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アナタの後ろにダレカいる
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■
今日は月に何度かある夜勤日である。体力はあるので朝からの勤務にさほど疲れは覚えないものの、精神的には辛いところがある。
今のところ受け持っている患者の容態が落ち着いているのが幸いではあるが、何が起こるか分からないために気は抜けない。
時刻は深夜一時を回ったところ。消灯時間はとうに過ぎ、暗くなった病院内で
深倉 理紗子
は定時巡回を行っていた。
寝子島総合病院は研修医時代からずっと勤めている場所であり、何度も夜間の巡回はしているとはいえ、一向に慣れる様子はない。
心細い気持ちを内に隠しながら、理紗子は薄暗い廊下を一人で歩く。
規則正しく響く自分の足音、病室から微かに漏れる医療機器の音、患者の寝息や鼾……妙に自分の心臓の音が大きく聞こえるのは緊張のせいである。
元々、理紗子は肝が据わっているほうではない。むしろその逆である。
人前では気丈に見せているが、深夜の巡回では一人。つい、生来の性質が出てしまう。
(今夜も何とか無事に乗り切れますように……)
心の中で祈りながら、理紗子は非常灯で照らされた薄暗い廊下を行く。
決められたルートの通りに巡回を続けていく。半分ほど終わったところで、今のところ異常は見られない。
折り返し地点まで来た時、理紗子の背後で何かの気配がした。
悲鳴こそあげなかったものの、びくっと肩が跳ねて息を飲む。
(巡回中の看護士さん? それとも、トイレに立った患者さん?)
考えられる可能性を挙げておき、理紗子はゆっくりと振り返った。静まりかえった廊下に、理紗子以外の人の姿はない。
(気のせい……少し、疲れているのかしら……)
頭を振って、恐ろしげな空想を振り払ってから巡回に戻る。
緊張が高まり、喉が渇いてきたが宿直室に戻るまでの我慢だと理紗子は足を進める。
何度か気配を感じて振り返ったが、やはり誰もいなかった。
「まさか……病院の怪談なんて、怪談なんて季節外れだし……」
昔、先輩の医師が面白半分に話してくれた怪談話を思い出してしまうと、理紗子の顔が曇った。
声に出して否定してみると、一層恐怖を煽られてしまう。
神経が過敏になっているのか、それとも自分には見えない何かが後ろにいるのか。理紗子にはどちらが真実なのか分からない。
巡回を進めるごとに、気配が強くなっていくような感覚がした。人の気配が理紗子の背中に絡みつく。
(もう少し、もう少しだから……)
眉を下げながら、理紗子は折れそうな心を叱咤する。その間も気配が消えることはない。
何度確かめ、何度振り返っても人の姿は見えなかった。
泣きそうな表情で、少しだけ足を速めながら宿直室を目指す。あそこなら、電気がついているから怖いことはないだろう。
「……終わった……」
宿直室の前に辿りついた理紗子は、思わず声を零した。語尾が奮え、涙声になっている。
あとは何事も起こらなければ大丈夫。宿直室の扉に手を掛けた理紗子が、なんとなしに振り返るといつから後ろに立っていたのだろうか、青白い肌をした女が理紗子のすぐ目の前にいた。
女の瞳は真っ黒で、ただそこに穴が空いているだけのようだ。
「――――っ!?」
この世のものとは思えないほど冷たい手に腕を掴まれ理紗子は声にならない悲鳴をあげた。
次に気がついた時には朝になっていた。
「ゆ、夢だった……?」
ふと、視線を落とすと手首にはくっきりと痣が残っていた。
■
「吉祥寺さんはあんなに急いでどうしたんですかねぇ」
黒子を寮の部屋まで送ったソワカは、自室に戻るべく歩いていた。
「しかし、なかなかに面白い遊びでした。また機会があったらやってみましょう」
ソワカの足取りは軽い。誰もいない星ヶ丘寮の敷地内を、鼻歌なぞ歌いながら進んでいく。
ふと、ソワカの足が止まる。
「ん? 誰ですか私の背後を歩いて――」
あなたの背後は、大丈夫ですか?
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あとがき
担当マスター:
青崎灰次
ファンレターはマスターページから!
この度は、ご参加ありがとうございました。
そろそろ陽ものびてくる頃かと思いますが、まだまだ夜が長い日は続きます。
暗い場所では、お気をつけ下さい。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青崎灰次
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
ホラー
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月03日
参加申し込みの期限
2015年02月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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