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- 種族
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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
ざーざーてるてるぴっかぴか
「きゃあっ！？」
「どわっ！」
１年５組のロッカー付近。歩いていた璃亜がなぜか転び、振り返った簾に受け止められた。バランスを崩しそうになるも、どうにか堪えた簾は璃亜を助け起こす。なぜか足元にはバナナの皮。どうやらこれを踏んだ為転んだようだ。
「大丈夫か？」
「は、はい……。ごめんなさい。でも何故バナナの皮が……」
不思議に思いながらも２人はロッカーへたどり着く。早速簾は水泳ゴーグルとマスクを装着し「これで赤坊主に立ち向かえる」と気合十分だ。一方の璃亜はロッカーの中を探すが傘がなく、困り果ててしまった。
（そういえばこの前の雨の日に使ったんでした……。仕方ない、諦めて雨の中を走るしかないですね）
ため息を吐いていると、不意に影が。顔を上げると爽やかそうな男子生徒が「やあ」と声をかけてきた。彼は１年の横嶋 下心だ、と名乗った。
「なんかお困りのようだね。どうしたの？」
「実は傘が無くて……」
璃亜は外の雨をちらりと見、ため息を吐く。下心はその表情がかわいいな、と思いながらも表情を僅かに曇らせた。
「確かに紫の雨が降って大変だよね。ごめん、俺も傘が無くて困ってるんだよ」
「そうですか……」
下心が苦笑し、璃亜が三度ため息をつく。そうしながらも簾は赤坊主がこないか念の為に水泳ゴーグルとマスクを装備した上であたりを警戒する。その装備が気になった下心はつい聞いてしまう。
「？ 君はどうしたんだい？」
「知らないのか？ 唐辛子ミストを吐く赤坊主がいるから対策につけているんだ」
そいつと戦いたい、と言う簾だが下心は『ひと』である為テオの声は聞こえていない。まぁ、幾度となく神魂トラブルに巻き込まれているのだが……。
「教えてくれてありがとう。気をつけるよ」
下心は脳内に一応メモしておきつつもこっそり合図。すると、どこからとも無く桃坊主が現れ強風を起こす！ そして巻き上がる璃亜のスカート！
「きゃあああっ！」
慌てて押さえるも、下心の目には璃亜のシンプルかつ清楚な白いショーツが焼きつき、内心でガッツポーズ！
「み、見ないでください！ れれ簾さんは見ていませんよね？」
涙目になった璃亜が取り乱した様子で簾に問えば「あ、ああ」とぎこちなく返す。彼が目撃したか否かはさておき、下心と桃坊主はさらにテンションが上がっていた。
「これはこれでかわいい姿ゲットだねっ！ よし、次いこう！」
「ちょっとま」
「待ちなさい！！」
簾がレンチを取り出して突っ込もうとしたが、別の声が響く。いつの間にやら背後にまゆ、トモエ、亨、竜司、咲が居た！
少しだけ時間を巻き戻す。トモエの提案を受け入れ、手紙を書いているまゆの元に竜司が現れた。
「あぁ、がんばる姿もかわいいですっ！ なんだか大変そうなのでお手伝いしますっ！」
「う、うん……。なんか性質の悪い悪戯をする子だから協力者が増えるのは嬉しいわね」
まゆの言葉に嬉しくなる竜司。最初の信念はすっかり塗り替えられて彼女の為にがんばろう、と意気込む。その姿にトモエは「あの先輩もまゆ先生を慕ってるのね」とニコニコ。一方の亨は亨でなにやら脳内で考える。
（このメンバーで桃坊主を追うとして。被害に上手く出くわせばいいんだけどなぁ）
彼としては棚から牡丹餅的にえちぃハプニングの決定的瞬間をゲットしたい訳だがそれは口にチャック、である。ここにはまゆがいる。同じPECの仲間である竜司は想いを寄せる担任への愛でバーストっぽいし……。
（うん、運しかない）
とこぶしを握り締める亨。と、ここでまゆが手紙を書き終え、トモエが封筒に封をする。
（上手くいくといいけど）
トモエがそう思った矢先、まゆに声をかけるものが。風紀委員が一人、咲である。彼女は桃坊主を成敗しようと探していた矢先、彼らと合流したのだ。
（そういえば先生はもれいびではなかったわよね）
少し考えているとまゆが咲の姿を見て安堵の息を吐く。『風紀委員』と書かれた腕章と彼女の凛とした姿から頼りがいがある、と思ったのだろう。
「ホント性質の悪い生徒がしょーもない悪戯をしてるのよ。バナナの皮で転ばせたり、風をおこしてスカートめくりしたりって。だから、取締りを手伝ってくれる？」
「もちろんです」
「俺も解決に尽力します！ ですから結婚してくださいまゆ先生！」
「だからそれはないから」
咲が凛々しい笑顔で応じれば、その背後で竜司がまけじとアピール。まゆは呆れ気味に返答をすれば「どいひぃぃぃ！？」と仰け反る竜司。
「ったく、大丈夫なのかしら。七峯君は何も企んでないわよね？」
「は、はいっ、何も考えてません姐さん」
ぎろり、と疑いの目を向けられ思わず背筋を伸ばす亨。そんなやり取りをしている間にもトモエのろっこんは無事発動し、脳内視覚には地図が浮かび上がっていた。どうやら桃坊主は南校舎、１年生の教室あたりをふよふよ漂っているようだ。
「ともかく、こっちに行ってみようよ！ なんか居そうな予感する」
トモエの声に、とりあえず全員で動くことに。そして璃亜たちと遭遇するのである。
「どわっ！」
１年５組のロッカー付近。歩いていた璃亜がなぜか転び、振り返った簾に受け止められた。バランスを崩しそうになるも、どうにか堪えた簾は璃亜を助け起こす。なぜか足元にはバナナの皮。どうやらこれを踏んだ為転んだようだ。
「大丈夫か？」
「は、はい……。ごめんなさい。でも何故バナナの皮が……」
不思議に思いながらも２人はロッカーへたどり着く。早速簾は水泳ゴーグルとマスクを装着し「これで赤坊主に立ち向かえる」と気合十分だ。一方の璃亜はロッカーの中を探すが傘がなく、困り果ててしまった。
（そういえばこの前の雨の日に使ったんでした……。仕方ない、諦めて雨の中を走るしかないですね）
ため息を吐いていると、不意に影が。顔を上げると爽やかそうな男子生徒が「やあ」と声をかけてきた。彼は１年の横嶋 下心だ、と名乗った。
「なんかお困りのようだね。どうしたの？」
「実は傘が無くて……」
璃亜は外の雨をちらりと見、ため息を吐く。下心はその表情がかわいいな、と思いながらも表情を僅かに曇らせた。
「確かに紫の雨が降って大変だよね。ごめん、俺も傘が無くて困ってるんだよ」
「そうですか……」
下心が苦笑し、璃亜が三度ため息をつく。そうしながらも簾は赤坊主がこないか念の為に水泳ゴーグルとマスクを装備した上であたりを警戒する。その装備が気になった下心はつい聞いてしまう。
「？ 君はどうしたんだい？」
「知らないのか？ 唐辛子ミストを吐く赤坊主がいるから対策につけているんだ」
そいつと戦いたい、と言う簾だが下心は『ひと』である為テオの声は聞こえていない。まぁ、幾度となく神魂トラブルに巻き込まれているのだが……。
「教えてくれてありがとう。気をつけるよ」
下心は脳内に一応メモしておきつつもこっそり合図。すると、どこからとも無く桃坊主が現れ強風を起こす！ そして巻き上がる璃亜のスカート！
「きゃあああっ！」
慌てて押さえるも、下心の目には璃亜のシンプルかつ清楚な白いショーツが焼きつき、内心でガッツポーズ！
「み、見ないでください！ れれ簾さんは見ていませんよね？」
涙目になった璃亜が取り乱した様子で簾に問えば「あ、ああ」とぎこちなく返す。彼が目撃したか否かはさておき、下心と桃坊主はさらにテンションが上がっていた。
「これはこれでかわいい姿ゲットだねっ！ よし、次いこう！」
「ちょっとま」
「待ちなさい！！」
簾がレンチを取り出して突っ込もうとしたが、別の声が響く。いつの間にやら背後にまゆ、トモエ、亨、竜司、咲が居た！
少しだけ時間を巻き戻す。トモエの提案を受け入れ、手紙を書いているまゆの元に竜司が現れた。
「あぁ、がんばる姿もかわいいですっ！ なんだか大変そうなのでお手伝いしますっ！」
「う、うん……。なんか性質の悪い悪戯をする子だから協力者が増えるのは嬉しいわね」
まゆの言葉に嬉しくなる竜司。最初の信念はすっかり塗り替えられて彼女の為にがんばろう、と意気込む。その姿にトモエは「あの先輩もまゆ先生を慕ってるのね」とニコニコ。一方の亨は亨でなにやら脳内で考える。
（このメンバーで桃坊主を追うとして。被害に上手く出くわせばいいんだけどなぁ）
彼としては棚から牡丹餅的にえちぃハプニングの決定的瞬間をゲットしたい訳だがそれは口にチャック、である。ここにはまゆがいる。同じPECの仲間である竜司は想いを寄せる担任への愛でバーストっぽいし……。
（うん、運しかない）
とこぶしを握り締める亨。と、ここでまゆが手紙を書き終え、トモエが封筒に封をする。
（上手くいくといいけど）
トモエがそう思った矢先、まゆに声をかけるものが。風紀委員が一人、咲である。彼女は桃坊主を成敗しようと探していた矢先、彼らと合流したのだ。
（そういえば先生はもれいびではなかったわよね）
少し考えているとまゆが咲の姿を見て安堵の息を吐く。『風紀委員』と書かれた腕章と彼女の凛とした姿から頼りがいがある、と思ったのだろう。
「ホント性質の悪い生徒がしょーもない悪戯をしてるのよ。バナナの皮で転ばせたり、風をおこしてスカートめくりしたりって。だから、取締りを手伝ってくれる？」
「もちろんです」
「俺も解決に尽力します！ ですから結婚してくださいまゆ先生！」
「だからそれはないから」
咲が凛々しい笑顔で応じれば、その背後で竜司がまけじとアピール。まゆは呆れ気味に返答をすれば「どいひぃぃぃ！？」と仰け反る竜司。
「ったく、大丈夫なのかしら。七峯君は何も企んでないわよね？」
「は、はいっ、何も考えてません姐さん」
ぎろり、と疑いの目を向けられ思わず背筋を伸ばす亨。そんなやり取りをしている間にもトモエのろっこんは無事発動し、脳内視覚には地図が浮かび上がっていた。どうやら桃坊主は南校舎、１年生の教室あたりをふよふよ漂っているようだ。
「ともかく、こっちに行ってみようよ！ なんか居そうな予感する」
トモエの声に、とりあえず全員で動くことに。そして璃亜たちと遭遇するのである。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2014年11月19日
- 参加申し込みの期限
-
- 2014年11月26日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2014年11月26日 11時00分
