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突然の決戦は肩車の騎馬戦で!
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真央は砂浜をひた走る。必死になって騎馬戦の相棒を探した。頭頂から飛び出た髪がレーダーのように激しく動く。
「見つけたのだー!」
真央は斜面を一気に駆け上がる。歩道を歩いていた
灯 斗南
の背中を追い掛けて、突撃なのだー、と股の間に頭を突っ込んだ。衝撃で膝が曲がって、なんだ? と小さな声が漏れた。
斗南は眠そうな目を少し開いて下を見た。股の間に真央の頭が挟まっている。
「どういうことなんだ?」
「武士の情けなのだ、担がせてくれなのだ~!」
持ち上げようとして力むものの、上がる気配はない。真っ赤な顔で小刻みに頭を震わせる。
「むず痒いんだけど。それに君は武士じゃないよね」
「も、もう、真央ちゃんはおネコ様が大好きなカツオブシでいいのだ、ふんぐぅぅ!」
「余計に意味がわからないんだけど」
真央の頭の震えが大きくなる。歯軋りのような音が聞こえてきた。対応に困った斗南は顔を上げた。
右手の横断歩道を小柄な
小島 海美
が元気よく歩いていた。小学校の赤い帽子を被り、短めのツインテールがスキップするかのように跳ねる。水色のTシャツにピンクの短パン姿からは活発な様子が窺える。
道を横断した海美は斗南の方に歩いてきた。
「あ、ちょっといいかな」
「赤いかみのおにいちゃん、まおちゃん、こんにちは! そういうプレイはそとでしないほうが、いいとおもうの!」
「プレイって。そうじゃなくて、肩車の上に乗ってくれな――」
「あ、修おにいちゃんだ!」
斗南の話の途中で海美は駆け出した。向かう先にはカジュアルな格好をした
八神 修
がいた。海を見ながら歩いている。砂浜の騎馬戦を認めて急に足を止めた。
目にした海美は大きく手を振る。
「修おにいちゃん!」
その声に修は顔を向けた。勢いが付いて止まれない海美を身体全体で受け止めた。
「小島さん、危ないよ」
「ありがとう、修おにいちゃん! あのね、おねがいがあるの!」
「俺に出来ることなら叶えてあげるよ」
目線を合わせる為に修はしゃがんだ。海美は帽子の位置を直した。Tシャツの裾を掴んで身体を揺する。
「……ちょっとはずかしいんだけど、わたしと合体して!」
「合体ってそれは――」
修は横目で砂浜の様子を見た。即座に理解した頭が微かに上下に動く。
「ああ、肩車をして欲しいんだね。いいよ、俺の肩に乗りなよ」
「ありがとう、修おにいちゃん!」
よいしょ、と声を出して海美は肩に乗った。ほとんど重さを感じない様子で修は立ち上がった。
「小島さんは軽いね。まるで小鳥のようだ」
「修おにいちゃんは、おんなごころをくすぐるのがじょうずだね!」
「そうだと、いいけどね」
「うう、真央ちゃんはまたしても出遅れたのだ~。ボッチだと騎馬戦に参加できないのだ~」
走ってきた真央がいじけた口調で言った。修は困ったような表情を浮かべる。
「真央も参加するつもりだったのか」
「まおちゃん、ごめんね! わたしは修おにいちゃんと、きば戦をがんばる!」
「俺も小島さんのおかげでやる気が出てきたよ。真央は組める相手が見つかればいいな」
「修おにいちゃん、いっけー!」
威勢の良い海美の声に感化されたかのように修は斜面を駆け降りていった。
取り残されて肩を落とす真央に斗南が歩み寄る。どうするかな、と呟きながら寝癖の付いた頭を掻いた。
「あのさ、僕が下になればいいんじゃないかな」
「……フッ……フハハハハッ!」
砂浜を睥睨した格好で真央が笑い出した。えっと、と側にいた斗南は次の言葉が出て来ない。
「ようやく真央ちゃんは理解したのだ! これは騎馬戦を隠れ蓑にしたリア充どもの祭典でキャッキャウフフ捕まえてごらんなさ~い♪の変形バージョンなのだっ! 怨敵退散リア充死すべしボッチの恨み思い知れなのだ~!」
「だから僕が下で君が上になれば――」
斗南の声が全く耳に届いていないのか。フハハハハ、と笑いながら真央は砂浜に向かって跳んだ。着地と同時に砂煙を上げて怒涛の走りを見せた。
「僕も相手がいないんだけどなぁ」
ズボンのポケットに両手を突っ込んだ。背中を丸めて周囲を探るような目付きで斗南は歩き出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
4人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月15日
参加申し込みの期限
2014年12月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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