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【体育祭】熱闘! 寝子高伝統の騎馬戦!
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矢萩 槇
が姉の秋を見付けると元気良く手を振った。
「おかえり、秋お姉ちゃん! あっ、つくしちゃんだ! やっほ~! つくしちゃんもお姉さんの応援に来たの? って、なんで泣いてるの!?」
「いやーまいったよ、実はさ……」
秋が事情を説明すると、槇はカンカンに怒り出した。
「つくしちゃんと小さな男の子に暴力を振るうなんて最低ッ! 私もその場にいたら暴れだしてたよ!」
姉や友人を大切に想う槇は、彼らを傷付けられると激昂するのだ。
「ありがとう、槇さん。とても、怖かったです……!」
「よしよし、つくしちゃん、もう大丈夫だよ。秋お姉ちゃん強かったでしょ!?」
槇は自慢の姉を持って誇らしく胸を張った。
「いやー、万が一と思って、私の得物の1つ『木刀ドウジギリ』を持ってきて良かったわー、うんうん」
そう言いながらブルーシートに腰掛ける秋であった。
「つくしちゃん、良かったら一緒に応援しましょう? 私たちのそばにいれば安全だし」
「では……お言葉に甘えて、お隣失礼します」
つくしは秋の横に腰掛けることにした。
「ん? どうした、眼帯少年? 君も折角だからここで一緒にうちの妹のいる黒猫組を応援しないかい? 引率の人も、ここで待っていればそのうちやってくるだろうしさ」
「でも……知らない人に付いていっちゃダメだって……」
夕霧は相変わらず下を向いたまま、秋の顔を見ようとしない。
その小さな体が震えていることに、秋はすぐに気が付いた。
(うぅ……、どうしよう……? 年上の人ばっかりだし、ちょっと怖い人(秋のこと)とかも居るし……、帰りたいなぁ……)
顔を上げない夕霧の目の前に、秋は『萩屋』自慢のおはぎを差し出した。
「これ、うちのお店のおはぎなんだけどさ、よかったら食べる?」
夕霧は首を横に振った。
「知らない人から……食べ物もらっちゃダメって……、あっ……!」
ぐぅ、と夕霧のお腹の虫が鳴った。
「べ、別に美味しそうなんて……思ってない……!」
「ははは、子供は我慢しなくていいんだぞ、ほら! 甘くてほっぺた落ちちゃうぞ~!?」
妹たちの面倒を見てきたせいか、意外と秋は子供の扱いが上手いようだ。
ごくり、と夕霧は生唾を飲む。
そして耐え切れなくなった彼は、秋からおはぎを奪い取ると一心不乱にかぶりついた。
「……おいしい!」
「だろう? なんたって、この『萩屋』店主の私謹製のおはぎだからね! 天下一品さ!」
おかわりを求める夕霧少年に、かんらかんらと豪放に笑う秋であった。
「さてと、カメラよし! ビデオよし! 咲の活躍、最高の一枚を撮るわよ!」
妹大好きの秋は、すっかり妹ニウム(妹たちから発散される萌え要素的なナニカ)摂取モードへ切り替わった。
「そういえば……、咲先輩って、黒猫組ですよね?」
つくしは気が付いてしまった。
(大変です! お姉ちゃんと竜司お兄ちゃんは白猫組です! 私、完全なアウェーです!)
気まずい、超気まずい。
「どうしたの、つくしちゃん? 顔色悪いよ? ……まだショックなんだね、よしよし」
ぎゅーっと優しく槇にハグされるつくし。
その表情は強ばっていた。
(どうしよう……、秋さんは咲先輩のことで頭がいっぱいだし、槇ちゃんも知らないっぽいし……)
騎馬戦が始まるまでの間、つくしは非常に肩身の狭い想いを強いられるのであった。
「あ……」
不意に、夕霧が槇を指差して目を丸くした。
「あなたは……、もしかして?」
指差された槇は皆目見当つかずに首をかしげるばかり。
そして夕霧は目を輝かせながら言い放った。
「ビッグ矢萩さん! 本物だ、実在したんだ!」
まるでヒーローを目撃したかのような顔を向けられた槇は困惑するばかり。
「えっと、ビッグ、やはぎ……?」
「うん! ビッグ矢萩って人が、寝子中にいるって、小学校や施設の友達が噂してた……!」
ビッグ矢萩。
そのネーミングに、当の槇はひどく落ち込んだ。
「ビッグ矢萩……。ねぇ、どんな噂か、お姉ちゃんに教えてくれないかな?」
夕霧はこくこくと頷いた。
「えっとね……、悪人をプロレス技で懲らしめたり……」
「いきなりとんでもない内容が出てきちゃったよ!?」
だが、過去に彼女は秋のように悪漢を退治した経験がある。
一概に否定できなかった。
「それとね……、怒ると『ぽぽぽぽぽ』って鳴くって……」
「それ都市伝説の六尺様だよね!? 私は違うよ!?」
だが、
ネコミケ2日目で彼女は六尺様のようになって暴れまわっていた。
……本人は覚えているかどうか定かではないが。
「あと……、有名人にいつ会ってもいいように……、サイン色紙とサインペンを持ち歩いてる、って……」
「それは私だわ。間違いないね。今もこうして持ってるもの。私の個人情報、捻じ曲げられてるぅ!」
槇のメンタルはベッコベコに凹んでしまった。
「ビッグ矢萩さん……泣かないで……? ……僕も、応援するから」
「本当?」
槇は夕霧を抱き寄せた。
「じゃあ……お姉ちゃんたちと一緒に黒猫組を応援してくれる?」
「うん……! 黒猫組を応援すればいいんだね……! ふぁ……お姉ちゃん、ふかふか……」
夕霧は槇の中学生にしては発育の良い胸元に顔を埋めた。
槇の母性本能が刺激される!
「や~ん、可愛いぃ! ギューッてしちゃう! もっとお顔をくっつけていいからね?」
「……うん! あったかいんだなぁ♪」
槇はメロメロになった!
夕霧はパフパフした!
(チッ……! 友人とはいえ、あの巨乳はいただけませんよねぇ……)
貧乳のつくしは、この時ばかりは槇との友情を投げ捨ててしまおうかと一瞬思ってしまった……。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
学校生活
スポーツ
バトル
定員
1000人
参加キャラクター数
82人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月03日
参加申し込みの期限
2015年01月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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