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バトル~VS暗黒魔帝リッカルド~
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「リッカルド様、素晴らしい武勇伝です」
「でしょうでしょう」
北原 みゆき
の言葉に暗黒魔帝は嬉しそうに頷く。最初は懐疑的だった彼も最初に放った魔法を褒めちぎり、適度に合いの手を混ぜながらヨイショすれば……
語る語る。
あと少し、味方が来るまで粘れれば……そう思ったみゆきの前で、リッカルドはふと真顔になった。
「どうしました、リッカルド様?」
「……どうやら騎士団も壊滅寸前のようですね。そろそろ君の遊びに付き合うのもおしまいのようだ」
「どういう、ことでしょう?」
「君の計画にミスがあった。そういうことです」
既に戦闘態勢に入ったリッカルドから、プレッシャーが吹きつけてくる。みゆきは動くこともできず、嘘がばれた理由を考えた。
なぜ。
「猫神の加護を切るべきでしたね。寝返ったフリだと、すぐ分かりましたよ――それでも話を聞いてくれるので、ついつい喋ってしまいましたが」
「!」
聞かされ損……! みゆきが動こうとするが、リッカルドは欠伸をするほど余裕があった。
「聞いてくれてありがとう。さようなら」
指先から光線が放たれ、心臓を貫かれたみゆきが倒れる。リッカルドは眼鏡を正し、『敵』たちに向き直った。
合流したもれいびは13人。失った存在に打ちのめされる彼らに、町長は笑いかけた。
「……どうやら騎士団を破ったようですね」
笑みを崩さず、リッカルドが構えた。両手を不思議な角度で見せびらかす、いつものあの構えだ。
いつもと違うのは、眼鏡が白く光り、その双眸が見えないということ。
思いのほかシリアスなリッカルドである。
「さあ来なさい。これがラストバトルです――ミュージック、スタートゥ! サンマ!」
やっぱりするのかと思いつつ、梢は告げた。
「おのれバッカルド!」
「リッカルド」
「ペッパルド!」
「リッカルド」
「貴方が主催ずる謎イベントも、全て愛故だと思ったからこそ、参加してきたというのに! まさか、全部今日のための布石だったんなんて!」
「ふっふっふ……あ、フンバ!」
「町長、本体を復活させたら何をするつもりだ!」
「クックック、知れたこと」
轟の言葉に魔帝は楽しげに嗤った。
「猫神に復讐をした後、本土の魔帝を打ち倒し、ゆくゆくは世界の覇権を手にするため戦い続けるのです!」
「……へえ、魔帝ってまだいるのか」
執が面白そうに呟く。なんだかとても気の遠い話を聞いた気がするが、轟は首を振った。
「気持ちは分かったが、それだけは許されない!」
「行くわよ」
彼の声に合わせるように、蛇那伊が前に出た。上下左右、流れるように拳を乱打するが、リッカルドの手が霞むように動き、蛇那伊の攻撃をことごとく受け止めてしまう。そして報復の右拳が、抉るように彼の身体に突き刺さった。
「……!」
よろめいた蛇那伊が口の端から血を零す。追撃させまいと、棗が入れ替わりヨーヨーを繰り出した。電撃を放つヨーヨーはしかし、リッカルドの数ミリ手前で激しい抵抗に遭う。空間に火花が散った。それすら気にせず、棗はヨーヨーを押しこむ。
「おいリッカルド、てめえ俺のお袋の店でツケでドンペリ飲んだ挙句、しかもお袋とラブホに消えたらしいな!」
「はっはっは、サァンバ!」
「答えろ! テメエは俺の、俺の親父なのか!?」
超展開する棗の話。どう答えろと――と味方すら思う状況で、リッカルドは口角を吊り上げた。
「随分必死だね。私にとって君の母親など、金の為に付き合ってるにすぎんよ」
「て、めえええええ!」
応じた町長に激昂する棗。だが生じた竜巻の魔法が彼の身体を地面に叩きつけた。
「矮小な人間が私の子だと? 冗談もほどほどにしたまえ」
「だがその人間に、貴方は敗れる!」
天佑が転がっていた暗黒騎士に触れると、彼の念動魔法により鎧が浮かび上がる。
「今こそ聖邪暗黒磁気神魔眼、その禁断の奥義を見せる時が来た……ニャンと人間電磁投射砲!」
砲弾の如き速度でブン投げられる暗黒騎士。リッカルドは無情にも腕を振ると、騎士の身体を粉々に打ち払ってしまう。
「さて、禁断の奥義は効きませんが?」
「酷い、自分の仲間を……!」
投げたことは棚上げしてそう言った天佑が、瞳に怒りの炎を燃やす。続いて投げた団員の鎧はさらに速い。リッカルドはまたしても軽く打ち払おうと触れる。
そして鎧に貼られていた夏朝(夏夜)のシールが爆発した。
「酷い、一度ならず二度も仲間にあんな仕打ちを……!」
「まったくです。あれが上に立つ者の態度とは」
「……」
天佑と夏夜の言葉に、爆煙から現れた魔帝の頬が微妙にひくつている。
完全な隙が生まれていた。
「む!?」
リッカルドの顔つきが真剣なものになった時には、その間合いに修と刀が踏み込んでいた。
「大体想像はつく。その服や装備で身体能力を強化しているんだな!」
「その隙が俺の好機だ」
修が服へ『分解』の力を及ぼす。スーツの上着が弾け飛び、シャツが消えた。リッカルドの表情に初めて動揺が広がった。修は更に服を分解するつもりだ。
鬼だ。
「くおぉ、反射魔法ぉ!」
「な、なにいいぃ!?」
際どいところで分解の力が逆流し、修の服・装備の七割以上が消し飛ぶ。
「そちらの剣もまだ、遅い!」
振り返りもせず、リッカルドの手は刀の刃を手で払う。斬り返したところでまた弾かれる。死角からの打ち込みがことごとく回避されていく。
――なら、もっとだ。
刀の中で撃鉄が落ちた。
「この手が届くまで世界よ、止まれ」
加速した一撃がリッカルドの反応を僅かに上回り、刃が敵の身体を捉えていく。
足を腕を、胴を――そしてさらに加速。
「な、何だこの速さは!?」
積み上げてきた物をこの一太刀に――刃がうろたえた魔帝の首へと迫った。
ビームが薙ぎ払われたのは、そんな時だ。
「ええええええ!?」
銀丸の無機物溶解ビームがリッカルドごと修と刀を薙ぎ、衣服が蒸発していく。
同時にリッカルドが、斬撃を際どくかわしていた。
「あと一歩、足りませんでしたね」
油断ない目つきでそう言うリッカルド。パンツとネクタイという妙な格好だ。
修と刀が、衝撃波に弾き飛ばされる。
「君たち、人の服をなんだと思っているんだ!?」
「皆さん、今回復を!」
「君はなぜそんな恰好なんだ!?」
塔ヶ崎 璃亜
は先ほど銀丸のビームに巻き込まれた際、ナース服の上半身を消失させていた。
服は上下の下着に手袋とブーツと、なぜかケープのみ。変態度は男性陣にも負けない彼女が駆け寄ったのは、みゆきの亡きがら。
彼女は蘇生魔法が使えるのだ。
「あ、この流れだと……」
「それ以上はマズイです、璃亜さん!」
月詠が呟き、天佑が顔を赤くして叫ぶ。
「えい!」
蘇生魔法が発動し、強大な不運が彼女を襲う。
「きゃああああ!?」
璃亜が巨大な触手によって拘束され、宙へと吊り上げられていく。
「回復役は、護らないとね」
そう言ったのは死んだと思われていた
朝野 未沙
だった。しかしその四肢は彼女の興奮と魔術による水分でろっこんが発動し、幾本もの触手と化している。
「え、あ、未沙さん良かっ――いやああああっ」
宙に高く運ばれた璃亜に触手が巻き付き、悲鳴が上がる。途中から悲鳴とは違う声も聞こえるが、未沙の魔法はろっこんによる癒しと全身マッサージだ。そのせいだろうと、月詠は視線を下に戻す。その手はリッカルドの衣服を吸引すべく絵を描いている。
「うおおお、私のネクタイが引っ張られ!?」
「嫌なら脱げばいいんじゃないかな」
梢も見なかったことにした。上からは、仮に盗んだら『下着ドロボー』と呼ばれる類の衣類が落ちてくるが、気にしない。晴れのち下着。よくある話だ。
ともあれ――
「あんたは弱体化したってことだろ、おっさん?」
天懸がリッカルドの死角から現れ、ナイフを突き立てる。連撃は捌かれるが、先ほどもれいびたちを圧倒したような冴えは消えている。
天懸の刃は敵の腕を裂き、リッカルドの掌底は天懸の鳩尾に突き刺さる。爆発的な呼気が魔帝の口から発せられた。
「ッフ!」
寸剄。しかしヨーヨーがリッカルドを襲い、天懸を襲った衝撃は必殺の域に届かない。
「やはり相当消耗しているようだな、町長」
「おのれ、よくも私の一張羅を!」
「あら、男は肉体を見せてこそよ」
「僕は女だけど……君のは見るに耐えないね」
銀丸の手甲が魔帝の肉体に突き刺さり、蛇那伊の拳が技術の応酬を繰り広げ、さらに夏夜が蛇腹剣で切り裂きつつ、リッカルドを鼻で笑った。
凄まじい熱気が螺旋となって迸った。
「舐めるな! 我は魔帝――本業は魔法職!」
踊り狂う火炎で三人を打ち倒すと、リッカルドは片膝をついた。既に限界なのだろう。どう見ても普通のおっさんにしか見えない。
「つまり、体力には自信がないってわけだな?」
「……くっ」
語るに落ちた――轟が最後の一撃を放ったのは、まさにその時。
「だ、だが魔法は――!?」
応じたリッカルドの拳から、魔法は発生しない。原因を探った魔帝が、倒れたみゆきを見る。
「まさか――」
ミス・ディレクション。
気付いた時には轟が渾身の力で、盾をリッカルドの頭部へと叩きつけている。
「こ、こんなみっともない姿で――」
情けない声を出して、暗黒魔帝リッカルドが沈黙。
哀れな最後であった。
だが、話はここで終わらなかった。
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叶エイジャ
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ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月09日
参加申し込みの期限
2014年12月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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