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ババ抜きで知る、敗者の味
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●
一回戦、Dブロック
「なんだかわいわいやってたから参加しちゃったけど……これって単なる運任せの勝負じゃなさそうね」
桃川 圭花
がテーブルにつく。
八神 修
が頷いた。
「それだけじゃ、面白くないだろう?」
「その通りよ……ふふ、燃えてきたわ」
「ふふーん、こういうイベント事があると聞いたら、黙ってられないんだよー!」
千鳥 雅人
はテーブルに着いた。前髪がパタパタと、嬉しげに揺れていた。
「すぐに勝って、お菓子タイムに突入だー!」
「雅人くんはすごい自信ね。負けないわよ」
「俺も、こと勝負事で負けるのは性分的に難しい。手加減する気はない」
「……」
ジニー・劉
は黙したまま、圭花と修、そして雅人のやり取りを見ていた。
(ふ……読めたぜ。この勝負の流れがな)
しかしそれは、年長者らしく黙っていたからではない。
情報屋としての目を活かし、既にこの時点で勝負の趨勢を予想していたのだ。
(人の顔色を読むのは慣れてる俺が確信したんだ、間違いない)
この勝負の、結果は。
(この勝負……俺の敗けだ!)
ジニーは完全に、三人の気迫や自信、無邪気さに気圧されていた。
「劉さん、終わったら後で少し歩かない?」
その時、別のテーブルに座った洋美が声をかけてきた。
「お、おう。すぐ勝ち抜くから、あまり待たせるなよ」
調子よくそう返したときには、ジニーの目つきは変わっている。
(そうだ、どんな手を使っても勝つ。この勝負が終わったら、俺は……)
なにやらジニーがフラグの建築を始めたが、そろそろ時間いっぱいだ。
ゲーム開始である。
「はいはーい」
圭花が手を挙げた。
「私、シャッフルしたいんだけど」
「仕込みはなしだぜ?」
「もちろんよ……と言っても、私はもちろんできないけどね?」
ジニーの言葉に、圭花は妖しく微笑んで返した。
「どうせなら、みんなもやらない?」
「やるーっ」
雅人が元気良い返事(アホ毛は挙手形態)をする。圭花のシャッフルしたカードを気の済むまで切り混ぜる。圭花はジニーに微笑んだ。
「ほら、私が『積み込み(自分の都合の良いように操作すること)』したかもしれないわよ?」
「チッ……わーったよ」
受け取り、面倒そうにーーにしてはやたら回数多くーーシャッフルするジニー。
「信用ないのね」
「俺は慎重なんだよ。石橋でも叩けってな」
「八神君は?」
「今さら俺の性格を調べる必要はあるのか、桃川」
「新しい一面が見られるかもしれないでしょ?」
あわよくば、戦略につながる性格の炙り出しを狙っていた圭花。にこりと修の追及をかわした。
修(11、J、確)
ジニー(4、心)、雅人(9、直)
圭花(7、心)
ジニーを除き、全員の手札は多かった。自然、一巡するたびに札がどんどん減っていく。
修(9、J、確)
ジニー(2、心)、雅人(5、直)
圭花(5、心)
修(5、J、確)
ジニー(2、心)、雅人(3、直)
圭花(3、心)
(マズイな……)
最初は手札の少なさから楽観していたジニーだが、徐々に追いつかれてきている。
(何かここらで手を打たないとな)
「ふあっ……きゃっ」
雅人から引こうとしていた圭花は、耳にかかった吐息に悲鳴をあげる。
「ちょ、なんなのいきなりっ?」
「おっとすまねぇ。暑くてな」
ジニーは彼女から札を選ぶ振りをして、軽く手に触れる。
偶然を装ったスキンシップで、そわそわさせる作戦……!
(そして野郎には!)
「しっかし、今日は暑いなー」
と、イレズミを修に見せつけるようにして凄む。
見事な番外戦術(!)だった。
さすが二十五歳のどーてーフリーター。やることがセコイ。
(だがよ、そんな負け犬に近い俺にだって、守りてぇモンがあんだよ……!)
そんな気迫が作用したのか、彼の手元にジョーカーがやってくる。
(おいいいいいいぃ!)
妥当な天の差配であろう。
修がクス、と笑った。ジニーにだけ聞こえる声で言う。
「別に、俺は負けてもいいのだがな」
「八神、おまえまさか……」
「恋人と来ているんだろう? 任せろ」
「……すまねえ」
修の指が、ジョーカーへ伸び――
「と、一度言ってみたかっただけだが」
隣の札が取られた。
「てっめええええ!」
「一番乗りだな」
修が抜けた。
「よーし、引くよ!」
雅人が勢いよくジョーカーを引いていく。
「え?」
まだ「えええ」の途中だったジニー、手札がなくなって二番乗りである。
「さあ、一対一、正々堂々と勝負ー!」
「ええ、そうね」
最後の一枚を賭けた勝負。雅人の持つ二枚の札に、さすがに圭花も迷う。
ここは心理戦だ。
「どれがジョーカー?」
「あっ、だめだよそーゆーの」
「教えられない? これなの?」
「知らなーい!」
「あ、まばたきが多くなった。これでしょ?」
「知らないよー! 早くとってよー!」
じわりと追い詰めていく圭花。
(そーいえば、人が嘘をつくときは目が右によるって、言うけれど)
圭花がそれを見た。目以上によくモノを言うそれを頼りに、カードを引く。
「あっ、ま、待って!そのカード取るの待ってー!」
Dブロック敗者は、
千鳥 雅人
に決定した。
敗因は、アホ毛である。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
叶エイジャ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月22日
参加申し込みの期限
2015年03月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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