクシデントで、強固に見えたチームワークはたちまち瓦解しそうなこの状況に、三ヶ島は「滑稽だ」と半ば笑いがこみ上げてくる。
勿論、それを必死に抑えつつ、彼女は普段通りにニヤニヤと不謹慎に口元を歪ませていた。
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ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
オールジャンル
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月07日
参加申し込みの期限
2015年03月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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