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ワニかみパレード☆
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【ワニさんいろいろ、人もいろいろ】
「うっひょー!!」
小さいワニさんを前にして、
晴海 飛鳥
は喜びのあまり飛び上がった。
「これって絶対、フツウじゃない! 未確認生物ダヨねっ」
「わーにー」
「鳴いた! いや、自己紹介なのか!? こんにちは!」
よく見ると、個体によってはおかしな模様がついているし、おとなしいの、元気のいいのと、個性も様々だ。
もっと大きければいいのにと思わないでもないが、未知の生物との遭遇に、テンションはとどまるところを知らず上り続ける。
「あ~っ、お持ち帰りしたい! か~わ~い~い~っ!! くぅ~っ!」
飛鳥は餌付けのために持参していた肉を取り出し、ワニさんに与えた。
「ほら、ごはんだぞ-。おいしいぞー」
手ずから食べる姿は、ことさらに愛らしい。
飛鳥は身もだえしながら、次々に肉を食べさせる。
「たまら~んっ!!」
飛鳥の膝に頭部をこすりつけてくるワニさんを、衝動にまかせて抱きしめた。
「見た目通り、君は心底かわいいな!! も~、ペットにした~い!」
名産品に乏しい小さな町に連れて行けば、町おこしだってできそうなレベルで、ワニさんはかわいい。
そりゃもう、問答無用で、本能が全力で訴えるレベルでかわいいのだ。
そんなふうに人々がワニさんを愛でる浜辺を、
八神 修
が望遠カメラで撮影していた。
警戒しながらしばらく遠目に観察した結果、凶暴な種類のワニさんではないと判断を下す。
「この様子なら、直に接しても平気そうだな……」
カメラのレンズを付け替えて、修は浜辺に降りてきた。
間近で見ると、ワニさんの穏やかな気性がよくわかる。
中には威勢のいい個体もいるようだが、人に害を為すほどでもなさそうだ。
「小型種なのか……?」
噂を聞いたときには、密輸されたトカゲでも見誤ったのだろうと思ったものだが、これは確かにワニさんだった。
「俺は敵じゃないよ。ほら、好きなほうを食べるといい」
あらかじめ店で購入してきた肉や、生きている魚介類を差し出してみる。
食べ物の好みを調べようと思ったのだが、ワニさんはどちらも遠慮無く、もぐもぐ食べた。
「……雑食なのか?」
つぶやきながら、ワニさんをカメラにおさめる。
「そこの人、こっちのシャッターも押してくれないかい?」
こちらもカメラを取り出して、ワニさんの撮影を始めていた飛鳥が、修に頼んだ。
「ああ、もちろん」
こころよく修も引き受け、カメラを受け取る。
「抱っこしたところを撮ってもらいたかったんだ~」
上機嫌でワニさんを抱き上げる飛鳥に、修はカメラを向けた。
「よし、いいのが撮れた」
「ありがと。ふふ~、部屋に飾ろ~っと!」
続けて、近くの木の幹にかぶりついている星のワニさんに、飛鳥はカメラを向けた。
「ん~、あの子はいいね! モンゴリアンデスワームを思わせる獰猛さだ!」
「確かに、他の個体よりは野性味にあふれているようだ」
「……そうだ!」
飛鳥は手を打ち鳴らし、思いつきを口にした。
「ブロックを噛み砕くところを撮影しよう!」
「ブロック?」
飛鳥は意気込みつつ、のど飴を頬張って、ろっこん『ソリッドボイス』を発動させた。
「モンゴリアンデスワーム!!」
叫んだ言葉が、文字ブロックとなって星のワニさんのところへ飛んでいく。
危うくぶつかりそうになったことに腹を立てたのか、ワニさんは狙い通りブロックにかじりついた。
「すばらしい……!」
興奮もあらわに、飛鳥は写真をどんどん撮った。
「モンゴリアンデスワームもひとたまりもないな! 小さいのに強いぞ!」
星のワニさんの怪獣っぽさに満足して、飛鳥は感嘆のため息をついた。
「作り物めいた写真になるな」
そう言いながら、修はカメラを向けている。
「よーっし、次はアイドルっぽい、向こうのハートの子を撮るぞー!」
飛鳥はハートのワニさん目がけて走り出す。
ハートのワニさんの周囲には、
三谷 賢二
と
遠野 まほろ
の姿もあった。
「ハートのワニさんとかも、いるんだねー。なんだか不思議……」
「いくつか種類があるみたいじゃんか~、どれもかわいいよなー」
まほろがハートのワニさんを撫でようと手を伸ばしたところへ、飛鳥がカメラを構えて飛び込んでくる。
「……その子の写真を! 撮りたいんだが!」
「写真……? どうぞ~」
一歩距離を開けたまほろに礼を述べ、飛鳥はハートのワニさんと向き合った。
「どれどれ~……、むむっ!?」
アイドルのように愛らしい眼差しを期待してカメラをのぞき込んだ飛鳥は、意表を突かれた。
レンズ越しにこちらを見据えるハートのワニさんの目は、獲物を狙うハンターのごとく、ぎらぎらとピンク色の光を放っている。
「これは一体……!」
息をのむ飛鳥の衣服に、ハートワニさんが襲いかかった。
「うわっ、はっ!? これは何と!」
驚いて飛び退る飛鳥の衣服が、破かれていた。
「アイドルと見せかけて、実際のところは発情中のハンターだったのか!」
「え、ええ!? どうなってんの?」
慌てて賢二が、上着を脱いで飛鳥の肩からかけてやる。
「びっくりだねー……、気をつけないと。それにしても、このワニさんは布が好物なのかな……?」
まほろがハンカチをハートのワニさんに与えてみると、ワニさんは早速びりびり破きながらも、どこか物足りない様子でまほろを見上げる。
動揺の広がる一画に、勢いよく
稲井 いおね
が駆け込んできた。
「ワニさ~~~ん! 逃げないでくださいよ~う! えいっ、捕まえましたぁ!」
逃げてきた星のワニさんの背後から、いおねはタックルをかまして、ぎゅっと抱きしめる。
「にっ!」
ぱかっと口を開いたワニさんは、抗議の声の代わりに、ぼわっと熱風を吹き出した。
捕らえられたワニさんを真正面から見ていた賢二は、熱風をもろに浴びる。
「うわっ!?」
ぼんっ! と瞬時に煙りが上り、ごほごほとむせかえる賢二の頭は、見事なアフロヘアになっていた。
ワニさんのブレスを攻撃と捉えたのだろう。
賢二のろっこん『It's just a joke!』が発動し、もはや以前のさらさらヘアは見る影もない。
「……なんでこうなるんだよ~」
がっくりとうなだれる賢二を見て、いおねは飛び上がった。
「えっ!? あ、はうぅっ!? ご、ごめんなさいぃ!」
「あ、いや……、君のせいってわけじゃないんだけど……」
頭を抱えてうずくまる賢二と星のワニさんの間にしゃがみ、まほろが手持ちのぬいぐるみを抱きしめて、ろっこん『きみのみかた』を発動させた。
「大丈夫、落ち着いて……。少しびっくりしたのかな……?」
暴れるように振り回していたワニさんの尾が、徐々に静かになっていく。
「にー……」
大人しくなったワニさんを、いおねは離した。
「ワニさんも、ごめんなさい……。いおね、夢中になりすぎました~!」
自分の気持ちを押しつけようとしていたことに気づいて、いおねはワニさんに謝罪した。
「ごめんなさい! ごめんなさ~い!」
「なにやらにぎやかだな」
飛鳥を追ってきていた修が、一同に声をかける。
修の足下には、何匹ものワニさんが、甘えるように足に頭部をなすりつけていた。
「はわわ……、あんなに好かれて、うらやましいのですよ~……」
羨望の眼差しを受けて、修はいおねに話しかけた。
「こうして座って、近づいてきたら、そっと撫でてみるといい」
砂浜に腰を下ろす修の膝に、ワニさんがよじ登る。
「……やってみます~」
ワニさんを脅かさないように、静かにいおねも浜辺に座った。
しばらくすると、ワニさんがそろそろと寄ってきて、いおねの膝をつんつんつつく。
「……ワニさん、なでなでさせてください……」
いおりはワニさんの様子をうかがいながら、そっと手を伸ばし、背中をなでた。
「なでられました~、感激です……!」
少しずつワニさんとの接し方を学んだいおねは、とうとうワニさんを抱っこすることに成功した。
最初の頃のようなわしづかみではない、本物の抱っこである。
「かわいい……、ワニさん、ありがとうございます~……!」
感動するいおねを、皆が微笑ましげに見つめた。
「よかったな」
修もワニさんに囲まれて、嬉しそうに目を細めて写真を撮っている。
「しかし、数が増えてきたな……」
どこから現れたのか、ワニさんは次々と修に迫り、やがて彼は、ワニさんの中に埋もれた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
笠井 月子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月05日
参加申し込みの期限
2014年11月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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