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【その2】
渚の向かいでは、さゆるがモンブランタルトを制作中だった。
普段からあまり学校に顔を出してない彼女だが、何日かぶりに登校したおり、たまたま『栗三昧の会』のポスターを見かけて、なんとなく気が向いて応募したのだった。
作っているのは、今は亡き母が残したレシピノートにあったお菓子だ。
今日も、エプロンと共にレシピノートは持参している。
タルトに使うカスタードクリームは、昨日作ったものを持って来た。甘露煮は、望月が「俺様と優輝ちゃんとで作るから、料理に使う予定のある奴は言ってくれ。分けてやるからよ」とふれ回っていたので、それをもらうことにした。
そんなわけで、最初に生地を作って冷蔵庫に寝かせたあと、彼女はマロンペーストを作り始めた。圧力鍋を使って茹でた栗を冷ましてから半分に切って実をくりぬき、牛乳と砂糖と共にフードプロセッサーで撹拌する。それを温め、更に裏ごしして、出来上がりだ。
てきぱきと作業を進める彼女の周囲から、ふいに他の者たちの話し声や調理の物音が遠ざかって行く。
(お母さん……)
ふっと、母の気配を感じた気がして、彼女は顔を上げた。
お菓子作りが好きだった彼女の母は、多忙な中でも時間を見つけて、彼女のためによくお菓子を作ってくれた。時には、一緒に作ることもあり、モンブランタルトもそんなお菓子の一つだった。
そのせいだろうか。
なんだか、十歳のころに戻ったような気がする。
「お母さん、次はどうするの?」
思わず問うて、唇を噛んだ。母は、もういない。
「あたしの作ったお菓子、お父さん、食べてくれるかな」
呟いて、思わず胸元に手をやった。父も、もういない。
きりきりと、疼くような鈍い痛みが胸を食む。
「あ……」
目の前がぼやけて来て、彼女は初めて、自分が泣いていることに気がついた。
「どうかしましたか? 大丈夫ですか?」
声をかけられ、我に返る。
「どうしました?」
再度尋ねて来たのは、露草だ。
栗の皮剥きが終わり、自分が使う分をもらって、この調理台で作ろうとやって来たのである。
「気分でも悪いのですか?」
露草の声に気づいて、美咲紀も驚いたように声をかけて来た。
(あ……)
その二人の反応に、少し前からさゆるの涙に気づいていた渚が、どうしたらいいかわからず、一人おろおろと立ち尽くす。
そんな中、さゆるは涙を拭うと、かぶりをふった。
「なんでもないわ。ゴミが、目に入っただけよ」
「でも……」
美咲紀がなおも何か言いかけたが、さゆるはかまわず調理を再開するのだった。
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担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月04日
参加申し込みの期限
2015年01月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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