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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
【体育祭】熱闘！ 寝子高伝統の騎馬戦！
一方、【ボビナム】は先生ズへ向かうと、その周囲をグルッと回って臨戦態勢。
「渡辺先生……、武道の達人って聞いてます！ 私たちと勝負して下さい！」
騎手の伊藤が剣道の試合前のように一礼。
渡辺先生も頭を少しだけ垂れた。
「私は騎手ではありませんので……、相原先生がお相手しましょう」
静かに渡辺先生は告げる。
やはり親分というあだ名の通り、凄みのあるダンディズム満載だ。
「相原先生！ よろしくお願いします！」
「うん！ 佳奈ちゃんのその姿勢、先生は好きだよ！ 良い戦いにしようね！」
ぐっとまゆ先生も身をかがめてタックルの姿勢。
「いくぞ みんな 呼吸 あってるな かな 上から 指示だせ！ 勝つぞ みんな チュックマイマン 突撃だ！」
シダの号令が掛かると、【ボビナム】は全員が裂帛の雄叫びを上げて駆け出す！
「佳奈ちゃん上から指示を！ シダちゃん、そこはひいて、よし、相手の重心がずれた。今度は倒れる方へ押してやればいい。まゆ先生、動揺してる、ナイスだよ！」
新井が瞬時に作戦のガイドラインを組み立てて伝達。
「なつみちゃん、旋回して回り込んで！」
「うん、分かったよ！」
伊藤の指示を受けて惺靇が騎馬を引っ張り旋回。
「させないよ！ フジコ先生！」
まゆ先生の合図にフジコ先生はすれ違う新井の耳へ生暖かい空気を口移しで御裾分け。
「フジコブレス♪」
「おっほぅ！？」
新井の身がすくむ！
「新井くん、しっかり！ ど、どうすればいいのかな？」
騎馬戦初心者の緑野はオロオロとするばかり。
「とりあえず、伊藤さん！ 一度離れよう？」
「そうだね、毬藻子ちゃん！ 一旦離れて再突入だよ！」
伊藤は騎馬を下がらせると緑野に断って肩車に移行。
これは、まだまだ勝負が付きそうにない。
その頃、【豚まん】の猛攻をしのぐ【インフェルノガッツ】はというと？
「凛ちゃん、オレの腕を掴んで！」
呉井もまた、自らの体を縦にして騎手を守ろうと必死だ。
雨寺の背中を押し上げ、なんとか元の位置へ戻そうと試みる。
その甲斐あって、雨寺が態勢を立て直す時間を充分稼ぐことができた。
「ん……っしょ！ よし、復活！ みんなごめんね！」
「雨寺、これ以上は留まるのは危険や！ 陣地へ戻ったほうがええと思うで！」
難波はハチマキの得点化を提言する。
「オレも賛成だねぃ。ここで負けたら白猫の逆転が難しくなるだろうし……」
「そういえばさっきまで併走していたシダたちはどこ行ったんやろ？」
助太刀に来ないかと期待していた難波は辺りを見渡す。
と、呉井がシダたちのいる【ボビナム】が先生ズと交戦しているのを見て驚嘆。
「あちゃー、あれはオレたちのこと見えてないねぇ？ なんとか自力で脱出するしかないんだよぅ？」
この窮地を抜けなければ、白猫組の逆転が実現しない。
対して優勢の【豚まん】は付かず離れずでの一撃離脱を繰り返す。
（わざわざ危ない所に居続けるのも嫌だしねぇ～）
口にこそ出さないが、チームメンバーの八城は足を動かして騎手が組み付かれないようにサポート。
八城は戦う前にメンバーへこう漏らしていた。
『俺はこのゲームは陣地に戻らないと点数にならないってルールと一度戻ったら再出撃は出来ないってところがポイントだと思ってるぜ？』
だが、いままで相手との力が拮抗してハチマキ獲得まで至っていないのが現状だった。
「ここは是が非でも取りに行くよ～！」
八城が珍しく力強い口調で叫んだ。
「なぁ、小麗？ あの騎馬、集中して周り見えてなさそーだし、今なら横から狙えそうじゃねぇ？」
楢木が指差すのは先生ズと間合いを計る【ボビナム】だ。
対峙するインフェルノガッツもジリジリと間合いを広げて敗戦ムード漂っている。
転戦するなら、今！
「春彦の言うとおりなのだ！ 横から奪ってしまうのだー！」
「「了解！」」
すぐさま先生ズ方向へ転換すると、彼らは猛ダッシュで離脱！
「あっ、楢木！ 逃げるのか！？」
六月一日宮が叫ぶと、楢木は振り返って苦笑い。
「ワリーな！ この勝負、お預けだ！ 今はチームの勝利を優先するぜ！」
手を振りながら【豚まん】は去っていった。
「じゃあな、呉井！ あとヘタレモン！」
「てめっ、ヘタレモンって言うな、楢木ー！」
「まーまー、れもん君そんなに怒らないでー？」
呉井も獲物を逃した悔しさで眉を下げていた。
「とりあえず、撤退やなー」
難波は周囲を警戒しながら交代を促す。
「えーっ！？ もうちょっと暴れたいんだぜ！？」
しかし七葵がここでダダをこねる。
「確かにあまり戦果を挙げられていないよね……？ どうしようっか？」
スタミナに自信がある雨寺も、流石に消耗が激しい様子。
どうしようか、移動しながら戦況を見守る彼ら。
だが、彼らこそが最終局面で重要な鍵を担っているという事に気が付いていなかったのだ！
「渡辺先生……、武道の達人って聞いてます！ 私たちと勝負して下さい！」
騎手の伊藤が剣道の試合前のように一礼。
渡辺先生も頭を少しだけ垂れた。
「私は騎手ではありませんので……、相原先生がお相手しましょう」
静かに渡辺先生は告げる。
やはり親分というあだ名の通り、凄みのあるダンディズム満載だ。
「相原先生！ よろしくお願いします！」
「うん！ 佳奈ちゃんのその姿勢、先生は好きだよ！ 良い戦いにしようね！」
ぐっとまゆ先生も身をかがめてタックルの姿勢。
「いくぞ みんな 呼吸 あってるな かな 上から 指示だせ！ 勝つぞ みんな チュックマイマン 突撃だ！」
シダの号令が掛かると、【ボビナム】は全員が裂帛の雄叫びを上げて駆け出す！
「佳奈ちゃん上から指示を！ シダちゃん、そこはひいて、よし、相手の重心がずれた。今度は倒れる方へ押してやればいい。まゆ先生、動揺してる、ナイスだよ！」
新井が瞬時に作戦のガイドラインを組み立てて伝達。
「なつみちゃん、旋回して回り込んで！」
「うん、分かったよ！」
伊藤の指示を受けて惺靇が騎馬を引っ張り旋回。
「させないよ！ フジコ先生！」
まゆ先生の合図にフジコ先生はすれ違う新井の耳へ生暖かい空気を口移しで御裾分け。
「フジコブレス♪」
「おっほぅ！？」
新井の身がすくむ！
「新井くん、しっかり！ ど、どうすればいいのかな？」
騎馬戦初心者の緑野はオロオロとするばかり。
「とりあえず、伊藤さん！ 一度離れよう？」
「そうだね、毬藻子ちゃん！ 一旦離れて再突入だよ！」
伊藤は騎馬を下がらせると緑野に断って肩車に移行。
これは、まだまだ勝負が付きそうにない。
その頃、【豚まん】の猛攻をしのぐ【インフェルノガッツ】はというと？
「凛ちゃん、オレの腕を掴んで！」
呉井もまた、自らの体を縦にして騎手を守ろうと必死だ。
雨寺の背中を押し上げ、なんとか元の位置へ戻そうと試みる。
その甲斐あって、雨寺が態勢を立て直す時間を充分稼ぐことができた。
「ん……っしょ！ よし、復活！ みんなごめんね！」
「雨寺、これ以上は留まるのは危険や！ 陣地へ戻ったほうがええと思うで！」
難波はハチマキの得点化を提言する。
「オレも賛成だねぃ。ここで負けたら白猫の逆転が難しくなるだろうし……」
「そういえばさっきまで併走していたシダたちはどこ行ったんやろ？」
助太刀に来ないかと期待していた難波は辺りを見渡す。
と、呉井がシダたちのいる【ボビナム】が先生ズと交戦しているのを見て驚嘆。
「あちゃー、あれはオレたちのこと見えてないねぇ？ なんとか自力で脱出するしかないんだよぅ？」
この窮地を抜けなければ、白猫組の逆転が実現しない。
対して優勢の【豚まん】は付かず離れずでの一撃離脱を繰り返す。
（わざわざ危ない所に居続けるのも嫌だしねぇ～）
口にこそ出さないが、チームメンバーの八城は足を動かして騎手が組み付かれないようにサポート。
八城は戦う前にメンバーへこう漏らしていた。
『俺はこのゲームは陣地に戻らないと点数にならないってルールと一度戻ったら再出撃は出来ないってところがポイントだと思ってるぜ？』
だが、いままで相手との力が拮抗してハチマキ獲得まで至っていないのが現状だった。
「ここは是が非でも取りに行くよ～！」
八城が珍しく力強い口調で叫んだ。
「なぁ、小麗？ あの騎馬、集中して周り見えてなさそーだし、今なら横から狙えそうじゃねぇ？」
楢木が指差すのは先生ズと間合いを計る【ボビナム】だ。
対峙するインフェルノガッツもジリジリと間合いを広げて敗戦ムード漂っている。
転戦するなら、今！
「春彦の言うとおりなのだ！ 横から奪ってしまうのだー！」
「「了解！」」
すぐさま先生ズ方向へ転換すると、彼らは猛ダッシュで離脱！
「あっ、楢木！ 逃げるのか！？」
六月一日宮が叫ぶと、楢木は振り返って苦笑い。
「ワリーな！ この勝負、お預けだ！ 今はチームの勝利を優先するぜ！」
手を振りながら【豚まん】は去っていった。
「じゃあな、呉井！ あとヘタレモン！」
「てめっ、ヘタレモンって言うな、楢木ー！」
「まーまー、れもん君そんなに怒らないでー？」
呉井も獲物を逃した悔しさで眉を下げていた。
「とりあえず、撤退やなー」
難波は周囲を警戒しながら交代を促す。
「えーっ！？ もうちょっと暴れたいんだぜ！？」
しかし七葵がここでダダをこねる。
「確かにあまり戦果を挙げられていないよね……？ どうしようっか？」
スタミナに自信がある雨寺も、流石に消耗が激しい様子。
どうしようか、移動しながら戦況を見守る彼ら。
だが、彼らこそが最終局面で重要な鍵を担っているという事に気が付いていなかったのだ！
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2015年01月03日
- 参加申し込みの期限
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- 2015年01月10日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2015年01月10日 11時00分
