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- 種族
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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
ざーざーてるてるぴっかぴか
「先生、どうしたんだ？」
「うーん、ちょっと性質の悪い悪戯をする生徒を追いかけていたのよ。一体どういう仕組みかは解らないけどバナナの皮を桃色のてるてる坊主で落として回っているみたい」
まゆの言葉を聞きつつ、亨は内心で考える。
（このまま桃坊主を追っていれば……）
もしかしたら自分が所属する桃色破廉恥小隊（以下、ＰＥＣと表記）の関与を匂わせて注意を引くことも出来そうだ。
「俺も手伝うぜ。ま、大船に乗ったつもりで」
「頼もしい事を言うわね」（でも何で桃色タイツ姿なのかしら……）
亨が胸を叩いてそういえばまゆは苦笑する。と、女子生徒が1人駆けて来た。郡 トモエである。彼女は見かけてしまった桃坊主を思い出しつつ内心で呟く。
（なんで桃色も混じったんやろ……？ よくわかんないけど、あの子も放っておけんよね！）
トモエはぐっ、と拳を握り締めるとまゆに声をかけた。
「先生、なんか悲鳴上げていましたけど大丈夫ですか？」
「うん。あたしはね。でも……あの手の込んだ悪戯をどうにかしないと」
「うーん……、先生、あの子に手紙を書いてみない？ 『悪戯はやめなさい』って……」
トモエの提案に、まゆは半信半疑な様子であったが少し考えてから「やってみるしかないわね」と手紙を書き始めた。
実はトモエのろっこん『メッセンジャーナビゲーション』は『宛名と差出人が書いてある手紙を受け取る』事で『手紙から宛先までの位置を脳内視覚で地図化し認知することが出来る』という物。それと学校の内部という点から地理を利用して先回りしよう、と考えたのである。
「この手紙で伝わればいいんだけれどね」
まゆの言葉にトモエが頷く。その間に亨が辺りの気配を探っていると……なんとなく勘だがまだ近くにいるような気がした。
「もしかして……？」
なんだろう、何かが暗躍する予感がした。
まゆのように巻き込まれた『ひと』は他にもいた。爽やかな笑顔が似合うハンサムなんだが頭の中はえっちぃ事で一杯、思春期真っ盛りの横嶋 下心である。そして、彼はなんと桃坊主の悪戯によって曝されてしまった夏朝（いや、今は夏夜の）パンツを目撃していたのだっ！
「いやぁ、こんなこともあるもんだね……」
そんな彼もまた、盛大にすっころんでいた。そして、宙に浮いているのは桃坊主。まゆの次に選んだ標的は下心だった訳だが、彼にとっててるてる坊主が浮いているのは問題ではなかった。
「それよりも……、危ないじゃないか。このバナナの皮を置いたのは君かい？」
苦笑しつつ問いかける下心に、桃坊主は頷いた。そして、僅かにひらひら踊って見せたのだが、下心は悟ってしまった。
――それが「女の子のパンツがみたーい」と言っている事に。
「そうか……」
なんかピーン、と閃いた下心。なんか波長が合ったのか、桃坊主に手を伸ばす。相手が不思議そうにしていると、彼は言った。
「俺のエロスが、君の考えを理解したよ！ ほかにどんなことが出来るんだい？」
下心の問いかけに、桃坊主は喜んだ。そして、ぶわり、と春風のようなくすぐったい暖かさを持った風を吹かせる。
「いいね！ スカート捲りにはもってこいじゃないか！ 俺も手伝うよ！！」
桃坊主は、その申し出に喜んでふよふよと踊る。こうしてあってはいけなかったようなタッグが誕生。『愛の英雄（ラ・エロ・ドゥ・アムール）』の異名は伊達ではなかった……。
――恐るべし、横嶋 下心！！
（あれ？）
所変わってとある教室。ろっこん『似非バッカスの施し』によって生み出された『酔っ払える水』（以下ろっこん水と表記）を飲んで酔っ払っていた酒浸 朱蘭はきょとん、としていた。外を見ると紫色の雨が降っている。
「まぁ、いっか！ 誰か誘って宴会だぁ！ 紫色の雨も面白いし」
テオによって切り分けられた世界に来たのだが、朱蘭は気にせず廊下へでる。そこで出くわしたのはルーシー・R・マクミラン。授業が終わりレオタード姿になっていた。
（ふっ、やはり我のこの至高の芸術とも呼べる身体に皆釘付けで……）
白いポニーテールを揺らし、誇らしげな笑顔のルーシーは朱蘭と目が合う。
「そなた、確か朱蘭といったな」
「おうっ！ ルーシーじゃぁねぇか！ なぁ、一緒に呑まねぇか？」
そう言って取り出したるは例のろっこん水。味も香りも変わらないのに呑むと酔っ払える不思議な水に、ルーシーは興味を示す。
「我を宴会に誘うとな？ 本来未成年の飲酒は禁止されておるが、そなたの能力ならば問題あるまい」
「ノリいいなぁ！ さっそく飲もうぜーっ！」
朱蘭はさっそく肩を組み、ルーシーを教室に入れる。そして２人でおいしく楽しい宴会を始めるのだったが……大丈夫か？
「うーん、ちょっと性質の悪い悪戯をする生徒を追いかけていたのよ。一体どういう仕組みかは解らないけどバナナの皮を桃色のてるてる坊主で落として回っているみたい」
まゆの言葉を聞きつつ、亨は内心で考える。
（このまま桃坊主を追っていれば……）
もしかしたら自分が所属する桃色破廉恥小隊（以下、ＰＥＣと表記）の関与を匂わせて注意を引くことも出来そうだ。
「俺も手伝うぜ。ま、大船に乗ったつもりで」
「頼もしい事を言うわね」（でも何で桃色タイツ姿なのかしら……）
亨が胸を叩いてそういえばまゆは苦笑する。と、女子生徒が1人駆けて来た。郡 トモエである。彼女は見かけてしまった桃坊主を思い出しつつ内心で呟く。
（なんで桃色も混じったんやろ……？ よくわかんないけど、あの子も放っておけんよね！）
トモエはぐっ、と拳を握り締めるとまゆに声をかけた。
「先生、なんか悲鳴上げていましたけど大丈夫ですか？」
「うん。あたしはね。でも……あの手の込んだ悪戯をどうにかしないと」
「うーん……、先生、あの子に手紙を書いてみない？ 『悪戯はやめなさい』って……」
トモエの提案に、まゆは半信半疑な様子であったが少し考えてから「やってみるしかないわね」と手紙を書き始めた。
実はトモエのろっこん『メッセンジャーナビゲーション』は『宛名と差出人が書いてある手紙を受け取る』事で『手紙から宛先までの位置を脳内視覚で地図化し認知することが出来る』という物。それと学校の内部という点から地理を利用して先回りしよう、と考えたのである。
「この手紙で伝わればいいんだけれどね」
まゆの言葉にトモエが頷く。その間に亨が辺りの気配を探っていると……なんとなく勘だがまだ近くにいるような気がした。
「もしかして……？」
なんだろう、何かが暗躍する予感がした。
まゆのように巻き込まれた『ひと』は他にもいた。爽やかな笑顔が似合うハンサムなんだが頭の中はえっちぃ事で一杯、思春期真っ盛りの横嶋 下心である。そして、彼はなんと桃坊主の悪戯によって曝されてしまった夏朝（いや、今は夏夜の）パンツを目撃していたのだっ！
「いやぁ、こんなこともあるもんだね……」
そんな彼もまた、盛大にすっころんでいた。そして、宙に浮いているのは桃坊主。まゆの次に選んだ標的は下心だった訳だが、彼にとっててるてる坊主が浮いているのは問題ではなかった。
「それよりも……、危ないじゃないか。このバナナの皮を置いたのは君かい？」
苦笑しつつ問いかける下心に、桃坊主は頷いた。そして、僅かにひらひら踊って見せたのだが、下心は悟ってしまった。
――それが「女の子のパンツがみたーい」と言っている事に。
「そうか……」
なんかピーン、と閃いた下心。なんか波長が合ったのか、桃坊主に手を伸ばす。相手が不思議そうにしていると、彼は言った。
「俺のエロスが、君の考えを理解したよ！ ほかにどんなことが出来るんだい？」
下心の問いかけに、桃坊主は喜んだ。そして、ぶわり、と春風のようなくすぐったい暖かさを持った風を吹かせる。
「いいね！ スカート捲りにはもってこいじゃないか！ 俺も手伝うよ！！」
桃坊主は、その申し出に喜んでふよふよと踊る。こうしてあってはいけなかったようなタッグが誕生。『愛の英雄（ラ・エロ・ドゥ・アムール）』の異名は伊達ではなかった……。
――恐るべし、横嶋 下心！！
（あれ？）
所変わってとある教室。ろっこん『似非バッカスの施し』によって生み出された『酔っ払える水』（以下ろっこん水と表記）を飲んで酔っ払っていた酒浸 朱蘭はきょとん、としていた。外を見ると紫色の雨が降っている。
「まぁ、いっか！ 誰か誘って宴会だぁ！ 紫色の雨も面白いし」
テオによって切り分けられた世界に来たのだが、朱蘭は気にせず廊下へでる。そこで出くわしたのはルーシー・R・マクミラン。授業が終わりレオタード姿になっていた。
（ふっ、やはり我のこの至高の芸術とも呼べる身体に皆釘付けで……）
白いポニーテールを揺らし、誇らしげな笑顔のルーシーは朱蘭と目が合う。
「そなた、確か朱蘭といったな」
「おうっ！ ルーシーじゃぁねぇか！ なぁ、一緒に呑まねぇか？」
そう言って取り出したるは例のろっこん水。味も香りも変わらないのに呑むと酔っ払える不思議な水に、ルーシーは興味を示す。
「我を宴会に誘うとな？ 本来未成年の飲酒は禁止されておるが、そなたの能力ならば問題あるまい」
「ノリいいなぁ！ さっそく飲もうぜーっ！」
朱蘭はさっそく肩を組み、ルーシーを教室に入れる。そして２人でおいしく楽しい宴会を始めるのだったが……大丈夫か？
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2014年11月19日
- 参加申し込みの期限
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- 2014年11月26日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2014年11月26日 11時00分
