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深林 真瞭
と
深倉 理紗子
は、中学時代からの親友同士、とはいえ色々と予定があわず、顔を合わせるのは今日がほぼ二年ぶりです。
その理由のひとつは、お互いがとてつもなく忙しいこと。
真瞭は某有名交響楽団で第一ヴァイオリンとコンサートマスターを務めており、演奏旅行で国内外を飛び回っています。一方で理紗子のほうも、寝子島総合病院で内科医をしており、医者の不養生を地でいくハードワーキングな日々を送っているのです。
つい先日まで、真瞭は短い夏休みを、故郷の寝子島で過ごしました。されど予定はあわず、親友の理紗子とは会えずじまい……だったのが、自分とは無関係の理由で所属楽団の秋の公演が延期になったため、休みは延長となったのです。東京に戻る前日に急に通達されたのですから、これにはほんとうにたまげた。というか、予定がぽっかり空いてしまいました。
そこでふと、真瞭は理紗子に電話を入れてみたのです。
ちょうどそのとき、理紗子は色々と限界寸前の状態でした。何日もぶっつづけで仕事が殺人的に忙しく昼も夜もない状態が続いた末、自宅で死んだように眠っていたとき、激しいコールでたたき起こされました。
その夜は親友二人水入らず、思いっきり酒を酌み交わしたものです。
ええ、もう思いっきり過ぎるくらいに。
理紗子の胸からは愚痴がナイアガラのごとく溢れ、朝日が昇る頃にはボロボロ泣きながらのトークへと変貌していました。
そうして今朝、いやもうとっくに昼過ぎてますが気持ち的には今朝、理紗子は真瞭の部屋で目覚めました。
「起きろー!」
と真瞭はりさちん(理紗子)をたたき起こしてシャワーを浴びさせ、自分の秋物の服を着させた上で、
「今のあんたに必要なのは気分転換♪」
と言って手を引きました。
「ええ? なに? どこ行くの……? 海浜公園?」
理紗子はまだ夢とうつつの間を行ったり来たりしている気分です。それでも、まーちゃん(真瞭)に任せておけば問題ないかと、そう考えて従いました。
二日酔いで薄ぼんやりしていた理紗子の頭も、海から吹き付ける風を浴びるうちにすっきりし、やがて心安らいでいくのも実感できました。
こうしてふたりは、フリマに到着したのです。
「フリーマーケットねえ……」
と最初は気乗りしない様子の理紗子でしたが、そもそも彼女だって、買い物は嫌いではありません。むしろ、物を買うよりはそこに並べられた色んなものを見ているだけで楽しめるタイプです。
本を見て装飾品を見て、玩具や電気製品まで見て、そこに込められた歴史に思いを馳せてみたり、はたまた屋台ブースまで出て、お腹を満たしてみたり。
たったそれだけのことですが、理紗子はいつの間にかこの状況を大いに楽しんでいました。
真瞭はそんな理紗子を見て満足げです。そうしているうちいたずら心が起きたようで、
「ねえ、これなんかどう? 似合うと思うよー」
と、あるブースに彼女を誘いました。
そこにはゴシック衣装に身を包んだ少女がいました。
高校生くらいでしょうか。ウェーブのかかった黒髪はいくらか緑色を帯びており、黒猫のようにミステリアスです。そう、彼女は三宅葉月なのでした。
真瞭が手にしたのは白生地×黒生地のロングスリーブドレス。実にゴシックで実に上品です。
「に、似合わないと思うけど……」
理紗子は尻込みしますが、真瞭は彼女の性格をよく知っています。
「まあまあ、物は試し」
言葉巧みに口説いてついに、
「大切にしてね……」
と、自身の心の一部を分け与えるように捧げ持つ葉月から、両手でドレスを受け取りました。
「信じられないくらい安かったね」
「う、うん……でも、どんな場面で着よう……」
「それなら簡単、今からりさちん、あんたの家で着て見せてよ!」
「え……ホントに!?」
「本当の本当」
言いながらもう、真瞭は先を急いでいます。
なんだか学生時代に戻ったかのよう、気がつけば理紗子も真瞭に並んで、背筋を伸ばし歩いていました。
「ありがとう……ごめんね、色々と気を使わせて」
「んー、別に気なんて使ってないよ。それより……今のりさちん、いい笑顔してるじゃない。それが見たかったのよ」
「そう?」
「そうだよ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月30日
参加申し込みの期限
2015年01月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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