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みんなで、栗三昧!
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【その3】
一方。
綾花、音羽、翼の三人は、栗ご飯作りに取りかかった。
「お米は、ボクが研ぎます」
言って、米の用意を始めたのは、翼だ。
「水が、綺麗になるまでお願いします」
「はい」
綾花に言われて、うなずく。
「音羽さんは、だし昆布を拭いててもらえますか。私は、土鍋を用意しますから」
「了解って感じぃ」
音羽がうなずき、白く粉を吹いているだし昆布を、濡らした布巾で拭い始める。
やがて、土鍋が調理台の上に置かれ、そこに翼が洗った米を入れる。
「水加減って、手で測るんですよね?」
翼が、綾花と音羽、どちらにともなく尋ねた。
「目盛りがないから、当然みたいな」
うなずいて、土鍋の中の米を平にならし、そっと手を入れて測り始めたのは音羽だ。いかにもギャルな話し方だが、おばあちゃん子の彼女は、昔ながらの知識が豊富だった。
「これでOKって感じぃ」
しばし測って、水の分量を調節したあと、彼女はうなずく。
「あとは、栗と酒とだし昆布を入れて、じっくり炊くだけです」
綾花が言って、計量した酒とだし昆布を入れ、最後に栗を入れるとフタをして火にかけた。
「火加減は、どうするんですか?」
尋ねる翼に、綾花が答える。
「中火で沸騰させたら、あとは弱火にして十五分ぐらいで大丈夫だと思います」
「そのあと、フタをしたまま十五分ぐらい置いて蒸らすといいみたいな」
補足するように言う音羽に、綾花は笑った。
「そのとおりです。音羽さんは、よく知ってますね。……土鍋で栗ご飯、作ったことがあるんですか?」
「っていうか、作ったことなきゃ、作ろうと思わないみたいな」
「それは、そうですね」
音羽の答えに、綾花はうなずく。そして、彼女と翼を見やって言った。
「ところで、二人でしばらく土鍋を見ていてもらえますか。私はあと、焼き栗も作りたいので」
「わかりました」
「任せてみたいな」
翼と音羽がうなずくのへ礼を言い、綾花は冷まし中の渋皮煮の鍋から中身を少し器に取ると、空いている調理台に移動した。そこのガスレンジを使って、フライパンでフタをして渋皮煮を焼き始める。
ちなみにもう一つ、茹で栗の方は、渋皮煮を作る間に出来上がっていた。
(大勢でやると、出来上がるのも早いですね。……どれも、美味しくできているとうれしいです)
口元に笑みを浮かべ、そんなことを考えながら、彼女は渋皮煮をじっくりと焼き続ける。
残された音羽と翼は、火の傍でなんとなく手持ち無沙汰な風情で立っていた。
「見た時から気になってたっていうか~。エプロン、大きすぎるみたいな?」
軽く眉をひそめて口を開いたのは、音羽の方だ。
「ちょうどいい大きさのが、なくて……」
「ふうん?」
言葉を濁す翼に、音羽は何か言いたげに相手を見やる。
「別に、他意はないです」
それへ返して、翼はなんとなくあたりを見回した。と、刀が何か揚げ物をしているふうなのが見える。
「すみません。ちょっと、行って来ていいですか?」
「今のとこ、大丈夫って感じぃ」
肩をすくめて返す音羽に、「すぐ戻ります」と告げて、翼はそこを離れた。
「刀お兄さん」
刀の傍に駆け寄り、声をかける。刀は一瞬、驚いたように彼女を見やったが、すぐに我に返った。
「やあ、夕鈴ちゃん」
「何作ってるんですか?」
尋ねる翼に、刀は答える。
「栗の衣の揚げ物だ。……これ、食べてみるか?」
ちょうど今油から上げたばかりの、春巻きを示すと、翼はあーんと口を開けた。
「ん? 口開けて何してんの? ほら、ちゃんと自分で食べなさい」
苦笑と共に言って刀は、箸を差し出すと彼女の頭を軽く撫でる。
「はーい」
しかたなく翼はそれを受け取り、自分で取って口に運ぶ。
揚げたての春巻きは、熱いがサクサクとして美味しかった。しかも、栗の風味が口一杯に広がる。
「美味しいです」
翼は笑顔で正直に告げると、「ごちそうさまでした」と挨拶して、再び自分の調理台へと戻って行った。
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担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月04日
参加申し込みの期限
2015年01月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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