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大天使天吏は宇佐見満月のブースを通りかかりましたが素通りしています。
それとは逆に椿美咲紀が、花に吸い寄せられるミツバチよろしく、すいーっと満月のところにやってきました。
「ピピッと来ました」
「ピピッと?」
耳慣れぬ表現に満月は小首をかしげますが、美咲紀は自信たっぷりに、
「そうです! このビーズ細工ミニティアラ、なんだか私のアンテナにひっかかりまくりの素晴らしさ、それにこのヘアゴム……」
「猫がついてるやつ?」
「そうですそうです! ポンポンにゃんこが可愛すぎるのです! とってもキュート!」
「そいつはありがとう。ま、この辺は全部、百円ちょっとの値段設定だから気軽に手に取ってほしいねぇ」
「手に取ります手に取ります。そして買います!」
ありがとう、と笑顔を浮かべ商品を美咲紀に手渡すと、つづけて満月は、小学一年生程度で女子のお客に、ビーズのティアラを薦めてみたりするのです。
「……お姫様になれるよって話をしながら、鏡に姿を映すんさ」
さらには、コートに目を留めた人にもきっちり営業トーク。
「お目が高いねぇ。これから寒くなる季節にぴったりさ、一点物だよ」
めまぐるしいまでの活躍! このペースならきっと満月のブースは、本会場中でも上位のセールス実績を記録することになるでしょう!
小山内海と橘千歳が歩きながら会話しております。
「ちょうど部屋の置物を探していたのよね」
千歳は子猫の置物を手にしています。黒猫。さっき、海に薦められて買ったばかりのものです。
「小山内さんは? 服? やっぱり美術系の人って服のセンスもいいから、なんか羨ましいわ」
『そんな、かいかぶりすぎだよ』
とはにかむ海は、相原まゆの姿に気づきました。
千歳も声を上げます。
「あ、出店してたんですね? ちょうど服買おうかなって思ってたんです」
『見てもいいですか?』
「それは嬉しい話ね、買ってって」
まゆは二人を招き入れると、服の説明などはじめました。
思った以上に綺麗系とかかっこいい系の服が多いのでした。
私にも似合うかなぁ、と思いながら海は服を自分に当ててみて硬直するのです。
身長は同じくらいなのに、差がありました。
胸の部分に。
うぅ……。
いつか、まゆくらいになりたいものです。
さてそのとき海と千歳の同行者、すなわち御剣刀がどうしていたかと言いますと、
「居合い刀か……」
彼は刃引き刀や模造刀を並べたスペースから動かず、ずっと一人、ああでもないこうでもないとうなっていたのでした。
必要なのは剣術の練習に使うためのものです。だから、真剣に近い重さの刃がいいのです。
そういう頑丈な武器なら、神魂絡みの事件でも使えるでしょうし。
まさかこの会場でこんなブースを見つけることになるとは露ほども思っていなかったので驚きましたが、どうせならいいものを買いたいと思い、こうやって刀は一人、悩み続けているのです。
「よし、これだ!」
迷いに迷って一本選び取ったところで、彼は千歳と海の姿が見えなくなっているのに気がつきました。
「しまった、模造刀に夢中になってはぐれちまったか?」
二人を探しながらも、さすがは刀です。
「これなんか千歳が好きそうだな……」
白い猫の置物を手に取り、
「小山内は服や画集を見たがってたな。この画集、どうなんだろう?」
と、印象派画家の画集で薄めの一冊を、さっと購入したのです。気配りのできる男です。
大きい会場ではありますが、そう遠くには行っておりますまい。 二人と合流できたら、なにか食事でも誘うとしましょう。
「おっとキミは弥島さん! それに喜多川さんも」
鬼河内萌は同じクラスの、弥島純子&喜多川怜子のブースに来ていました。
「萌ちゃんじゃない!」
「やあ」
ウェルカムとばかりに両腕をひろげる純子と、普通に挨拶するだけの怜子、なんというか、キャラの差がこんなところにも出ています。
「本やゲームを売ってるんだ?」
「そうそう。気になるのがあったらラッキーかもね」
探してみせる、と萌は意気込みます。
神のヴォーガー、シトラス・ガムダン関係の本や、『おちこぼれ姫シリーズ』の女性向け外伝として発行された(そして、イマイチぱっとしないまますぐにシリーズは打ち切りになった)本『ろくでなし若のキケンな遊園地紹介』を探すのです。
え? 『ろくでなし若』シリーズの概要ですか? まあそれは、憎みきれないろくでなし、ということで……ははは。
しかしそうそう、うまくはいかないもの。
「お目当てのものはなかった? ごめんね」
と純子が申し訳なさそうに言ったように、いずれも萌は発見することができなかったのでした。
「いいのいいの、ボク、探すことそのものを楽しんでるから」
萌はめげません。そう、めげてなんていられない。
本だけの話じゃない。彼女は探し続けているのです……野菜原ユウを。彼と再会できる機会を。
探すのは慣れっこ、見つからないのも、慣れっこです。慣れっこになるのは、大歓迎ではないのだけれど。
さてそのころ御巫時子は、両サイドに海原茂と鷹取洋二に守られるという格好で、和風の小物や服を見たりしています。
「御巫くんには和風のものが似合うねえ。海原先輩もそう思いませんか?」
ナチュラルに洋二は言うのですが、急に話を振られた茂のほうはやや慌て気味に、
「あ、そ、そうだな……うん」
と、コメントになっていないようなコメントをするのです。茂らしいといえばらしいですね。
時子は和紙でつくった鞠を買いました。薄い紙なのに見事な造形です。太陽に透かしたりしてみます。部屋の飾りによさそうです。
ところで、このブースは着物関係の書物も充実しておりました。これを手に取りつつ、
「本といえば、茂さんが『おちこぼれ姫』シリーズを読んでるのは知ってますが、他にどのような本を読まれるのか気になります」
と急に彼女が言ったものですから、茂はたちまち言葉に窮してしまいました。するとかわりに、
「SF美少女ものとかですよね、先輩」
くっくと半分、からかうように笑いながら洋二が言いました。
「……そうだな、SFは読むな。SFは」
美少女というポイントを、あえて流そうとするのがいじましい。
さてまたここで、可愛らしい柄の根付け、それもメタルプレート製でちょっとした携帯ストラップにもなりそうなものに時子は目をとめました。
ただ、凝ったものなのでいささか値が張ります。一点物で市販はしていないということです。
ここぞとばかりに、そっと洋二は茂を肘でつつきました。
「ほら先輩、御巫くんにいいところ見せるチャンスですよ」
それには嫌とも応とも言わず、されど冷静に、茂は眼鏡の位置を直すと店主に交渉をはじめたのです。
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担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月30日
参加申し込みの期限
2015年01月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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