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次に葉月の前に足を止めたのは、弘明寺能美子と桜庭円でした。
「素敵!」
円は基本仕様ゴスロリですので、ゴシック調中心の葉月の服にはビビッドに反応しました。
売り物はほとんど手作りと聞いて能美子も乗り気です。
「そうね……たまにはフリル系着てみようかしら」
黒、ボルドーのワンピースジャケットを手に円は、
「これいいなぁ、サイズも調整できるんだよね」
と、もう買う気満点のご様子です。
気に入ってくれてありがとう、そう告げて、
「大切にしてね」
と葉月は付け加えるのでした。これらの服はいわば、葉月の心そのものなのですから。
そろそろ昼です。
ゆったり起きた
詠坂 紫蓮
は、
阿木 陸羽
に腕を引っ張られるようにして会場入りしていました。
「しいさん、早く早くっ」
陸羽は活力最高潮、好天の本日に負けぬ元気さで、ずんずん進んで行くのです。
「あーさんもっ」
「ああ、わかったわかった。ついてきてるから安心しな」
六条 揚羽
は二人のすぐ後ろを、軽く伸びをしながらついて行きます。
「そんなに急ぐと転ぶぞ」
「そんな転んだり……わとと」
浮き足立っているせいでしょうか、陸羽はさっそく転びそうになりましたが、さりげなく揚羽が支えてくれました。
たはは、と恥ずかしそうにする陸羽ですけれども、紫蓮には別に気にする様子もありません。
「陸羽さんってば盛り上がってるなぁ。私なんて今朝まで、フリマやってることすら知らなかったのに」
「だって、かわいい手作り品や古着をお安く手に入れるチャンスなのですよ! 金欠学生には嬉しいねー」
「可愛い服とか小物? うーん、私には似合わないだろうし見てるだけでいいかな」
揚羽はそんなことを言っているものの、ちらちらと会場を気にしている様子です。ただ、一番後ろを歩いているおかげで揚羽のそんな姿は、他の二人には気づかれていないようです。
会場はなんとも賑わっておりました。ポップコーンが弾けるようなそのウキウキした雰囲気は、否応なしに伝わってきます。
「せっかくだし、揃いの物とか見つけられたらいいなぁ」
と何気なく口にしてみて、紫蓮はそれが、とても素敵なアイデアだと思い至ったのでした。
フリーマーケットとはいえ交通整理は必要です。
といっても自動車のそれではなく、歩く人の誘導、これは主として、腕章を巻いたボランティアスタッフが担当しているのでした。道案内から迷子のアナウンス、メイン会場内は飲食禁止なので、声をかけたりもしています。
「すいませんが飲食は外の屋台ブースでお願いします。はい、ご協力感謝します」
北風 貴子
の腕にも黄色い腕章が巻かれていました。そうして彼女は案内係を、婦人警官のようにきびきびと行っているのです。
そんな彼女に呼びかけるのは、やはり腕章を巻いた少女、
「いいんちょ……いや、北風先輩」
そう、
伊賀 解理
です。解理も本日、「暇だしいいんちょのためということで僕も手伝おうじゃないか」とスタッフを志願したのでした。
「なに?」
「やはり先輩には腕章が似合いますなぁ。まさしく、腕章を巻くために生まれてきた女! という感じで」
「そう? 伊賀さんもなかなか……って、腕章姿を褒められても嬉しくないって」
「やや! 意外なお答え!」
「伊賀さん私をどこまで変人だと思ってるのよ……まあ、変わってることは否定しないけど」
「おお……大人な余裕……!」
さて、と右手首の腕時計をちらりと見て、貴子は腕章を外しました。
「昼休憩よ。せっかくの機会だから屋台で軽く食べて、ちょっと会場を見て回らない?」
「喜んで!」
解理は天にも昇る気持ちです。まさかのお誘い、『いいんちょ』からのお誘いなのですから!
「おおこれは……!」
と、羽生碧南はうなり声を上げていました。
場所は、弥島純子と喜多川怜子のブースです。鷹取洋二の導きにより彼女は、まさしく探していた乙女ゲームを見つけたのでした。
手がプルプルと震えています。
それは、彼女の家が焼ける直前までプレイしていた一本でした。アイドル養成高校を舞台にした乙女ゲームで、まだ全キャラクターコンプリートできていなかったのです。(碧南にとって、乙女ゲームをクリアするというのは、「全キャラクターのエンディングを見る」という意味なのです)
販売本数が少なかったせいもあり、オークションあたりでは結構なプレミアのついていたゲームです。これは是非とも入手し、クリアできず無念の涙を呑んだ日々にリベンジせねばなりますまい。
「それで、おいくらで!」
「えーと」
と言いかけた純子を押しのけ、クールな容貌の怜子が相手します。
「これくらいかな」
しっかりリサーチしたとおぼしき価格でした。まあ、オークションで買うよりかはずっと安いのですけれども。
だけど碧南の家は今、焼け跡から再建中、懐具合は決して良くありません。
「これくらいで!」
ガッツリ値切りました。「じゃあそれで」と言いかけた純子をまたも押しのけ、怜子はふっと冷たい笑みを浮かべたのです。
「これはまたご冗談。せいぜい、安くできてここまで」
「ジョーダンも下段もなく、ならばこの額!」
「そりゃ欲張りすぎってもんだよ。ひとつオマケしてこんなもんでは?」
「ならばもうふたつ、いえ、みっつかよっつオマケして!」
などと熱い価格交渉合戦を繰り広げた碧南と怜子でしたが、ついに、
「買った!」
「売った!」
と交渉成立したのでした。
がんばりました。二人とも。握手を交わしたいくらい良い勝負でした。
「では!」
入手したゲームソフトをしっかり胸に抱きかかえ、碧南は足早に会場を去るのでした。
さあ今夜はこれでがっつり夜更かし、です!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月30日
参加申し込みの期限
2015年01月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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