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猫鳴館、修繕強化週間
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●月曜日は作戦会議
「修繕やるとなると、やることが多すぎて大変だから、まず最初に計画を練ることを提案するよ。同じ場所を異なるアプローチで修繕しようとした結果、共倒れになるなんてもったいないことは避けたいしね」
大部屋には、自治会員でもある
奈良橋 博美
の呼びかけに、尤もだ、と賛同した寮生たちが集っていた。
相変わらず個性豊かで、一見まとまりのない面々だけれど、猫鳴館を何とかしたい、廃寮なんてもってのほか、という気持ちは同じだ。
「基本、上手くいくと思えることは干渉し合わないかしっかり検討したうえで、どんどんやりたいと思う」
発起人である博美がそういって調整役を買って出る。
「天気予報によると週末は雨になりそうだね。あちこち直すべき場所はあると思うけれど、とりあえず屋根の修繕は、晴れのうちにある程度目星を付けたい。俺自身もビニールで防水して板で覆う程度のことは考えてはいるけど、……何か、いいアイデアはあるかな」
すっと
森 蓮
の手が上がる。
「私は欲と離れた、品位ある簡素な生活が好みで、自給自足の猫鳴館は理想的です。ですから、寮を維持する為、修繕に努めたいと考えています。そこで、屋根についてなのですが、竹を使うというのはどうでしょう」
「竹?」
「そうです。先日、
猫鳴館前に竹藪が発生し、海原会長がその竹の中に囚われるという事件
があったでしょう」
「ああ」
博美も事件のことを思い出し、感慨深げに頷く。
「あのとき、大量の竹を切り倒して、裏庭に保管しておいたのを覚えていますか。それを建材として屋根の修繕に使うのです」
そこまでいうと、蓮は手帳を取り出し、予め調べておいたことを読み上げる。
「火であぶって油を抜いた竹は艶がでて白っぽくなり硬くなるそうです。そのようにして油抜きした竹を白竹と呼ぶそうですが、青竹より長持ちするそうですよ。もっとも、準備に人手と時間がいる為、今週中というのは難しいのですが……」
「とりあえず青竹で仮補修したらどうだろうか」
そう助け舟を出したのは、
マウル・赤城・スティック
だ。
「俺も屋根の修繕に回りたいと考えていた。俺の部屋も雨漏りがするからな。裏庭の竹の半分をひとまず青竹のまま仮補修に使って、残りの半分を将来のために今から油抜きするというのはどうだろう」
「それはよい考えですね」蓮は賛同しまた手帳を繰ると、「青竹を屋外で使う場合、食用油や蝋で雨から保護するとよいようです」と付け加えた。
屋根修繕についてはなかなかいいアイデアがでたようだ。
博美がふたりの竹葺き屋根案に感心したように頷いたとき、ひょいっと端の方で手が上がった。
雨崎 荒太郎
だ。
「あのさー、俺の小部屋の天井なんだけど、そこだけ俺、自分で直してもいいかなー?」
「それは構わないけど……どうするんだ?」と博美。
「入寮して一ヶ月もないのに部屋が……アレだから……さ。自分で直さなきゃね! せっかくだから、
劇的に!
」
荒太郎の表情は輝いている。どうやら素晴らしい自室修繕プランを練っているようだ。
「そうか。わかったよ。じゃあ屋根については、それでいいな。俺も屋根の方を手伝うよ。あとは寮内だけど……」
「至って普通の修繕活動をするよ」
そう小さく手を挙げたのは
伊賀 解理
だ。
「基本インドアもやしっ子な僕だが、それでも掃除程度ならできるはずだ。猫鳴館を改めて巡回してみたよ。汚れ具合などをチェックして汚れのひどさ毎にレベルをつけておいた。これを元に汚れのひどいところから優先的に掃除をすればいいさ」
そういって解理はひらひらとメモ用紙を振る。
「シャワー室は僕が掃除しよう。それと買い出しに行くよ」と
逆巻 天野
。「僕も役立ちたい、し」
「買い出しか。自分で行こうと思っていたが、君が行くなら頼もうかな。洗剤や掃除道具はあったかな。最低でも箒と普通のモップと水用モップくらいは調達したいね。お願いしてもいいかい」という解理に、天野は「いいよ」と答える。
「逆巻、買い物はどのあたりに行くつもりだ?」
そう尋ねたのは
如月 庚
だ。
「旧市街に行こうと思ってる。何かあるかい?」
「そうだな……俺は欠食童子共の飯をなんとかしてやるとしよう……あとで材料を書きだすから頼まれてくれるか」
「わかったよ、如月」
「俺もちょっと頼みたいかも」そう手を挙げたのは
雪見 大福
。
「俺も料理組に回るわ。体力ねぇから修繕では全くもって役にたたねぇだろうし……如月が飯作りするなら、俺は甘いもの担当で」
こないだ高梨と菓子作る約束したしな、と大福はお菓子作りの得意な女友達の顔を思い浮かべる。
「じゃあ、雪見は何かお菓子の材料だね。あとでメモお願い。ほかに買い物行く人があれば一緒に行かないか」
買い物に行こうという者は他にはいなかったが、自治会員でもある
邪衣 士
が外からの資材調達に名乗りを上げた。
「大部屋をより充実させたいからな。俺は星ヶ丘に行って使えそうなものを探してこよう」
おそらく、星ヶ丘寮の粗大ゴミ置き場には、猫鳴館寮生から見ればまだ使えそうなものがごろごろしていることだろう。
「修繕は俺に任せてよ~!」
そう胸を張るのは、天然パーマのかかったぼさぼさ髪に分厚い眼鏡を掛けた男子、
多喜 勇生
。
「日曜大工が趣味なんだよ~」
「DIYってやつか」と士がいうと「そうだよ~」と勇生は嬉しそうに答える。
「実は、猫鳴館の修繕をしたくてうずうずしてたんだ。廊下とか各部屋の壊れた所を直しに行こうかなって思ってるよ~」
「俺も手伝うぜ」
明るく染めた髪をオールバックにした、強面の
本宮 虎治
が勇生に協力を申し出る。
「めんどくせぇけど住むとこがなくなっちまうのは避けたい。俺の部屋は元からそんな広くもねぇし……すぐ終わるからな。掃除とか修繕とか手伝えることがあれば言ってくれ」
「ありがとー。あっ、士さん、修繕していい場所、あとで教えてくれる? 勝手に直したら問題があるかもしれないから」
勇生の言葉に、了解だ、と士。
「士がいないときは俺に聞いてくれてもいいから」
博美がそういう。博美も士も結構頼もしい自治会員さんである。
猫鳴館自治会長である
海原 茂
もその場にいたが、場の進行には口出しせず後ろで黙って成り行きを見守っていた。徐々に、下級生に寮の自治を任せていこうという腹積もりなのだ。今回、とくに博美が調整役に立ってくれたことについては、海原会長の期待通りだったと言っていい。
「さて、いい具合に役割分担できたと思うんだけど、問題は……」
調整を終えた博美は口を濁した。
士には博美の懸念がよくわかった。
大部屋にいつもならいるはずの顔が、ちらほら欠けている。
士はその面々が何やら楽しげに怪しい相談をしていたのを目撃していた。そのときは、「くれぐれも無茶なことはしないようにな、たとえば……」と自治会員として釘を差したのだが……。
博美は不安を払うように、ふうっと丹田に力を込める。
「まあ、想定外はどうしたっておきるだろうから、臨機応変にいくしかない、か」
そう。腹をくくるしかない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年02月09日
参加申し込みの期限
2013年02月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年02月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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