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【始まる、フードバトル】
そうしてついにみんなの準備が整ったようです。
それでは戦闘開始です。
〔第一ターン〕
「さて、それじゃあ一つ、食べてみて貰えるかしら?」
先陣を切ったのは
神野 美野梨
さんでした。
彼女はメモを片手に、例のパンを大村くんに差し出します。
「おお、大自然を感じさせる色だね! 頂きます!」
『早っ……!?』
よほどお腹が空いているのか、大村くんは一口でパンを平らげてしまいました。
「……どうかしら? そのパン、ミドリムシが入ってるんだけど」
美野梨さんはペンを手に、真剣な表情で大村くんに訊ねます。
「うーん。前に食べた阿寒湖の毬藻よりちょっとエグみが足りないかな。蜂蜜より柑橘系のジャムを混ぜた方が万人受けするかもしれないね」
「……そう。まだ改良の余地があるということね。参考になるわ」
平然として語る大村くんに、真剣にメモをとる美野梨さん。
「……ああ、うん、毬藻を食ったことに関する突っ込みはないんだね?」
新井 すばる
くんはそんな二人に苦笑し、
「苦いなの……! でも、あたし負けないのよ……!」
橘 明里
さんは懸命にパンをほおばり続けて、無事に完食してみせるのでした。
〔第二ターン〕
「じゃあ、次はボクのカッパのマークの胃腸薬入りメロンパンと、魚新謹製『寝子島ちくわ』を使ったちくわパンも食べてみてくれるかい?」
「おお! 魚新! いつもお世話になってるよ!」
「おや、それはどうも」
穏やかなやりとりの後、大村くんはペロリと二つのパンを平らげます。
「ウム。錠剤の苦みとビスケット生地の甘みが塩スイカ的なえもいわれぬ調和を生みだしている! ちくわパンは普通にウマい!」
大村くんは満足げ。
この試合は大村くんの一本勝ちといったところでしょうか。
しかし、
「あ、ちくわパンは美味しそうね。私も頂いていいかしら?」
「もちろん」
「あかりも頂きますなの! あ、胃薬入りの方もくださいなの!」
「はい、どうぞ」
やがて、ちくわパンは美野梨さんや明里さんの手にも渡り、
「なかなか好評のようだね、ちくわ屋」
「――おっと月詠ちゃんも食べるかい? あと、ウチはちくわ屋じゃなくて魚屋だからね?」
「頂くよ」
月詠さんも含めて計四人の手に渡った大好評のちくわパン。
すばるくんは試合に負けて、勝負に勝った――そう言い換えることもできるかもしれません。
「というわけで、これからもウチのちくわをよろしくね」
カメラ(?)に向かってニッコリ笑ったすばるくんを見て、
「やはりちくわ屋の方が正解ではないかな?」
月詠さんがポソリとそう呟いたとか。
〔第三ターン〕
「じゃあ次は僕ですかねー」
三番手は
倉前 七瀬
くん。
手にするのは『じゃこひじき納豆ネギチーズトースト』です。
「そのまんまじゃないですか、ヤダー!」
大村くんは喜色満面でそれにかぶりつきます。
「あ、そんなに焦らなくてもトーストは逃げませんけん、落ち着いてっ!」
「大丈夫っ! 僕の口と胃袋は鋼鉄でできているからね!」
慌てる七瀬くんに、大村くん平然と答え、実際に熱がる様子一つ見せないままにトーストを食べきってしまいました。
「うん! 納豆のねばっこさと溶けたチーズのトロットロさが融合し、かつてない食感だね! じゃことひじきで栄養もバッチリだ!」
パチーンとウインクする大村くん。
七瀬くんはそんな大村くんを見て、
(喜んでくれたのはよかったですけど、いったい誰に向かってコメントしとるんでしょう?)
と、ちょっと不思議な気分になりました。
「あ、少し時間が余ったので『珈琲ゼリー納豆サンド』というのも作ってみたんですけど」
「もちろん頂くよっ!」
即答し、ひったくるようにサンドを飲み干す大村くん。
「おいしかったの! ごちそうさまなの!」
明里さんも二つともぺろりと完食して、滞りなく三ターン目終了です。
〔第四ターン〕
さて、次にやってきたのは
八神 修
くん。
「次は俺だな。大村、パンは本来美味いものだ。美味さを制覇しなくては先に進めないぞ?」
教え諭すように彼が差し出したのはクロワッサン、バゲット、メロンパンの三点セット。
「おお! 王道だね!」
大村くんは目を輝かせ、それぞれに手を伸ばします。
「ムム! 何層にもレイヤー化されたクロワッサン! 切れ目から深淵が覗く奥深い味わいのバゲット! 昭和レトロな薫風漂う懐かしメロンパン! これぞパンのメリーゴランドや~~~!」
(そろそろパクリが入ってきたっ……!)
ネタが尽きてきたのか、表現のレパートリーが乏しくなってきた大村くん。
しかし、一方で彼の食欲はとどまるところをしりません。
「ご馳走様! まさかこんなまともなパンが食えるとは思わなかったよ!」
「あたしもごちそうさまなの! おいしかったなの!」
大村くんと明里くんが同時に完食。さりげなく明里さんも凄い食欲です。これは彼女がポリバケツの天使の称号を得る日も近いかも――。
「あかりはポリバケツじゃないのよ!」
さておき四ターン目、終了です。
〔第五ターン〕
「よしっ! 次はおれだ!」
次は
納 十一
くん。
「悠、聞いてくれっ! おれはこの『秋野菜のピザパン』で伝えたいんだ! 一つの美味しい食べ物をつくるためにいったいどれだけたくさんの人が大変な努力を重ねているのかを――」
「よくわからないけど頂きます!」
「聞く気ゼロ!?」
大村くんは十一くんの熱い台詞をスルーしてパンにかぶりつきました。
「ンマイッ! 新鮮な秋野菜の瑞々しい食感がアツアツのチーズの中で弾けて混ざり奏でる秋のハーモニィ! 香ばしく、かつジューシーなお肉と芳醇なパンとの組み合わせも最高だね!」
「……そ、そうかい? なんだ、悠って意外と話がわかる奴じゃん……」
自慢の食材を称賛され、十一くんはちょっと照れたように鼻の下をこすり、
「……ってそうじゃなくてっ!」
それから慌てて本来の自分の使命を思い出します。
「秋野菜とってもジューシィなの! ほかにも食べてみたいぐらいなの!」
と、そこで大村くんに半歩遅れてピザパンを完食した明里さんが挙手をします。
「……え、あ、ああっ! それなら、このさつま芋の蒸しパンも食べてみてよ!」
十一くんは嬉しそうに隙間時間を駆使して用意していたさつまいもの蒸しパンを明里さんに手渡し、
「ほら、他の皆も良かったら!」
ほかの皆にもそれを振る舞います。
「うん! とってもおいしいの!」
「ほう、これはうまいもんですねー」
明里さん、七瀬くんなどがそれぞれに舌鼓を打ち、その味とそこに込められた熱意を称えます。
十一くんはそんな皆の様子を見て、
(よかった! みんなわかってくれたんだね!)
と、瞳を潤ませました。
よもや、その後にあんなパンやこんなパンが出てくるなどと、そのときの彼は夢にも思わなかったのです。
五ターン目、終了。精霊はいまだ健在です。
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担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月10日
参加申し込みの期限
2014年11月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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