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アナタの後ろにダレカいる
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■
秋の風に木々が揺れる。
時刻は夕刻、陽が傾き始めた頃。静かな寝子島神社の境内で一人、
御剣 刀
は日課である剣術の練習をしていた。
彼が手にしているのは刃を潰した刃引き刀。竹刀や木刀よりも数段重いそれを振るう度、空気が切り裂かれる音がした。
まだ購入したばかりということもあり、その重みに慣れていないのだろう。いつもの鍛錬とは違い、刀は多少の負荷を感じていた。
(……ん?)
違和感を覚えて、刀は手を止めた。境内には自分以外誰もいないはずだが、いつの間にか一つの気配を感じ取っていた。
(何だ? 今まで何もなかったのに……)
誰かの接近に気付かないほど集中していたのだろうか、背後の気配を探るように意識を向けるが、動く様子はない。
後ろを振り返ってみるが、そこには何もいなかった。ただ、木々が風にざわめいているだけだ。
「気のせいか……」
道具を変えたことで、いつもと少し勝手が違ってしまったのかもしれない。独り言を落として、刀は鍛錬に戻る。
まだ秋といえども、陽が落ちてくると気温も下がってくるものである。
刀の頬を撫でる風は、いつしか冷たさを孕んだものへ変わっていた。
しかし、鍛錬を続ける刀は肌寒さを感じるどころか、汗ばんでいる。
「ちっ、何だよ!」
舌打ちをしつつ振り返りざま、刀は手にした刃引き刀を横一線に振るうが、手ごたえはない。
眉間に皺を寄せ誰もいない空間を眺めていたが、刃引き刀を持ちなおすと、気を取り直して刃引き刀を構え直した。
背後に気配はあるが、振り返ると誰もいない。空恐ろしさと共に焦りを感じるが、それを振り払うように何度も何度も剣を振るう。
精神を集中し、動きの一つ一つに気を配り、無駄な動きを排する。
余分な力みを抜き、何よりも速く……まるで、自分が剣と一体になったような感覚さえ覚えていた。
ふとした瞬間に、背後の気配に向けて剣を振るってみるが、潰された刃は宙を斬るばかり。
気配がなくなったかと思い、鍛錬に気を遣ると再び背後に「何か」の存在を感じる。
そんなことを幾度繰り返しただろうか、陽は落ちて辺りは暗くなっていた。
ようやく背後の気配もなくなり、刀は肩の力を抜いて腕を下げる。
「そろそろ、帰る時間だな……」
呟いた声には、背後に気配を感じていた時のような焦りは見られない。
気配の正体は分からず、釈然としない部分もあるが何をされたわけでもないし、見るだけなら構わないかと、今はもうしない気配のことを考えた。
神社という場所柄、目には見えない存在がいたのかもしれないと自分を納得させ、帰り支度を始める。
背後の気配のせいもあり、いつもよりしっかりと剣を振ることが出来た。
刀は満足感と、多少の疲労感を抱きながら神社を後にする。
帰り際、背後の気配を感じた場所へ視線を向けるがやはり何もいなかった。
(普通じゃないことが当たり前に起こる、それが俺の「フツウ」だしな……)
ずきりと、頭に痛みが走る。こめかみに片手をやって顔を一瞬しかめるが、刀は立ち止まることなく歩き出す。
今日の鍛錬は、必ず自分の「フツウ」を守る手助けになるだろう。
「フツウ」ではない気配を確かめるように再度、神社へ視線を向けると、広がる闇の奥に誰かが立っている気がした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青崎灰次
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
ホラー
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月03日
参加申し込みの期限
2015年02月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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