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辻投げじゃ! 辻投げ!
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「あら、尋常じゃないわね」
187センチの長身、豹のようにしなやかで、鋼のように締まった四肢。
腕は長く、手は大きく、手の指もとても長い。格闘家としては理想的な体型と言えましょう。
もちろん生まれながらのものもありますが、ギリシャ彫刻のように均整の取れた肉体は、たゆまぬ鍛錬が作り上げたものです。
彼は闘士(ファイター)。名は
尾鎌 蛇那伊
。
血を塗ったように真っ赤な唇の端を吊り上げ、ぞっとするように妖艶な笑みを浮かべています。
「噂を聞いて来てみれば……この神社の闇の中、格闘大会が開かれているみたいじゃない?」
同類さんよね? と蛇那伊は呼びかけました。
そこにはもう一人、獣のようにただならぬものを、全身から立ち昇らせた闘士がいるのです。
蛇那伊が豹とすれば、こちらは野生の水牛とでも表現したくなるような体格でした。
巨(おお)きい。ともかく巨きいのです。
身長は優に二メートルを超えています。彼と比べれば蛇那伊ですら子どものようです。
そればかりではありません。分厚いのです。
肉が分厚い。ぱんぱんに詰まって道着がはち切れそう。手足腕すべて規格外の大きさです。
面構えが分厚い。蓬髪に髭面、一度見たら忘れられないような不敵な構えである一方、頬から口元にかけては仏様のような崇高な雰囲気もあります。
「見た顔だ」
分厚い男、
伊織 源一
は唇を開きました。その声もどこか分厚いのでした。
「あら? どちらでお目にかかったかしら?」
「……松林で、以前」
「うーん、記憶にあるようなないような……」
「見かけただけだ。名は知らん」
「あらそう? あたし、寝子高一年、尾鎌蛇那伊よ」
「名乗りが遅れたな。二年の伊織源一だ」
「とすれば先輩というわけね。よろしく」
二人とも、現在この神社が、異常な空間であることは理解しています。充分すぎるほどに。
ここから一歩、敷地内に踏み込めば、そこは辻投げが跋扈し闘争に満ちたジャングルといっていいでしょう。
ふう、と蛇那伊は深呼吸しました。すると彼の内側にあった火種が一度燃え上がり、静かな焔になって肚に座るのです。練り上げられた気が肌を薄く、膜のように包んでくれるようにも感じます。
五感は鋭く、薄い剃刀のように尖りました。
一点を見ずに全体を見る視覚が備わりました。闇の中潜んだ殺意ですら、電光のようにはっきりと目で捉えることができるでしょう。
聴覚も高まります。今の彼であれば、針が落ちる音すら聞き漏らしますまい。
そして触覚すなわち指先は、目を閉じて書物に触れても、インクの凹凸で字が読めるのではないかというほどに研ぎ澄まされていました。
一方で源一は閑かな森のようです。昂ぶったものはすべて内側に秘し、巌(いわお)のようなたたずまい。ただただ、重い。重い存在感がそこにあるのみでした。
源一は懐から紙包みを取り出しました。コンビニエンスストアの包み紙です。中身はふんわりときつね色したシュークリームでした。
いるか? というように一つ、蛇那伊に差し出しますも、蛇那伊は首を横に振りました。
では遠慮なく、とでも言いたげに源一は、シュークリームを数個、いっぺんに口に放り込んでしまいます。甘いものが彼の口中ではじけ、ちょっとだけクリームが唇の端に姿を見せました。
「辻投げねぇ……武者修行の最中かしら?」
わきわき、両手の指を順番に開いて閉じてして蛇那伊は言いました。
「……さてな。また面倒そうな話ではあるが、聞いてしまった以上放ってはおけん」
源一も準備はととのったらしく、下駄を脱いで素足を、冷たい石畳に置きます。
「行きましょうか?」
「ああ」
かくて二人の闘士は、戦いの密林へと足を踏み出すのです。
ぽつりと源一が言いました。
「……前に松林で見かけたとき、一度、武術論を交わしてみたいと思っていた」
とすると今夜はいい機会ね、と蛇那伊は赤い唇で笑いました。
「あたしたちの武術論、肉体言語で交わしてみない?」
心得たとばかりに、源一は重々しくうなずきました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ★(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月23日
参加申し込みの期限
2014年11月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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