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アナタの後ろにダレカいる
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■
今日は普段より多くの猫と出会えた。
後木 真央
は軽い足取りで夕暮れの旧市街を歩いていた。
猫のような瞳を細め、アホ毛をぴょんと揺らしながら 上機嫌に足を進めていく。
「……おネコさまなのだ? ごめんなのだもうカツブシもまたたび粉も全部献上しちゃったのだ」
後ろに感じた気配は、持っていたまたたびの香りにつられた猫だろうか。
謝罪の言葉と共に振り返ってみるが、何もいない。
猫の姿を探して車の下を覗き込んでみたり、家々の隙間や路地を探すも、猫の姿を見つけることは出来なかった。
訝しげに眉を寄せて首を傾げると、真央は手を丸めて、
「にゃにゃにゃがおー!」
と三毛猫を召喚する。
ふくふくと太った三毛猫と視線を合わせるようにしゃがみこみ、真央はその頭をそっと撫でる。
「ん~……がおーもちょっとあっちを見て来てほしいのだ?」
真央の指差した先へ駆け出す三毛猫。その後ろ姿を見送って、真央は再び猫を探す。
姿は見えないが、何かがいると気配が告げている。
それが猫や、知り合いだったら安心出来る。またたび粉の入った袋でがさがさと音を立ててみたり、猫が好みそうな暗がりを覗いてみたりするが、一向に気配の正体は掴めなかった。
「……がおー!?」
ざわ、と真央の胸が騒ぎ出す。召喚者である真央に、三毛猫の恐怖が伝わってきた。
真央はすぐに三毛猫を呼び戻し、三毛猫がいた方へと走り出す。
「何も……いない?」
行き止まりになった細い路地。家と家に挟まれているためか、光があまり届かない薄暗い場所。
三毛猫が感じた恐怖はなんだったのか、猫どころか人の姿さえ、音さえしない。
「おネコさまじゃ……ないのだ?」
背筋を冷たいものが駆け上る。唐突に湧き出た恐怖に表情を凍らせ、真央はその場から逃げるように走り去った。
□
配達中はあまり意識をしなかったが、米はそれなりに重かったようだ。自由になった腕は随分と軽く感じる。
志波 武道
は確かめるように腕を振りながら、暮れつつある空を見上げた。
(日が落ちるの早くなったよなぁ……)
完全に暗くなる前に帰ろうと、武道は足を速める。
足を速めたのには、別の理由もあった。
配達を終えた時からだろうか、背中に何かの気配を感じていた。
数度振り返ってみたものの、後ろには何もいない。しかし、歩き始めると再び気配がついてくる。
武道の疑念は深まるばかり。自分の考えすぎかとも思ったが、背に感じる気配がそれは違うと言っている。
(ナンダ……?)
ちらと視線を送って後ろを確認してみるが、何度見ても何もない。
不可思議な状況に眉を寄せながら、歩幅を緩めたり早めたり、途中で立ち止まってみたりと意識的に調節をしてみたが、背後の気配は武道に合わせるかのように動いている。
(……ついてきてる、よなー…………よし!)
意識は背後に向けながら、短く息を吸い込むと武道は駆け出した。
角を素早く曲が……ろうとした瞬間に、衝撃が走る。
「オォ!?」
□
少しでも遠くへ、少しでも速く。全力で駆けて、曲がり角を滅茶苦茶に曲がる。
とにかく、あの場所にいたくなかった。
幾つ目かの曲がり角を曲がった時、真央の身体に衝撃が伝わってきた。
「あだだだだっ」
「オォッ!?」
誰かにぶつかったらしく、真央の小柄な身体が跳ね返され、尻餅をついた。勢いよく走っていたせいか、ぶつかった額が痛い。
「真央チャン!? ダイジョブ!?」
慣れ親しんだ声に、真央はぶつかった人物を見上げる。
手を差し伸べる武道の姿に、真央は強張っていた表情を緩めた。
「武道ちゃんセンパイ……は、鋼の筋肉で大ダメージなのだっ……」
「俺の腹筋は固いからなHAHAHA☆」
涙目で悶絶する真央の言葉に、武道は自慢げな様子で服の上から腹部を軽く叩いてみせる。
差し出された手を掴むと、武道はその手を軽く引いて真央を立たせる。
「ありがとなのだごめんなのだ、えっと」
真央の言葉は途中で途切れた。
表情からは安堵の色が消え、目を大きく見開いている。口元に手を添えて、何かを考えているようだ。
「真央チャン? どうかしたか? もしかして、俺の筋肉がクリティカルヒットしちゃったか?」
いつもと違う真央の様子に、武道は不思議そうな表情で首を傾げる。そこまで自分の筋肉は痛かっただろうかと、様子を窺う視線は心配そうだ。
「何でもないのだ前方不注意ごめんなさいなのだ」
「いやいや、俺の方こそゴメンネ☆ 暗くなると色々危ないから、お互い早く帰ろうか」
「気をつけて帰るのだセンパイも気をつけてなのだ?」
「気をつけるよ。またぶつかったら、俺の筋肉が誰かに怪我させちゃうかもしれないからね☆」
「筋肉注意、なのだ」
冗談めかしてぶつかった額を撫でてみるが、真央の表情は晴れない。
手を振って歩き出した武道の背中を見送り、真央もカメラを構えて元来た道を歩き出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青崎灰次
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
ホラー
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月03日
参加申し込みの期限
2015年02月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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