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バトル~VS暗黒魔帝リッカルド~
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暗黒という名の如く、黒の甲冑を身に付けた騎士たちは武器を手に展開する。その数は十五名ほど。張り詰めた気配を纏う異形の騎士たちに、しかし
屑利 執
は悪辣な笑みを浮かべた。
「魔法か。科学の研究対象としちゃ、もってこいだ」
書きあげた魔法陣へと執は念じ、降臨の儀を発動する。
「出でよ、沼田さん!」
「む、召喚の魔法フンバァ!」
魔法陣から溢れる輝きにリッカルドが詠唱しながら呟き、騎士団が身構える。
そして魔法陣から呼び出されたのは、頭皮の薄い中年サラリーマンであった。
「はい、はい、その件に関しては……ん?」
沼田さんである。商談中だったか。
「さぁ、沼田さんやっちゃってください!」
「く、屑利くんこれは……?」
当然の反応をする一般人に、執は告げた。
「とりあえず、あのナイフ避けて」
「きゃああああああ!?」投げナイフがくたびれたスーツを刻む。
おっさんシャウトが、戦闘開始の合図となった。
暗黒騎士団が間合いを一気に狭めて来たのだ。沼田さんへ刃が煌めく。
「沼田さん謝って!」
「も、申し訳ありませんッ」
反射的にハゲ頭を下げた彼の頭皮が、執の強化魔法で強烈な輝きを発する。
沼田さんフラッシュ。
光が肉薄していた敵の視界を奪い、そこへ
来栖 棗
が地を蹴った。
「要はとっととラスボス倒せばいいんだろ――雑魚は失せな」
不機嫌にそう言い放った時には、紫電を纏ったヨーヨーは宙を駆けている。投擲したヨーヨーは激突させた騎士に投鎧越しに電撃を浴びせ、吹き飛ばした。倒れた騎士はすぐさま起き上がろうとするが、頭部を刃に貫かれて動きを止める。
「この島や猫神様に害が及べば、猫好きの夏朝が悲しむ」
夏夜モードの夏朝は邪な笑みを浮かべ、刀身が蛇腹の如き剣を引き戻した。
「時間もないし、手早く殲滅しないとね」
鞭のように振るった剣はいま一体の急所へと走る。それを別の騎士が剣で弾いた。騎士剣はそのまま弧を描き、夏朝へと叩きつけられる。速い。後退し回避行動に移った彼女の肩を、掠めた刃が浅く裂いていった。夏朝の凶相が歪み、彼女に手傷を負わせた騎士が更に剣を振るう。他の騎士がそれに続こうとして――立ち止った。
「女の肌を傷つけるなんて、騎士道精神に欠けないかしら?」
ボディビルのマッスルポーズを決め、
尾鎌 蛇那伊
が朱唇を吊り上げた。騎士が手にした武器――槍の穂先を彼へと向け直す。
睨み合いは長くは続かない。
切っ先が僅かに下がったと思った時には、鋭い刺突が蛇那伊の喉元へと迫っている。
必殺の一撃を、蛇那伊は左前へと、体を傾げるようにして踏みだして回避した。視界の端を槍の柄が通過する中、右掌底をカウンターとして敵腹部に押し当てる。
連動するのは、裂帛の気合いだ。
「フッ!」
腹腔から爆発した気が、全身の筋に乗って収束、掌からベクトルとして放出される。車に撥ねられたように地面と逢瀬する騎士に、蛇那伊は残心の呼息を吐いた。
「急所への最速攻撃……直線過ぎよ」
五感を研ぎ澄まし、相手の重心や力のかけ具合からその動作を読み取る――
御剣 刀
もまた、それを意識していた。
構えと足運び、重心から繰り出される一撃を読み取り、間合いを調整。白刃が空を斬る唸り声が、目前で聞こえた。
相手は戦斧を手にした大柄の騎士だった。幅広く厚みのある斧はとり回しこそ難しいが、一打一打の破壊力は剣のそれを優に上回る。
まだだ……
大振りのわりに隙は少ない。刀は重心を落としたまま、今度は慎重にすり足で間合いを詰めた。全身鎧の敵に小技は効かない。逆に敵は重厚な防御を盾に、滑るように懐に飛び込んできた刀に渾身の一打を振り下ろした。激流を思わせる、刃の瀑布だ。
――そこだ!
垂直に走った白刃の光が、激流を貫く。
剣先が斧の刃と微かに触れ、火花が飛んだ。すりあげる一刀。斧がその流れを逸らされた時には、体勢の崩れた騎士の兜を鋭い一打が叩き割っていた。
「面ッ」
がらんどうの内部を見せる兜から、刃を抜いた刀。しかし背に走った衝撃に地面に叩きつけられていた。受け身をとって起き上がれば、手に鎚を持った騎士が迫ってくる。リッカルドが嗤った。
「善戦中にこう言っては――サンバァ!――なんですが、彼らは精鋭で――サンマ!――してね。カカシとは違うのですよ……フンバッ」
詠唱しながら説明する彼が示せば、倒したと思っていた騎士たちが起き上がり、鎧も修復されていく。
「鎧の時点でフェアじゃないだろうに……」
南雲 銀丸
は手甲で剣を弾くと、敵腹部にストレートを撃ち込んだ。
ただの拳打ではない。拳とぶつかるはずの金属プレートはインパクトの寸前、銀丸の目から照射されたビームの前に消失している。
透視能力に魔法を乗せた、無機物を溶解するビームだ。相手の防御をゼロと化した腹部へ拳が突き刺さり、瘴気のわだかまる内部をかき乱す。どす黒い気体が血のように噴出した。だがリッカルドの余裕は崩れない。
この瘴気が全て出れば敵も滅ぶが、それより修復が早いのだ。鎧が再生していく個体に追撃を叩き込もうにも他の騎士に牽制され、銀丸は舌打ちをする。
「なるほど。しかし壊れにくいならば大歓迎ですよ」
おかっぱ頭を揺らし、天佑が左目のみで敵を見据えた。
「僕の磁気眼、少々威力が強すぎるので、ね」
笑顔と共に発動したろっこん『磁気眼』が発動し――そして防がれた。見れば後衛役と見られる騎士が電磁障壁を展開し、磁力の発生に拮抗している。
「君たちが私を知ってる、程度には私も君たちを知っていサンバぁる! ある程度対策はしているのだよ?」
「……どうやら、磁気眼の封印を解く時が来たようですね」
互いに「くっくっく」と嗤うリッカルドと天佑。彼らの会話をよそに、戦いは乱戦へと移りつつあった。
騎士の数は、変わらず十五人。
しかしこの場に呼び出された戦士たちは数人、それより少なくなっていた。
「あの町長は自分中心みたいだね」
主戦場から抜けだした
北原 みゆき
と
八神 修
は草木をかき分け、敵の視界外を移動していた。
みゆきが見たところ、連携は騎士団が有利。こちらは咄嗟のコンビネーションはまだ難しいが、ろっこんを踏まえた個々人の能力は敵を上回る。現在は拮抗状態だ。
そのため、誰かが詠唱の妨害をしないといけない。
「前回あんなことがあったから、あまり良い気はしないなぁ」
「闇の皇帝か。そういえば今回はノーラと名乗らないのか?」
「修くんこそ、たしかヤガ=ミンとか――」
「――さて、なんのことやら」
美少女魔法軍師と名乗っていた修はうそぶくと、現れた壁に手をかざした。島の脳内俯瞰図と戦場を照らし合わせれば、
「そろそろリッカルドの側面に出るはずだ」
頷くみゆき。修のろっこんが発動し、壁が円形状に『分解』される。
上空から攻撃が来たのは、その時だった。
咄嗟に修がみゆきを押さねば、ダメージは免れなかったであろう。
二人の間に降り立ったのは二体の暗黒騎士だ。バックステップで負傷を防いだ修が声を張り上げる。
「北原、先に!」
「うん!」
みゆきの判断は速かった。駆け出す。追おうとした騎士の剣を『分解』し、修が背中からライフル型の魔法武器を取り出した。
「アドバイスをしようか。俺を倒したければ遮蔽物や地形を活用して、数の利に持ち込め」
銃口から光が発射される。二体の騎士は左右にわかれてレーザーをかわすと、機敏な動きで迫ってきた。
なぜノーラと名乗らないのか。
問われたみゆき自身も、分からなかった。
思うに、ノーラの敗北は死を喚起させるものだったからかもしれない。
(だからこそ、今度は惨めな負け方はしない)
欲するのは、属する陣営の勝利だ。
そのためには正々堂々と動くだけではいけない。
「サンマ、フンバ、サ――おや、貴女が一番乗りですかンバァ!」
横手から現れたみゆきを、リッカルドは不敵に見据える。
「では、かかってきなさぁンマ! 血祭りにしてあげましょう」
「いいえ、その必要はありません」
みゆきは片膝をついた。邪悪な笑みを浮かべる。
「ここに来た理由は一つ。リッカルド様に歯向かう愚かな人間どもから、寝返って参りました」
――欲するのは、属する陣営の勝利だ。
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担当ゲームマスター
叶エイジャ
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ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月09日
参加申し込みの期限
2014年12月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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