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【その2】
忙しなく調理台の上に箸と手を伸ばし、あれもこれもと口に運んでいるのは、真央である。
「うまうま~! 目玉がごろんごろん落ちるのだっ!」
ようやく、口に入れたものを全部咀嚼して、満足げに叫んだ。
「真央ちゃん、あんまり慌てて食べると、喉に詰まらせるよ」
それを見て言ったのは、美咲紀だった。
「平気なのだ。それより、美咲紀ちゃんは、何を作ったのだ?」
「焼き栗のカップケーキよ」
言って彼女が示した先には、生クリームで飾られ、その上に更にカット栗が乗せられた「お昼のデザートバージョン」のカップケーキが並んでいる。
「お土産用のは、あっちに別にして置いてあるから、真央ちゃんも持って帰ってね」
自分が使っていた方の調理台を示して付け加える美咲紀に、真央は目を輝かせた。
「美咲紀ちゃん、心遣いが憎いのだ~。カップケーキ、さっそくいただくのだ!」
言うなり、彼女はカップケーキを一つ、手に取る。
「美味しいのだ。生地はしっとりふわふわ、生クリームの甘さと焼き栗がちょうどいい具合なのだ」
あっという間に食べ終えて、真央は満面の笑顔で言った。
「ありがとう。……真央ちゃんの渋皮煮とギョーザとぜんざいも、すごく美味しかったわ」
「もう、食べてくれたのだ?」
礼を言って返す美咲紀に、真央は目を丸くする。
「ええ。渋皮煮が美味しそうだったから、食べようとしてたら、綾辻さんと天満さんが真央ちゃんが作ったもの、教えてくれたの。それで、さっそく試食したわ」
笑顔でうなずく美咲紀に、真央は胸を張ったが、すぐに小さく肩を落とした。
「渋皮煮は、本当は六時間かかるやつを作りたかったのだ。でも、時間がないから、しかたがなかったのだ」
「じゃあ、今度一緒に作ろうよ。私も、真央ちゃんと一緒なら、難しそうな料理でも大丈夫かなって思うの」
残念そうに言う真央に、美咲紀はふと思いついたように言う。途端に、真央は目を輝かせた。
「一緒に作ってくれるのだ?」
「ええ。休みの日に、朝早くから作り始めれば、六時間かかっても大丈夫よ」
「美咲紀ちゃん、ありがとうなのだ!」
うなずく美咲紀を、真央は力一杯ハグするのだった。
さゆるが最初に口にしたのは、自分で作ったモンブランタルトだった。
見た目は昔、母と一緒に作ったものと変わらない形に仕上がっている。問題は、味の方だったが――。
(あ……)
一口食べた途端、口の中に懐かしい味が広がった。
(お母さん……)
それは、たしかにかつて、母と一緒に作って、一緒に笑い合いながら食べたお菓子の味だった。
「……お母さん……もっと、お菓子作りを教えてほしかったな……」
ポツリと、そんな呟きが漏れる。
「朝鳥さんが作っていたのは、これですか。可愛くて、素敵なお菓子ですね」
それへ声をかけて来たのは、露草だった。
「あ……。ええ。ありがとう」
現実に引き戻されて、軽く目を見張ったあとうなずき、さゆるは礼を言う。
「一つ、いただいていいですか?」
「ええ、どうぞ」
問われてうなずくと、露草はさっそく一つ取って食べ始めた。
「これはなかなか……」
軽く目を見張ってうなずくと、あっという間に一つを食べ終え、満足そうに笑う。
「栗本来の甘みが生かされていて、とても美味しかったです。……そうだ、よかったら、私(わたくし)のも食べてみていただけませんか。そちらの、茶巾絞りがそうです」
言われてさゆるは、茶巾絞りを一つ取った。爪楊枝を使って一部を切り取り、口に入れる。
「あ……」
途端、口内にふんわりと栗の味と香りが広がって、軽く目を見張った。
「すごいわね。栗百パーセントだわ……」
思わず呟く彼女に、露草は破顔する。
「はい。……新鮮な栗だからこそ、できるお菓子です」
「なるほど……ね」
うなずきつつも、追憶にたゆたっていた意識が、完全に現実に引き戻されるのを感じるさゆるだった。
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担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月04日
参加申し込みの期限
2015年01月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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