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【体育祭】熱闘! 寝子高伝統の騎馬戦!
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黒猫組もイロモノがいたが、白猫組にもれっきとしたイロモノが存在していた。
その名も【白猫変隊】。
名前からして「どうしてこうなった」と口に出さずにはいられない。
そのメンバーをまとめる
冴木 竜司
は、本番前から奔走していた。
「俺は気付いたんだ……。良く考えたら、
まゆ先生
に認められる程の実力を示してないって」
彼が騎馬戦に参加した理由は至極簡単。
憧れの女性であるまゆ先生への愛を示すため、直接対決を仕掛けようと目論んでいた。
すぐさまメンバー探しを開始した冴木だったが……。
「どいひー!? なんでみんな断るんだー!?」
冴木のエゴに付き合おうとする奇特な人物はそうそういなかったのである。
「ぐっ! なんていう事だ!! 打倒まゆ先生の同士を募ったのに誰も捕まらなかっただと!? アッハイ、これも普段の行いですよねー!」
完全に自業自得だと悟った冴木は白目を剥いていた。
「だがしかし! これくらいじゃ、俺はへこたれない! 俺はこの戦でまゆ先生に挑み、俺を認めてもらう!」
そうして彼は、いつも世話になっている
鬼崎 あやめ
に会うなり……。
「あやめちゃん!」
助走をつけて、
「俺と、騎馬戦でッ!」
全力で跳躍ッ!
「チーム組んでチーム体育科先生ズを打倒しませんかぁぁぁ!?」
そのままフラットな土下座で着地したッ!
「私、今までの人生の中で、
ここまで見事にジャンピング土下座を決める人を初めて見ました……
」
あやめの顔が強ばっていた。
「冴木さんの人望って本当にないんですね……。日頃からパンツとかおっぱいとか幼女とか連呼しすぎだからこうなるんですよ? まったく、妹の
つくしちゃん
も応援に駆け付けると言っているのに……これじゃつくしちゃんが悲しみます」
呆れ返るあやめだったが、チームを組むことについてはむしろ協力的である。
「先生ズ打倒は私の望むところでもありますし、喜んで協力しますよ。人望のない冴木さんに代わって、メンバーは私が集めます。とりあえず最低でも4人いないと組めませんから、私以外2人を連れてきます。……これ、貸し3ですよ?」
「アッハイ」
冴木はしばらく先まであやめに頭が上がらなくなるだろうな、と悟ってしまった。
そして現在、当日。
顔色が悪い上に完全に悪人顔の
斉藤 次久
とあやめの姉貴分にあたる
添木 牡丹
が駆け付けてくれた。
「お待たせしました、姉さんとその辺を徘徊していた挙動不審な人を拉致……こほん、勧誘してきました」
あやめがニコニコしながら添木と斉藤の手を引いてやってきた。
「あやめちゃんからどうしてもと頼られちゃったら、お姉ちゃん断る事は出来ないわ! 安心して、私があやめちゃんを守ってあげるから!」
擬似シスコン全開であやめに擦り寄る添木。
かたや斉藤は先程から一切喋らない。視線も定まらないし、ひどく狼狽している。
(久々に登校してみたら……いつの間にか体育祭に参加してて……いきなり同学年の少女に騎馬に誘われた……。何故だろう、嬉しいのは勿論だが、彼女の頼みを断ってはいけない気がした……)
本来ならば引きこもりの彼が登校するだけでも奇跡なのに、何故か体育祭まで参加していた。
ネガティブでコミュニケーション障害持ち且つあがり症、社会不安症、対人恐怖症の五重苦を患らう斉藤。
あやめが何故、彼を選んだのかは定かではない。
だが、腹黒い彼女のことなのできっと「扱いやすそう」と思ったのかもしれない。
事実、添木と斉藤の勧誘にあやめのろっこん『リリスの微笑み』で断りづらくさせていた。
斉藤は心の中で思った。
(彼らは先生たちに挑むようだ……。今年の先生たちの騎馬の中に……あの
フジコ先生
がいる……)
以前、
斉藤はフジコ先生と臨んだ追試にて、
フジコ先生の生徒への態度のあり方に強い感銘を受けたのだ。
(……フジコ先生の強さは……俺にはまだ分からない……。でも愛と演技が……先生の強さの秘訣なら……俺もそれを目指してみよう……)
もはや社会不適合者と言われかねない斉藤の心に、一条の光が差し込む。
勧誘されたのは転機かもしれない。今一度、フジコ先生にぶつかって強さの秘密を知ろうと彼は思った。
極悪人の面構えで無理やり微笑むと、斉藤はチームメンバーの目を見ながら頭を下げた。
「……よろしく……」
だが彼の眼差しは、ろっこん『偽りの邪眼』の影響を受けていた。
他人と10秒以上目を合わせていると、相手はひどく不安定な気持ちになり、恐怖心で疑心暗鬼に陥ってしまうのだ。
斉藤はそのことに気が付いていなかった。
添木とあやめは挨拶もそうそうにイチャコラしているのでセーフ。
変態だけど意外と礼儀正しい冴木は律儀に顔を突き合わせてしまったため、モロに影響を受けてしまった。
「お、おう……。よ、よろしく……」
ぎこちない握手だった。
「それはそうと、あやめちゃん……」
冴木は意を決してあやめへツッコミを入れた。
「その格好は……どういう意図があるんだ……?」
<あやめの装備品>
E:【呪】いぬみみカチューシャ
E:【呪】忠誠の首輪(本牛革)
E: アクアマリンネックレス
あやめは身体を震わせながら訴える。
「フジコ先生の犬扱いされて早3ヶ月……! 最初は演劇の配役だけだったはずなのに、日常でも熱いスキンシップ(意味深)を受け続け、何時の間にか忠誠レベルが2にアップ! 首輪がビニール製から本牛革製って高級品になってるじゃないですかわけがわかりません! 今ではもうじきレベル3も見えてきて、首輪もきっと革製から金属製に……、そんなことになったら私、身も心もフジコ先生のワンちゃんと成り果ててしまいますワン!」
「あやめちゃん、語尾が既に……」
憐憫の眼差しを向けてしまう冴木であった。
だがあやめは止まらない。
「勿論、先生の事は尊敬してる部分もありますし、一概に嫌いじゃないですけど……。ここで見返さないと、私の学園生活のフツウが! 守れない!」
ワンコちゃんなんてあだ名が付いたら、あやめの残りの高校生活が獣臭くなる(確信)。
「私は負けられないんです! 冴木さんの話は渡りに船でした。必ず先生ズを打破しましょう!」
血気盛んにあやめは言い放った。
それを聞きつけたひとりの神々しい男が、唐突に4人の前へ颯爽と降臨!
「話は聞かせてもらった!」
男の頭部から後光が差す!
眩しさに4人は目を細めた。
「フッ、そこのあんた等、困ってるようだな? 何なら俺が手伝ってやろうか?」
「そう、
卓球部所属! 嗚呼、卓球部所属のォ! この、
九十九髪 夜光
がぁ! 手伝ってやろうかァ!?
」
九十九髪 夜光
は光り輝く頭皮を曝け出しながら、歌舞伎の見栄のようなポーズをとった。
その頭には
『卓球部部員募集中!』
と書かれた白ハチマキを締めていた。
「
インターハイ優勝した卓球部のエース
であるこの
九十九髪 夜光
がいれば、絶望の闇を照らす希望の光になりえるんじゃ!」
「……卓球部ってあったんですね」
添木が真顔で言い放った。
その反応に九十九髪に激怒した。
「やっぱりかぁぁ! あの栄光のインターハイから早1月! 卓球部は見る影もなく衰退した! 何故なら! 先輩方が引退したら新入部員ゼロで俺ぼっちだったんじゃ! なんじゃこの状況!? 公認の部活じゃぞ!? どんだけ卓球部は影薄いんじゃ! 顔と名前が思い浮かばない教頭以上だろ、これは!」
地団太を踏んで悔しがる九十九髪。
おい、どうすんだよ……と顔を見合わせる添木、あやめ、そして冴木。
だが、斉藤は勇気を振り絞って九十九髪の目を見て言った。
「……よろしく」
彼は生来、心の広い優しい人間なのだ。
ただ、生真面目なのか相手の目を見て話すので、高確率でろっこんが無意識的に発動してしまう。
「ヒィッ!? すまんのじゃぁ、大人しく言うこと聞くじゃけん、荒事はやめるんじゃ!」
「……? ……よろしく」
「ハイィィッ!!」
助っ人のつもりが、恐怖に屈服して斉藤の言いなりと化した九十九髪。
とにかく、これで5人揃った。
「なんでしょう、このカオス。私がツッコミに回らないといけない気がしますぅ……」
これから起きるであろうカオスに遠くを眺めてしまう添木であった。
「あ、男ども? 死んでもあやめちゃんを落馬させないように気張りなさいよ? ……もし落馬させたら……」
ギュッと右手を握りこむ添木。
「明日から女子制服を着ることになるわよ?」
……こいつ、殺る気だ!
男子どもも絶対に負けられなくなってしまった。
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5人まで
シナリオジャンル
学校生活
スポーツ
バトル
定員
1000人
参加キャラクター数
82人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月03日
参加申し込みの期限
2015年01月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月10日 11時00分
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