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図書館の奥にあるコピー機の前、ぶつぶつと何かを呟いている男がいる。
「この新聞に載っている情報を持ち帰って記者に渡せれば……くくっ、奴は終わりだ」
ここ何か月か追い続けてきた案件もこれで終わりだ。
そう思うと
本田 宗次
の口からは自然とあくびが漏れる。
「昨日も遅かったからな。帰ったらゆっくり眠るとするか。でもさっきおかしなアナウンスが入ってたな。どのみち蒲団に入れるのは当分先……て、なんじゃこりゃああっ!!!」
文面をコピーした筈の紙には、無造作に押されたスタンプのようにばらばらの文字が印刷されていたのだ。
宗次は軽く舌打ちをすると、カウンターに向かって歩き出した。
「おい、あそこのコピー機文字がぐちゃぐちゃに」
「ありがとうございます、あなたが記念すべき一人目の利用者さんでーす!」
クレームをつけようと思いきや、そこに待ち受けていた司書に歓待され、宗次は拍子抜けして相手をみた。
「いや実は、それ多分コピー機のせいじゃないんですねー」
「なんだって?」
「多分元の文字の方が動いちゃってるんですよー。失礼ですが、あくびしませんでした?」
「ああ?」
「うちの司書の子が最初の犠牲者? なんですけどー」
「ちょ、ちょっと待て。何の話だ」
司書ははっとしたように顔をあげると、一冊のノートを渡してきた。
急ごしらえですが、と渡されたその表紙には、
『マニュアル 正しい文字の捕まえ方』
という文字が書かれている。
「だから、あくびとコピー機となんの関係が」
「まあ読んでください」
勧められるまま宗次はノートを読みすすめ、溜息をついた。
「つまり、文字を捕まえないことにはコピーできないと」
「そういうことです」
「わかった、やってやる。これに書いてある通りやればいいんだな」
「はい。うちの司書の子が試した方法なんで、お墨付きです」
軽い返事をしてきびすを返すと、カウンターの司書が慌てて宗次を呼び止めた。
「一般の利用者の方に迷惑をかけないよう、くれぐれも隠密にお願いします」
「任せろ。得意分野だ」
「それと、そのノートは貸出不可です」
「……」
宗次は持っていたノートを突き返し、本を回収しにコピー機のある場所へ戻った。
「なんだ?」
数学の課題に詰まっていた
奈良橋 博美
は、あくびをしている途中に聞こえた男の叫び声で我に返った。
「驚いた。まあ、さぼらずやれってことかな」
だがノートに目を落とすと、今までちびちび進めてきた数式が消えている。
「ん?」
首を捻っている間に、目の前をしゅるりと何かが飛んでいった。
博美はすぐにそれを追い駆けようとしたが、相手の方が一枚上手だ。
「くそっ。でもさっきのアレ、確かに俺の字だった……成程、さっきの放送はこのことか。どうせ神魂辺りの仕業なんだろうけどさ」
ノートを閉じると、博美はカウンターへ向かった。
その少し先では、
八神 修
が逃げた文字を追い駆けようとしているところだった。
数分前、寝子島古文書と研究書を突き合わせ、ノートにまとめていた修。
休憩がてら伸びをし、あくびを漏らしてしまったのだった。
紙から浮き出た草書体が宙に浮く。しかし修は焦らずに屈伸をし、足音も立てずに文字を追ってゆく。
「風に乗って動くんだな。窓に寄って……戻ってきた。外に出たいのか?」
文字の行動を観察しながらカウンターに向かうと、そこにはすでに司書の説明を聞いている奈良橋がいた。
「文字の件か? 俺も手伝う」
そう云って近づくと、博美は自分の持っていた『マニュアル』を修に渡した。
「助かるぜ。俺は奈良橋。これからネットで似たような事例がないか調べようと思ってる。あとは、情報をもっと広げないとな。他に困っている人がいないか図書館を回ってみるつもりだ」
修はノートに目を通しながら、博美の言葉に頷いた。
「八神修だ。よろしく。なら、少し待ってくれ。少しだが、文字を見ていて気づいた情報がある。司書さん、このマニュアルに書き足したいことがあるんですが」
「どうぞどうぞ」
修は『文字の特徴』というページを作り、そこへ色々と書きこんでゆく。
博美は関心してノートを覗き込んだ。
「へえ、よく気づいたな」
「まだ色々調べれば分かるかも知れない。俺は自分の文字を探しつつ、特徴を探るよ」
「おう、頼むな」
ところで、と博美は司書に向き直った。
「アナウンスで、『猫が入り込んだ』って流してくれないかな。そうすれば多少動いていても違和感ないと思うんだ」
司書は大きく頷き、早速『野良猫が紛れ込みました』という放送をした。
修はその間にカウンターで筆ペンと鉛筆を2本ずつ借りる。
「それじゃあ何か分かったらまた」
「おう。俺はしばらくパソコンの近くにいるからさ」
ふたりはカウンター前で別れると、それぞれの目的に向かって動き始めた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
貝
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月27日
参加申し込みの期限
2015年01月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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