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はいつづき。(早い)
◆ここまでのあらすじ◆
鬼崎つくしはガンガン値切りを繰り返しながら、フリーマーケットで安価の星をつかんでいくのでした。
「あなたはまゆ先生!」
つくしがたどり着いたのは、相原まゆのブースでした。
「あら、いらっしゃい」
まゆは平常運転ですが、つくしのほうは平静ではいられません。
「……ぐぬぬ……いつ見てももぎたくなる胸」
小声で呟きながら、まゆが出品している服に手を伸ばしました。
負けられない。
どう負けられないのかは自分でもよくわかっていませんが、まゆの服を着て勝ち誇りたい、そんな衝動につくしは駆られていました。
ただし敵意は胸の奥、つくしはにっこりして言いました。
「……サイズぴったりですね! 試着してもいいですか?」
そうして彼女は、まゆ(大人)と自分(中学3年)の成長の差を思い知らされ、すごすごと退散することになるのでした。
「……これが圧倒的戦力差だとでもいうのか……ガッデム!」
いつかこの服が似合うくらい、大きくなると良いですね。
まあ今日は、屋台でラーメンでもすすって帰るとしましょう。
つくしはラーメンの屋台を探します。
さすがというかなんというか、本格中華に博多風、東京風、三つもラーメンの屋台があるではありませんか。
どれにしましょう……?
実はこのときつくしのすぐそばで、同じ悩みを抱えている女性がおりました。
英モニカです。
彼女の両手は荷物でいっぱい。宇佐見満月のもとを訪れた後もたっぷりじっくりお店を回って、ずいぶんと買い込んでしまったのです。とりわけ、若い人たちの創意工夫には驚かされました。お金はかかっていなくても、あの手この手で自己表現をしています。モニカが彼らからものを購入したのは敬意のあらわれでもあります。
といっても出費はわずか、さすがフリーマーケットですね。
この幸運な一日を締めくくるべく、モニカはラーメンの屋台を求めてここに来たのでした。
「どの屋台からも美味しそうな香りがしているわね……」
迷います。
ですがモニカは直感に従うことにしました。なぜか気になった屋台、つまり畑中華菜子の『猫島軒』ののれんをくぐったのです。
「こんにちは、ラーメンをお一ついただける?」
「いらっしゃいアルー」
看板娘の華菜子が、ひょこっと挨拶します。
さっそくラーメンが出てきました。なんとも美味しそう。見た目はゴージャスすぎずそれでもしっかり個性があって、麺がつややかに輝いています。
髪をかき上げ火傷しないように息で少し冷ましてから、一口。
「……くど過ぎなくて、食べやすい」
にっこり笑ったモニカに思わず、華菜子は話しかけています。
「喜んでもらえてうれしいアル-。今日は買い物アルカ?」
「ええ、いいものがいっぱい買えたわ」
モニカも明るく応じました。
美味しい食事は人を饒舌にします。フリーマーケットのこと、今日目にしたさまざまなこと、そしてラーメンのことなどなど、モニカと華菜子はそこから、楽しい会話を弾ませたのでした。
色々な出会いがあるから、フリーマーケットって楽しいですよね。
朝鳥 さゆる
が木天蓼市から寝子電に揺られて、街に戻ってきたのは昼過ぎのことでした。昨日も行きずりの快楽に溺れて、長い夜を過ごしてきたのです。
相手はふたり、付き合いたての若いカップルでした。さゆるに痺れるようなひとときを与えられた彼らはもう、これまで通りの付き合いを続けられないでしょう。遠からず別れると思います。まあ、さゆるにはもう関係のない話ですけれど。
さゆるは気まぐれに、静かな海浜公園を散策するつもりでした。ところがフリーマーケットが開催されていたのでそうもいかず、今さら踵を返すのもなんだかな、程度の気分で会場に足を踏み入れたのです。
手作りのアクセサリー類や、冬にも使えそうなストール等を購入したりしていたところ、ふと彼女は、見知った姿をひと筋むこうのブースに見つけました。
「まさかこんなところで見つかるなんて奇蹟! いい書物との出逢いだったよ!」
と、ほくほく顔で桜庭円が、古い文庫本を数冊、胸に抱きしめて去って行きます。
「えっと、TPRG、じゃなくてTRPGっていうののルール本っていうの、それ? 私には価値はわからないけど、そこまで喜ぶにはよっぽどなのね」
円とならぶ弘明寺能美子も嬉しそう。友達の幸せは自分の幸せでもあります。
さゆるは円を知っていました。
あまり学校に顔を出していないので、さゆるにとってはクラスメイトであろうといまいち、馴染みがなかったりします。それでも名前と顔はちゃんと覚えていますが。
声をかけるのもなんなので、離れた場所に立って円たちが行ってしまうのを待ってから、さゆるはふたりがさっきまで、熱心に交渉していたブースに足を向けてみました。
ウルフカットの髪は短く、こざっぱりした服装もいわゆる女子力うんぬんとは無縁に見えます。それでもさゆるには匂い立つような、大人の色気がありました。すらりと長い手足、美しいカーブを描くなで肩、切れ長の瞳……さゆるとすれ違う者は男女問わず、振り返らずにはいられません。なかには妖しく胸をかき乱される人も少なくないでしょう。存在そのものが扇情的、それが彼女なのでした。
「お、朝鳥さん」
ブルーシートに体育座りした少女が、ひょいと片手を挙げました。同じクラスの弥島純子です。
「なんか久々に見る気がするねえ。学校、ちゃんと来てるかい?」
「留年しない程度には」
「その割に、テストで学年上位の成績を出していたりするんだからすごいやね」
どことなく伝法な口調の純子なのです。
そういえば、とさゆるは思います。
そういえば彼女……弥島純子は、さゆるを見上げても様子が変わりません。
さゆるを前にした人間は大抵、憧れと怯えの混じり合った目をします。子リスのような。
ところが純子は、普通に友達といるような表情であり口調なのです。これは珍しい。
「弥島さん、あなた……」
「純子でいいよ」
「じゃあ純子、あなたって」
ここで切り込むように、二人の間に割って入る声がありました。
「変わってるよな、私もそう思うよ」
空気に、慣れぬ感触がありました。
突き刺さるような感触、そんな視線。
これもあまり、さゆるには覚えのない反応です。
「久しぶり」
そこにいたのは喜多川怜子でした。いつの間に来たのでしょう。同じブースの純子の横にいます。
怜子の両眼から放たれているのは、敵意とまではいかずとも鋭利な、氷柱を思わせる光でした。
純子になにかするつもりなら、こちらにも用意がある……そう言っているように思えます。
「そうね」
さゆるは正面から怜子の視線を受け止めます。そしてふっと微笑しました。
別に取って食おうというわけじゃないのに……大袈裟なこと。
「また学校で」
とだけ言い残して手を振ります。
「あれ? うちの商品、見てってくれないのかい?」
純子が声をかけてきますが、曖昧に笑んでさゆるは背を向けました。
あたしみたいにならなくてよかったね、二人とも。
そんなことを思ったりもします。
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担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月30日
参加申し込みの期限
2015年01月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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