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篠木昴とミルティアリ・ブリアードは二人とも、この会場を楽しんでいました。
「見るだけでも面白いデスネ! まさかカップラーメンまであるとは思いませんデシタ」
「俺も意外だったよ。大きな会場だけに、売っているものも幅広いよな」
時計を一瞥して昴は続けました。
「もうこんな時間か……大してみてないつもりだったが、時間が過ぎるのはあっという間だな」
と、ここで二人が足を止めたのはアクセサリーを扱ったブースでした。
「ミルは、髪飾りみたいな小さなアクセサリーが欲しいんだったな」
「はいデス。昴は?」
「俺は特にないよ。それが気になるのか?」
「ええ、そうデス」
彼女が手にしたのは蝶をかたどったバレッタでした。黒い揚羽蝶です。派手すぎず繊細すぎず、流麗なラインが印象的です。
「お、それいいな。よく似合ってるじゃないか」
でも少し、ミルティアリの予算を超える価格のようです。任せとけ、と昴はうなずいて、
「売り子さんもう少し勉強……できない? こう、綺麗に支払えるくらいまで……」
と交渉を開始するのでした。
ミルはハラハラして見守ります。
やがて粘り強い交渉が実り、見事、バレッタは彼女の物になったのでした。
こうして二人は帰路につきます。
「今日は誘ってくれたこと、ありがとうございまシタ」
「楽しめたか? 楽しめたなら誘った甲斐があった」
「もちろんデス! 昴は?」
「俺? もちろん楽しかったよ。機会があったらまた……」
と言いかけたところで、ミルティアリのお腹がグウと鳴りました。そろそろお昼ですものね。
「……少し恥ずかしいデス」
気にしない気にしない、と笑って、昴はこう提案しました。
「帰る前に屋台によらないか? 少しならおごるよ、この前バイト代入ったからさ」
屋台ゾーンにはさまざまな店が軒を連ね、活発な声が飛び交っています。
それでも、
畑中 華菜子
の元気な呼び込みの声はひときわ目立っていました。
「さあさ寝子島軒、今日一日だけの限定屋台をひらいているアルヨ-!」
ラーメン店『猫島軒』は本日、特別に会場に出張しているのです。
一日限定のサテライト店ができたというのではありません。本店の『猫島軒』は臨時休業とし、本格的に出張ってきているのです。
その出店理由はみっつあります。
その1、「店の宣伝」。
その2、「普段店に来る人とは違うジャンルのお客さんの獲得」。
そしてその3 「とにかくたくさんの人にラーメンを食べてほしい!」。
というわけで張り切って出店した屋台において、調理は華菜子の父親が担当、華菜子は呼び込みや接客を受け持っていました。
屋台版猫島軒のメニューはうんと絞って、猫島ラーメンと餃子の二つだけとしています。ちょっとお腹が空いてるときに食べられるよう、ラーメンの器もお店で使ってるどんぶりよりちょっと小さめ、餃子もニンニクを使っておりません。気軽に食べてもらうことを目標にしているのです。といっても味は見事なもの、おかげさまでなかなかの好調です。
屋台が忙しいのでフリマのほうを、華菜子はほとんど見ていません。
今日はラーメンを売るのに専念していますが、今度またこんな機会があれば、チャイナドレスとか売ってみたいものですね。
「ラーメンふたつね」
市橋誉が来て、ぱきっと割り箸をふたつにしています。同行者のほうは見ない顔(詠寛美)です。色々話しかける誉とはうらはらに、彼女のほうはぶっきらぼうな返事しかしていないようですが、それなりに会話は続いているよう。
そこに、
「今日もお仕事?」
と聞き覚えのある声がしました。
剣崎エレナです。
「剣崎先輩! 来てくれたアルかー!?」
エレナは会釈するようにうなずくと、のれんをくぐって屋台のカウンターにつきました。
そういえば今日のエレナは一人のようです。華菜子が彼女と会うときは、もう一人尊敬する先輩と同行している場合ばかりなので、なんとも新鮮な印象でした。
「ラーメンもらえる? あと餃子も」
エレナが口にすればいずれも、高級料理のように聞こえるのだから不思議です。
食べながらエレナは、華菜子と色々、話し込んでくれました。
売っているものや掘り出しものについて問うと、
「びっくりするくらい色んなものがあるわ。おかげで色々、助かったかも」
エレナは悠然とかく言うのです。お嬢様の彼女がこういう、経済観念のあることを口にするのは妙な気もしますが、このところ無駄な贅沢はやめているというエレナのことですから、むしろ感じたのは違和感よりもたくましさ、頼もしさでした。
洗顔用タオルが安かったとか、もう少し服を見て帰ろうとおもうとか、エレナは楽しそうに語ってくれます。
だったらやっぱり、と華菜子は思うのでした。
やっぱり次のフリマの機会では出店もしたい。そして真っ赤なチャイナドレスを、エレナに買って帰ってもらいたい……と。
そうこうしている間に、またたくさんのお客さんが、それぞれの買い物を手に屋台を訪れます。
見知った顔もいます。
「あっ、華奈子ちゃん!」
と、雨寺凛も姿を見せました。
「やっぱりフリマは、色んな人に出会えるところが面白いアルナー」
しみじみと感慨深く、華奈子は独り言するのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月30日
参加申し込みの期限
2015年01月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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