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【束の間のインターバル】
〔ここは伏魔殿〕
それは第八ターンが終わる少し前。
大村くんたちから少し離れた場所で、
桜崎 巴
さんは彼らの様子を眺めながらくつくつと笑っていました。
「みんな甘っちょろいねぇ。あいつは『G』でも食えるって豪語したらしいじゃないか。そんなやつに食べられるものを渡してどうするのさ?」
巴さんはひとりごち、それからゆっくりと後ろを振り返ります。
「さて、そろそろサバトも終わりに近づいてきたようだけど――月詠、瓢、あんたたちは行かないのかい?」
巴さんが視線を動かした先にはまだバトルに参加していない二人――
旅鴉 月詠
さんと
骨削 瓢
くんの姿が。
「私はフードバトルに参加するつもりはないよ」
旅鴉 月詠
さんは肩をすくめて、言いました。
「もちろんパンは用意しているが。まあ、これはおまけみたいなものだよ」
「ふぅん。相変わらずマイペースだねぇ」
「桜崎こそ、その鈍器でいったい何をするつもりかな? 御剣がやり過ぎないか心配していたようだが」
「はん。あいつに心配されるまでもなく、あたしだって加減ってもんぐらいはわかってるさ。で、瓢、あんたは?」
「にしし。あっしも、あのギルティ野郎には一泡吹かせないと気が済まないんですけどねぃ……ここで殺っちまうと巻き添えが出るんで」
不安定な笑みをこぼして、瓢くんが顎でしめしたのは
橘 明里
さん。
「へぇ、意外だね。あんたは面白いことのためなら手段なんて選ばないと思ってたんだけどねぇ?」
「へっ、ただあっしはああいう手合いが苦手なだけですよぃ」
ふいっと顔を背けて口笛を吹く瓢くん。
「……なるほど。策士の地底王にも苦手なものはあったというわけか」
月詠さんがふっと息を漏らし、
「まあ、アレを見ているとときどき頭が痛くなる気持ちはわからなくもないさ」
巴さんが小さく肩をすくめて苦笑します。
と、そのとき第八ターンが終了し、早くも大団円にも似た空気が部屋を包み込みつつあるのが見えました。
「さてと。じゃあ真打ちの登場といこうか」
巴さんはそう呟いて、自慢の『パン』を手にゆらりと立ち上がるのでした。
〔もう一つのパン〕
同じ頃。
「おー。よしよし可愛いなぁ、ジョニィ。メイソンが待ちきれなくて学校まで来ちゃったのかぁ?」
酒浸 朱蘭
さんは運動場で飼い主のメイソンくんを待っていたウェルシュコーギーのジョニィくんを見つけて、一緒に遊んでいました。
(いやー、まさかあんなにあっさりと完食されるとは思わなかったなー)
清々しい負けっぷりに笑うしかない朱蘭さん。
(しかも、悠のやつ、あたしの《似非バッカスの施し》をうけたジュースを飲んでも顔色一つ変えてなかったし)
「いったいどうやればあそこまで酒に強くなれるんだろうなー。なあ、教えておくれよ、ジョニィ~」
ジョニィに頬ずりしつつ、そう問いかける朱蘭さん。
と、そのとき。
「朱蘭さん」
「お?」
振り返るとそこにメイソンくんが立っていました。
「あれ? もうフードファイト終わっちゃった?」
朱蘭さんが訊ねると、メイソンくんは首を左右に振ります。、
「……あれはよっぽどのものを持ってこないと倒せないかもしれないな」
メイソンくんはそう言って彼女の隣にしゃがみこみ、愛犬に「ちゃんと家で待ってないと駄目じゃないか」とたしなめるように語りかけます。
そんなメイソンくんを朱蘭さんはしばしぼんやり眺めて、
(あれ? もしかして、あたしのことを心配して来てくれたのかな?)
そんなことを思うと嬉しいような、気恥ずかしいような、なんとも言えない気持ちになってしまいます。
「あー。でも、悔しいなー。あたし、居酒屋の娘なんだけどさ。も、めちゃくちゃお酒弱いんだよねー。匂い嗅いだだけでフラフラするぐらい」
照れ隠しをするように、少し雄弁に朱蘭さんは語ります。
「ああ、それでいつも酔っ払いみたいなんだ」
と、納得したように頷くメイソンくん。
「ん? メイソン、その言い草、あたしはちょっと納得がいかないぞ?」
少しムッとした表情で朱蘭さん。
と、その瞬間、彼女の頭に名案が閃きました。
「そうだ! あたし、じつはこっそりもう一個パンをつくっておいたんだ! よかったら食べてみないか?」
「え゛?」
朱蘭さんがどこからともなく取り出したパンに、メイソンくんは思わず変な声をあげました。
「ごめん。僕、ちょっと急用を――」
「こらっ、メイソン! 逃げるなんて男らしくないぞー!」
朱蘭さんが彼の背中に抱きつきました。
ふにゅ、と何かがメイソンくんの背中に押しつけられます。
「……っ」
メイソンくんは息を詰まらせました。
「ほらほら食べてみてくれよー! 後悔はさせないからさぁー」
「わ、わかった! 食べるから、ちょっと離れ……はぐっ!?」
メイソンくんの口に朱蘭さんのパンがなかば強引に突っ込まれました。
そして。
「……あれ?」
それが普通に美味しいことに気づき、メイソンくんは目を瞬かせます。
「アハハッ! 引っかかったなっ! そのパンは普通に焼き上げたから美味しくできてるんだよっ!」
朱蘭さんはお腹を抱え、涙目で笑い出しました。
「……」
その姿はやはり酔っ払いそのもので、メイソンくんはまたしばし呆然。
ですが。
「うん。今日は付き合ってくれてありがとうな、メイソン。今度、一緒に宴会しようぜ!」
ふと真面目な表情に戻った朱蘭さんがにっこり笑ってそういうものですから、
(……まあ、僕も楽しかったからいいか)
と、メイソンくんも微苦笑でその笑顔に応えるしかなくなってしまうのでありました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月10日
参加申し込みの期限
2014年11月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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