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アナタの後ろにダレカいる
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■
下校時刻はとうに過ぎ、校内は静まり返っている。
照明が消された暗い校舎内を
服部 剛
は一人歩いていた。
帰り際に声を掛けられ、教師の用事を手伝っていたら随分と時間が経っていたようだ。校舎内に人気はない。
「夜の学校……最っ悪! しかも俺一人だけやんか~! 戻って、先生と帰ろうかな……小学生か、俺は」
足を進める度に静かな廊下に足音が反響し、それを怖がってしまうという悪循環。
自分の発言に突っ込みを入れてみるが、恐怖を紛らわせるどころか状況を声に出したことで、妙に意識してしまう結果となった。
情けなく眉を下げ、辺りを窺うように視線を走らせる。
教室の中、廊下の曲がり角、窓の外……闇に彩られた各所から、何か恐ろしいものが出てくるのではないかと勝手に想像をしてしまう。
剛は左右で色の違う瞳に怯えを浮かべながら、早く学校を後にしようと足を速める。
階段を下りきったところで、ふと、背後に気配を感じた。
自分以外にも残っている生徒がいたのかと、剛は足を止めて振り返る。が、そこには誰もいない。
「……誰かおるん?」
剛の声が反響するばかりで、返事は返ってこない。
「なんや、気味悪ぅ……」
耳に痛い静寂と不気味な雰囲気に耐えかね、剛は再び歩き出す。
頭に浮かぶのは嫌な想像ばかり。それを打ち消すように今日の夕飯の事を考えたり、好きな歌を歌ってみたりするが、不安感は大きくなる一方だ。
「やっぱり、誰かおるんちゃうん……? 誰かおるんやったら、ふざけんのも……大概にしといてや……!」
消えない背後の気配に振り返り、今度は先程より大きな声で問い掛けてみる。しかし、返ってきたのは静寂のみだった。
明らかに気配を感じているのに、振り返ると何もいない。
剛の心臓が、どくどくと脈打つ。意識せずとも、歩む速度はどんどん速まっていった。
急いで靴に履き替えて半ば転がるように学校を出る。
一刻も早くこの場から離れようと走り出すが、背後の気配は消えない。
もう、振り返ることは出来なかった。
焦燥感と恐怖がせり上がってくる。呼吸が苦しいのは、全力で走っているからだろうか。それとも、恐怖で上手く呼吸が出来ないのか。
背後の気配は遠ざかることも近付くこともせず、一定の距離を保ったまま。剛がいくら速度を上げても変わる様子はない。
表情を恐怖に歪めながら走る剛の様子にすれ違う人々が振り返ったが、それを気にしている余裕はなかった。ただただ、剛は背後の気配から逃れるために走り続ける。
頬を伝い、落ちていく水が汗なのか涙なのかそれすらも分からない。とにかく、逃げなければと必死だった。
自分がどこを走っているのかも分からないまま、もつれそうになる足をどうにか動かす。
気がついたら、見慣れた景色があった。どこをどう走ったのかは分からないが、いつの間にか家の前にいた。
剛の顔が安堵に緩む。肩で息をしながら、こめかみを伝う汗を制服の袖で乱暴に拭う。
もう、背後の気配はない。
「良かっ……たー……もう夜の学校で一人は勘弁……というか、俺は独りにしちゃあかん奴やな……知っとったけど」
今度教師の手伝いをすることがあったなら、必ず誰かと一緒にしようと心に決めて気の抜けたような声を零しながら、家から漏れる明かりを見つめる。
ようやく自分の顔が汗とも涙ともつかない液体でぐしゃぐしゃになっていることに気付くと、乱暴に手の甲で液体を拭った。
「さて、こんなひっどい顔のままやと心配されてまうな。表情を直してー……笑顔笑顔。剛さんは爽やかイケメンやで……っと、よし」
鏡を見るまでもなく、自分が酷い表情をしているだろうことは分かる。
気分を取り直そうと意識して軽口を呟きながら、唇を尖らせてみたり歯を見せてみたりと恐怖に固まっていた顔を動かす。
顔の筋肉がほぐれたところで口角を上げて笑うと、剛は扉に手をかけた。
「ただいまぁ」
□
「青少年の怯える顔……イィ、スゴクイィ」
岩国 ソワカ
の赤い瞳が愉悦に歪む。
たまたますれ違った男――剛は何かに追いかけられていたらしい。彼を追い掛けることは出来なかったものの、その姿はソワカの悪戯心に火を点けた。
「では……今日のメニューはこれに決まりです」
まずはターゲットを探さなくては。ソワカは瞳を光らせつつ、手近にあった自販機の隙間へ姿を消した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青崎灰次
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
ホラー
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月03日
参加申し込みの期限
2015年02月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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