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奇祭! 早朝の落神奉納餅つき!~筋肉もあるよ♪~
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【兄 vs 弟 with 弟の彼女 feat.宇宙人】
志波 武道
はこの日、いつにも増してテンションが高かった。
朝5時すぎだというのにも関わらず、気合がみなぎっていた。
「奇祭だがちゃんとした謂れあるものナンダナー!」
今年、寝子島へ移り住んだ武道は、奇祭の起源をふぁんた爺ズから興味深そうに聞いていた。
「よーし、俺頑張るぜー超頑張るぜー! 祭はとにかく盛り上げてナンボだろ!」
武道はこの日のために新調したブーメランパンツを握り締める。
「旧市街に下宿してる身としては、こういう地域のお祭りはダイジチョウダイジ! そして脱ぐ!」
志波がその場でターンをすれば、あら不思議!
するりと服が自然とパージされ、握り締めていた新品のブーメランパンツも穿き替え終わっていた。
「俺の神速脱ぎは日々進化するんだZE!」
ビシッとポーズを取れば、観光客の女性陣から黄色い声が一斉に上がった!
「どもども! 俺、寝子高2年のブドーって書いてタケミチっていいマース! 人呼んで、『神速脱ぎのブドー』!」
水泳で鍛えた逆三角系の体型が女性たちを虜にする!
女性たちが武道に殺到すると、我先にとお餅を差し出してきたのだ。
「って、早速お餅のプレゼント!? 俺ってばお嬢さん(※40代以上)に大人気! アリガトーアリガトー☆ でも俺以外にも食べさせてあげてネ☆ 例えばあの人トカ!」
適当に武道が指差した先には、よく見知った顔がいた。
武道の動きが一瞬止まった。
指差された
志波 拓郎
の表情がみるみるうちに引きつっていく。
「何、で……馬鹿兄貴も……ここ、に……!?」
兄との遭遇と押し寄せてくるオバ様たちに気が動転する拓郎。
そんな彼を救ったのは、長い前髪を垂らした少女だった。
「すいませーん! この人、私の、か、彼氏なんですっ! だからちょっと、そういうのは困ります!」
拓郎の恋人、
高梨 彩葉
だ。
恋人が居ると分かった途端、オバ様たちは波が引くようにいなくなっていった。
「拓郎、大丈夫?」
「うん……、平、気……。ありが、とう……、彩葉さん……」
周囲そっちのけで自分たちの世界に入り込む拓郎と彩葉。
そこへ武道がするりと会話に入り込んだ。
「イヤー、メンゴメンゴ☆ まさかたー坊だったとはお兄ちゃん失敗テヘペロ☆ ってかナゼターボウガイルノカナ!?」
「それはこっちのセリフだ、馬鹿兄貴……!」
拓郎は興奮すると、普段の眠そうな喋り方から脊髄反射で言葉を紡ぐ口調に変化する。
「お餅食べ放題ができる面白いお祭があるから彩葉さんとデートで参加してみたら、水着や褌の野郎どもばかりだし大勢の年上の女性から迫られた挙句、なんで馬鹿兄貴の顔を見なきゃならないんだ……!」
「拓郎、落ち着いて! そりゃ、私も『あ……ありのまま今、起こった事を話すぜ! 彼氏に誘われてやってきたお祭で沢山の筋肉ムキムキな人たちが餅をついていた! しかも男の人は全員水着か褌で上半身は裸ッ! 何を言っているか何を言っているのかわからないと思うが私もどういう状況なのかわからなかった。頭がどうにかなりそうだった』って感じだよ!」
劇画調の顔付きで高梨は心境を述べた。
武道は2人のやり取りに一言添えた。
「2人とも、餅でも食べて落ち着こうぜ! ……モチツコウゼ!」
武道のダジャレが一番2人の気を落ち着かせるのに効果があった。
「ソッカー! 2人はこの祭の由来を知らないのか! では、説明しよう!」
武道はかっこいいポーズと共に、今しがた聞いたウンチクを我が物顔で披露し始めた。
中秋の名月を翌朝以降も見たいとダダをこねた落神様のために、神社の前で餅をつきながら月に代わるような『丸くて輝くもの』を掲げて喜ばしたのが起源だ、と武道は語る。
(ああ、しまった。逃げ出すタイミングを逃した……!)
拓郎は頭を抱えながら武道の説明を強制的に聞く他なかった。
一方、高梨は興味深げに頷いていた。
「そんなイベントがあるなんて知らなかった、今は9月だけど風邪ひかないのかちょっと心配だな」
「ダイジョブダイジョブ! 男性の筋肉を触ると御利益があったり、お餅を、付き終えた男性に持参した『月』を触ってもらうことで無病息災の御利益がアルンダッテ★」
武道の解説に高梨は更に食いついた。
「拓郎! 折角参加するのなら、私の『月』を真っ先に触ってよ! えっと、コンパクトミラーで大丈夫だよね?」
「うん……、ここまで、来た、ら……、頑張る……!」
拓郎も覚悟を決めたらしい。
高梨はそのことが嬉しくて、思わず恋人の顔を見つめてしまう。
「私、いっぱい拓郎へ光を反射させるね! だから拓郎も一生懸命やってきて!」
「任せ、て……。彩葉さん……しっかり……見てて、ほしいな……」
拓郎も頬を赤く染めて彩葉を抱き寄せた。
まさに夢見心地。
「よーし、たー坊はオニーチャンと一緒につこうな!」
「えっ?」
だが兄の声で拓郎は現実に引き戻された。
「ちょ……まっ……、自分……まだ、ペア……決まって、ない……」
「だと思って、2人がイチャッてる間にオニーチャンが可及的速やかに手続きしておいたぜテヘ!」
武道、いい笑顔でサムズアップ。
(うん知ってる手配早いなくそう、いい笑顔しやがって!)
拓郎、完敗!
「武道さんも参加するんですね、って見るからに気合充分だった。なんかすごいことになりそう!」
高梨は兄弟の餅つき演舞に期待が高まる。
そこへパシャパシャッとシャッター音が届いた。
「あ、すまねぇ。いい画だったもんでついシャッター切っちまった。都合が悪いなら没にするからよ」
雨垂 ミゾレ
がヘラヘラ笑いながら歩み寄ってきた。
「え、宇宙人!?」
高梨が雨垂の顔を見て目を見開いた。
「
誰が宇宙人だ!?
ったく、これだからガキは……」
ブツブツと雨垂は愚痴るが、すぐに職務に戻った。
「ほら、写真どうするんだ? 町役場のカメラマン募集の知らせに応募して採用してもらった手前、仕事しないと俺が上に怒られちまう」
「オッケーオッケー! どーんどん撮って☆」
呼吸のようにマッスルポージングをする武道に呆れる拓郎。
「ほら、拓郎も一緒に撮ってもらおうよ!」
「え、えぇ……?」
だが、恋人の高梨の誘いを断るわけにはいかない。
「あとで町役場に掲示されるから、欲しかったら窓口で言えば購入できるぜ。せいぜい、たくさん買って俺の私腹を肥やしてくれ」
「わー、お兄さんのストレートなあくどい表現、チョーステキー!」
武道が思わず茶化すと、釣られて拓郎も吹き出してしまった。
「ひでぇガキどもだな!」
そう言いながらしっかりシャッターを下ろす雨垂だった。
(ったく、落神絡みの特ダネ求めてカメラマンとして紛れてみれば……案外フツウの祭じゃねーか。アテが外れたなこりゃ)
雨垂はゴシップ記事や捏造などのイエロージャーナリズムで記者生命を絶たれてしまった。
だが、再起をかけて彼は日々、落神伝説の解明の取材に明け暮れているのだ。
(落神は今も絶対にいる。俺自身、もれいびになって超能力が使えるようになったんだからな)
彼もこの島に移住してからろっこんを身に付けたことにより、彼の取材意欲は倍々に跳ね上がっている。
必ず伝説を白日の元に晒し、世界に名を馳せる記者として復活してみせる。
彼は己の願望の成就のために突き動かされていた。
(ま、アテが外れたとはいえ、猫耳カチューシャつけて踊りまくるような祭りじゃなくてよかったぜ。……褌姿で餅つく祭ってのも大概だがなぁ)
苦笑しながらも武道たちを撮影し終わると、次の被写体を求めて雨垂は会場内を彷徨いだす。
「そういや、俺が聞いたことがある話は『海を見たがっていた神の話』だったな。この落神は別の神か? つーかこの島は比較的神が降りてきやすい場所なのか? それとも頻繁に神様って奴は落っこちてくるものなのか?」
自問自答しても答えは出ない。
「……どうかはしらねーが、わりかし、今も落ちてきた神がこの会場にいるのかもしんねーな。っておっと? シャッターチャンス!」
雨垂がカメラを構えた後ろを、眠そうな顔で餅を食べ歩く
野々 ののこ
が素通りしていくのであった……。
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シルバーシナリオ★(150)
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3人まで
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定員
30人
参加キャラクター数
27人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月08日
参加申し込みの期限
2014年12月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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