- 0
- 0
- 種族
-
- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
【体育祭】熱闘！ 寝子高伝統の騎馬戦！
【追撃戦・２】
ここで【虹色戦隊】がようやく到着。
「死にてぇ奴は何処のどいつだァ！？」
相変わらず霧切はバーストモードのままだ。
「さぁ、怪我人のいる騎馬にぶつかるくらいなら僕へぶつかれ！ むしろ遠慮なくぶつかってください！ 我々の業界ではご褒美です！」
期待感を露わにした顔のまま榛名は自分たちに攻撃を引きつけようと試みる。
……だが挑発の台詞が残念過ぎた。
「榛名君はそんなに被虐嗜好が強いのか、ならば望み通りぶつかるといい」
ハルトマンごと騎馬が急旋回すると、榛名を【灯チーム】方向へ向ける。
「みんな、そのまま榛名君を接地面にして敵騎馬へ突撃だ」
「ありがとう、メルさんんぶぅっ♪」
カニ歩きのまま【灯チーム】へ突っ込む【虹色戦隊】。
挟まれた榛名は幸福そうな顔でにやけていた。
一方、【灯チーム】はトリッキーな動きに惑わされて騎手が組み付かれてしまった。
「色々と想定外が、多すぎるんだけど……！？」
灯はなんとか引き剥がそうと試みる。
「さてと、ちょっとくすぐったいわよ……？」
神薙は空いている手で服部の腹筋をくすぐり始めた。
これこそが彼女の秘策、敵騎馬へのくすぐり攻撃！
それに敏感に反応する服部！
「うひひひひひひひ！？ いや～ん、審判さーん、この赤毛のおねーさん、俺にセクハラしよるー！」
「ば、馬鹿じゃないの！？ 誰がセクハラしたって言うの！？」
予想外の反応に首を横に振る神薙。
審判たちにも目を付けられてしまい、イエローカードが出されてしまった。
「イエローカード！？ サッカーじゃあるまいし！？」
「先ほどと違って、騎馬役の素手での接触攻撃は反則とみなします！ 次は退場ですよ！」
あくまでも騎馬は足と体当たりで攻撃しなさい、という公式見解が出された。
審判の深縹 露草の解説に思わず舌打ちをする神薙。
「焔殿！ 焦りは禁物でござる！」
夏神も振り払おうと、掛け声でメンバーの足運びを整えようとしていた。
「ねぇ、いまこそアレ、使う時でしょ？」
音楽がちょうど変わり、攻撃的なメタルに変化する。
（ホッント……今の私の気持ちを見透かしたような選曲ね）
桃川は屋上の名も無きバンドマンに今すぐ文句を言ってやりたかった。
「さぁ、反撃よ。……今！」
ぐんっと騎馬が下がる。
久良木は霧切の腕を掴むとそのまま引っ張った。
「……そして急浮上よ！」
今度は御輿を担ぐかのように久良木を高々と持ち上げた。
「ふふっ、そのまま落馬しちゃいなさ……い？」
桃川は目を疑った。
地面に転がっているのは、久良木だった。
「え、なんで？ なんでなの？」
神薙も何があったのかわかっていない様子。
「……策士、策に溺れるとはこのことだな……」
ハルトマンは呆れ返っていた。
「あの状態からリーチの短い君たちの騎手がハチマキを奪うのは至難の業だ。ならば考えられる方法はただ１つ。前に引き倒せばいい。そのための段差攻撃だったのだろうがな？」
夏神は気が付いた。
「しまったでござる……。騎手の昇降に気を取られて、いつの間にか相手が後退していたでござる！」
「その通りだよ。一瞬の差ではあったが、僕たちが一歩早く後退していた。あとは君たちが勝手に上げ下げしてくれるだけで、君たちの騎手は自らのリーチの短さが災いして段差に付いてこれずに勝手に落馬したのさ」
前もって組み付いた際には、ハルトマンが地面を２回つま先で蹴る動作をすると決めていた【七色戦隊】。
また、騎手が空手経験者の霧切に対し、お金持ちのお嬢様でアスリートでもない久良木が力比べで勝てるわけがなかった。
引っ張るつもりが、逆に引き寄せられて地面へ落とされてしまったのだ。
「ごめんなさい、皆さん……。負けてしまいました……」
久良木の謝罪の言葉が、【灯チーム】に敗北を自覚させた。
「うっしゃァ！ これで自力1000点到達だァ！ 目標達成！」
霧切は拳を握り締めて歓喜した。
（あとは陣地に戻って点数化するだけ……！）
「なー、霧切ちゃん、戻る前に味方助けへん？ ……得点、平均1000点目指すんやろ？」
出撃前に「黒猫組、生き残りの得点の平均は1000点欲しいわよね」と霧切が漏らしていたのを服部は覚えていた。
既に薄くなった彼の後頭部をむんずと霧切は掴むと、目の前の敵を睨み付けた。
「……まだ私は死ねないってことね。でもアレ追っ払ったら帰るから！」
このあと、鬼神の形相で【桜楓謳歌】を追い払った【虹色戦隊】は、無事に陣地へ到着してハチマキを得点化することができたのだった。
これで一気に黒猫組側に1000点追加された！
＜黒猫組：【虹色戦隊】1000点獲得！＞
＜脱落：白猫組【灯チーム】＞
ここで【虹色戦隊】がようやく到着。
「死にてぇ奴は何処のどいつだァ！？」
相変わらず霧切はバーストモードのままだ。
「さぁ、怪我人のいる騎馬にぶつかるくらいなら僕へぶつかれ！ むしろ遠慮なくぶつかってください！ 我々の業界ではご褒美です！」
期待感を露わにした顔のまま榛名は自分たちに攻撃を引きつけようと試みる。
……だが挑発の台詞が残念過ぎた。
「榛名君はそんなに被虐嗜好が強いのか、ならば望み通りぶつかるといい」
ハルトマンごと騎馬が急旋回すると、榛名を【灯チーム】方向へ向ける。
「みんな、そのまま榛名君を接地面にして敵騎馬へ突撃だ」
「ありがとう、メルさんんぶぅっ♪」
カニ歩きのまま【灯チーム】へ突っ込む【虹色戦隊】。
挟まれた榛名は幸福そうな顔でにやけていた。
一方、【灯チーム】はトリッキーな動きに惑わされて騎手が組み付かれてしまった。
「色々と想定外が、多すぎるんだけど……！？」
灯はなんとか引き剥がそうと試みる。
「さてと、ちょっとくすぐったいわよ……？」
神薙は空いている手で服部の腹筋をくすぐり始めた。
これこそが彼女の秘策、敵騎馬へのくすぐり攻撃！
それに敏感に反応する服部！
「うひひひひひひひ！？ いや～ん、審判さーん、この赤毛のおねーさん、俺にセクハラしよるー！」
「ば、馬鹿じゃないの！？ 誰がセクハラしたって言うの！？」
予想外の反応に首を横に振る神薙。
審判たちにも目を付けられてしまい、イエローカードが出されてしまった。
「イエローカード！？ サッカーじゃあるまいし！？」
「先ほどと違って、騎馬役の素手での接触攻撃は反則とみなします！ 次は退場ですよ！」
あくまでも騎馬は足と体当たりで攻撃しなさい、という公式見解が出された。
審判の深縹 露草の解説に思わず舌打ちをする神薙。
「焔殿！ 焦りは禁物でござる！」
夏神も振り払おうと、掛け声でメンバーの足運びを整えようとしていた。
「ねぇ、いまこそアレ、使う時でしょ？」
音楽がちょうど変わり、攻撃的なメタルに変化する。
（ホッント……今の私の気持ちを見透かしたような選曲ね）
桃川は屋上の名も無きバンドマンに今すぐ文句を言ってやりたかった。
「さぁ、反撃よ。……今！」
ぐんっと騎馬が下がる。
久良木は霧切の腕を掴むとそのまま引っ張った。
「……そして急浮上よ！」
今度は御輿を担ぐかのように久良木を高々と持ち上げた。
「ふふっ、そのまま落馬しちゃいなさ……い？」
桃川は目を疑った。
地面に転がっているのは、久良木だった。
「え、なんで？ なんでなの？」
神薙も何があったのかわかっていない様子。
「……策士、策に溺れるとはこのことだな……」
ハルトマンは呆れ返っていた。
「あの状態からリーチの短い君たちの騎手がハチマキを奪うのは至難の業だ。ならば考えられる方法はただ１つ。前に引き倒せばいい。そのための段差攻撃だったのだろうがな？」
夏神は気が付いた。
「しまったでござる……。騎手の昇降に気を取られて、いつの間にか相手が後退していたでござる！」
「その通りだよ。一瞬の差ではあったが、僕たちが一歩早く後退していた。あとは君たちが勝手に上げ下げしてくれるだけで、君たちの騎手は自らのリーチの短さが災いして段差に付いてこれずに勝手に落馬したのさ」
前もって組み付いた際には、ハルトマンが地面を２回つま先で蹴る動作をすると決めていた【七色戦隊】。
また、騎手が空手経験者の霧切に対し、お金持ちのお嬢様でアスリートでもない久良木が力比べで勝てるわけがなかった。
引っ張るつもりが、逆に引き寄せられて地面へ落とされてしまったのだ。
「ごめんなさい、皆さん……。負けてしまいました……」
久良木の謝罪の言葉が、【灯チーム】に敗北を自覚させた。
「うっしゃァ！ これで自力1000点到達だァ！ 目標達成！」
霧切は拳を握り締めて歓喜した。
（あとは陣地に戻って点数化するだけ……！）
「なー、霧切ちゃん、戻る前に味方助けへん？ ……得点、平均1000点目指すんやろ？」
出撃前に「黒猫組、生き残りの得点の平均は1000点欲しいわよね」と霧切が漏らしていたのを服部は覚えていた。
既に薄くなった彼の後頭部をむんずと霧切は掴むと、目の前の敵を睨み付けた。
「……まだ私は死ねないってことね。でもアレ追っ払ったら帰るから！」
このあと、鬼神の形相で【桜楓謳歌】を追い払った【虹色戦隊】は、無事に陣地へ到着してハチマキを得点化することができたのだった。
これで一気に黒猫組側に1000点追加された！
＜黒猫組：【虹色戦隊】1000点獲得！＞
＜脱落：白猫組【灯チーム】＞
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2015年01月03日
- 参加申し込みの期限
-
- 2015年01月10日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2015年01月10日 11時00分
