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みんなで、栗三昧!
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●エピローグ
やがて試食会も終わり、全員で食器など使ったもののあとかたずけを始めた。
残ったものは、それぞれが持参しているタッパーへ詰めて行く。
「猫鳴館では、おやつも食材もいくらでも受け付けてますのだ。どんと来いなのだ♪」
などと言いつつ、たくさん持って来たタッパーへ、どんどん残ったものを詰めているのは、真央である。
「寮のみんなに分けるのも、いい考えですね」
それを聞いて、同じ猫鳴館の住人である綾花がうなずいた。
「そうなのだ。もちろん、自分の分もお持ち帰りなのだ!」
返す真央に、綾花は笑う。
その彼女は、渋皮煮と栗ご飯の残りを、持参したタッパーに詰めていた。
「それ、寮で配るんですか?」
二人の話が聞こえていたのか、翼が尋ねる。
「いいえ、これは私が自分で夕食にするつもりです。配るのは、真央さんがやるみたいですから……」
かぶりをふって、綾花は苦笑した。
「同じもの配っても、ダブっちゃいますよね」
すぐに察して、翼はそれへ言う。
ほどなくあとかたずけも終わり、解散となった。
帰ろうとする参加者たちに、美咲紀は可愛い紙袋に入れたお土産用のカップケーキを渡す。
「みなさん、お疲れ様なのです」
「ありがとう。お土産用の分まであるなんて、すごいわね」
言って受け取ったのは、碧南だ。
「遠慮なくいただいて行きますー」
「ごちそうさま」
梢と雅人も言って、紙袋を手にする。
他の者たちも、それぞれ、お土産をもらって礼を口にした。
「白沢先生、栗を下さった方に、とても美味しかったとお伝え下さい」
教室を出る前、綾花は絢子に歩み寄ると言った。
「ええ、伝えるわ。今日は、参加してくれてありがとう」
「いえ。こちらこそ、ありがとうございました。それでは、失礼します」
微笑む絢子に言って一礼すると、彼女は廊下に出た。と、バッグの中の携帯電話が、着信音を鳴らす。開いてみると、母からメールが来ていた。
『たくさん栗もらったから、うちに寄ってね』
と書かれている。ちなみに、彼女の実家は旧市街にあった。
「今日は、朝から晩まで栗三昧ですね」
小さく笑って呟くと、彼女は次は何を作ろうかと考えつつ、歩き出した。
他の者たちが、三々五々、家庭科室をあとにする中、修と月も一緒にそこを出た。
それぞれのバッグには、タッパーに入れた大学栗が入っている。といっても、それほど多くはない。明日のおやつにちょうどいい程度の分量だ。
「栗一つでも、このようにいろいろな調理の仕方があるとは、興味深いです。……有意義な時間でした」
廊下を歩き出しながら、月が小さく吐息をついて言う。
それを聞いて、ふと思い立ち、修は彼女をふり返った。
「栗が好きなら、二次会にどこか店に寄って行くか?」
「二次会ですか」
問い返す月に、修はうなずく。
「手間がかかったパティシエの味もいいものだよ。丸一日かかって作る渋皮煮とか、洋風ならパイもいい」
「いいですね。お腹には、もう少しぐらいなら余裕もありますし……」
言われて、月は少し考え、うなずいた。
「よし。じゃあ、俺に心当たりの店があるから、そこでいいか? 少し歩くことになるが……」
「はい。歩くのは、腹ごなしにはちょうどいいと思います」
問われて、月はうなずく。
こうして、次の目標が決まった二人は、そのまま肩を並べて歩き出した。
音羽は、桜花寮の自分の部屋に戻ると、机の上の亡き祖母の写真にそっと手を合わせた。
そこには、お茶椀に入れた栗ご飯が供えられている。そう。今日、綾花や翼と一緒に作ったものだ。
(おばあちゃん、今日は私、他の人たちと一緒に栗ご飯を作りました。楽しかったし、他の人たちの作った栗料理もいろいろ食べられて、美味しかったです。これは、おばあちゃんの分です)
胸の中で、今日のことを報告すると、彼女は顔を上げた。
+ + +
数日後。
寝子高の学校新聞に、『栗三昧の会』の記事が掲載された。
真央と美咲紀が、それぞれ写真を撮ったり取材したりしたものを、記事にしたのだ。
真央は、写真を撮らせてもらった者たちには、データで写真を送った。
写真をもらった者たちの反応は、記念になるからとわざわざプリントする者もいれば、次こそ美味しいものを作ってみせると奮起する者、苦笑する者、皮肉な気持ちになる者と、さまざまだった。
一方。
記事を見た絢子は。
「どの料理もお菓子も、美味しかったわね。……また何か、たくさんもらった時には、こういう会を催すのも、悪くはないかもしれないわね」
などと、楽しげに呟くのだった。
ともあれ、こうして『栗三昧の会』は無事に終了したのだった。
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あとがき
担当マスター:
織人文
ファンレターはマスターページから!
マスターの織人文です。
参加いただき、ありがとうございました。
今回は、リアクションを書きながら、私自身もなんだか栗料理が食べたくなってしまいました。
なお、料理についてはアクションに書いて下さっているものはそれを、そうでないものはこちらで調べたレシピを参考にして書かせていただきました。
参加いただいた皆様に、少しでも楽しんでいただければ、幸いです。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月04日
参加申し込みの期限
2015年01月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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