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【食べちゃおっか?】
「ハラショー!」
砂浜に、
霧生 里桜
の喜びの声があがる。
「噂通り、かわいい!」
肩を並べて立つ、
霧生 穂月
が同意する。
「……ワニってもっと、かっこいいイメージだったんだけどなー。これはかわいい系だね」
かわいいワニさんがいると聞きつけて、穂月が里桜に、浜辺に行こうと声をかけたのだ。
かわいいモノが好きだというから、誘ってみたのだが、思った以上に里桜は楽しそうにワニさんを見つめている。
よかったと胸をなでおろし、穂月はワニさんを指先でつついた。
「兄ちゃんが戦った神魂製のワニは、もっとすごかったんだろうな~」
大変だという話を聞いたことがある。
きっと、こんなに小さいワニさんとはかけ離れた存在だったのだろう。
「にーにー?」
のんきそうな声をもらし、ワニさんは浜辺をうろつく。
「見て、穂月。このワニ、ハートの模様がついているよ」
「ほんとだ~。……なんだか、里桜によく似合うね」
「そ~ぉ?」
首をかしげて、里桜はワニさんを抱き上げ、お腹をなでた。
「従順でかわいーよー。……せっかくだから、兄ちゃんにも見せてあげたいなぁ」
「里桜は優しいんだね……」
ほんのりと顔を赤らめて、穂月が言う。
「そうだ、捕まえて、連れて帰ろう! ペットにするの!」
「あ、ボク、ロープ持ってきてる!」
「さっすが~、穂月ってば、用意周到! んじゃ、手伝って~」
上目遣いでおねだりされて、穂月は照れながら、わっかにしたロープをワニさんに近づけた。
「じっとしててー」
「がぶぅ~ん!」
ロープを避けようとしたワニさんの目がピンクに染まり、里桜の腕の中で向きを変え、胸元へ噛みついた。
「きゃっ」
痛みはなかったものの、驚いて里桜が確認すると、洋服の胸元に大きく丸い穴が開いている。
「えーっ、里桜の大事な服に何するの~っ」
「わーっ! 里桜、だ、大丈夫……!?」
見えてはいけない場所が見えていることに気づき、穂月はおおいにうろたえた。
その隙にも、ワニさんはどんどん服を囓っていく。
「ふ、服が……、胸っ……とか! あっ、そうだ、ボクの上着……っ」
慌てて穂月は上着を脱ぎ、里桜にかぶせた。
里桜の腕から抜け出したワニさんが、もぞもぞ砂浜を這っていく。
「……穂月の、えっち」
「ええっ!? ご、誤解だよ~!」
横目でちらちら見ていたことを指摘されて、穂月はぱっと視線を逸らした。
ぷうっと頬をふくらませて、里桜が文句を口にする。
「この、兄ちゃんがかわいいってほめてくれた服なのにーっ」
「そ、そうなんだ……。たしかに、よく似合ってた……、けど」
「もー頭にきた! 許さない! あのワニ、今日の夕飯にしてやるんだから!」
「ワニの肉って、食べる国もあるよね……」
穂月もその気になって、得意のスリングショットを取り出した。
「穂月、ロープ貸して」
「うん」
里桜はロープの先端を輪にし、片方の端を引くと輪が締まるように細工をした。
「エロワニめ、覚悟しろー!」
ポケットから取り出した小石を飛ばし、穂月はワニさんを威嚇する。
本気で当てようとしてきた穂月に、ワニさんが怒って飛びかかってきた。
「がぶぅ~!」
「わっ」
バランスを崩して転んだ穂月によじ登り、ハートのワニさんははむはむとズボンの裾を囓っていった。
「こら! 暴れんなって! わ、食べるな-!」
内股の生地をざっくりやられた。
「……どうすんだよこれ~」
ワニさんは、穂月のお腹めがけて、よじよじもぐもぐ進んでくる。
そこへ、しーっと指をかざして、里桜がワニさんの背後に迫った。
「それっ」
がばっとワニさんにタオルをかぶせ、視界を奪ったところで、ロープで口元をぎゅぎゅっと結んだ。
「捕獲ぅ~!」
ワニさんを持ち上げ、里桜は四肢もまとめて器用に拘束した。
「いっちょ上がり! きゃはは! いたずらした罰なんだからね!」
「うっう……、さすが里桜……」
無残な布きれと化した衣服を見下ろし、穂月は肩をおとした。
「このあと、里桜ともっと遊べると思ってたのに……」
小学生じゃなかったら通報されそうな有様だ。
お互いにひどい目にあったと、ちらりと里桜のはだけた胸元に目を向ける。
一瞬見えた胸元も、性別が判別できるほどではなかった。
「中学生ってアレぐらい……だっけ?」
里桜の胸は小さすぎるのではないかと、悶々とする穂月をよそに、里桜はちゃきっとカッターを取り出した。
「何匹か捕まえたら、夕食に足りるかな? ここで捌いていっちゃおうか?」
「う、うん……。そのままでも、兄ちゃんだったらどうにかしてくれそうだけど」
そんな物騒な相談を始める二人に、やんわりと止めに入る人物がいた。
「まてまて、ワニを食べるつもりなのか」
親しくなったワニさんたちに、「コメワニ」と名前をつけて、発生源をつきとめようと浜辺を歩いていた
八神 修
が、騒ぎを察してやって来たのだ。
「今日の夕飯にするんだよ~」
胸を張る二人に、修は諭すような口調で告げた。
「ワシントン条約を知っているか? ワニの革製品なども、対象になっているんだ」
「ふぅん……?」
「保護されている種だってことだよ」
「つまり、食べるなってこと……?」
「そう。それに、食用のワニではないだろうから、おいしくないんじゃないか?」
二人はそろって、唇をとがらせた。
「えーっ!」
食べられないのならいらないとばかりに、里桜はぽいっとワニさんを放した。
「なーんだ、こいつってば役立たずぅ~」
「まあ、言われてみれば、肉も少なそうだし……」
穂月は、脱がされ損かと、ため息をつく。
修は、大判のハンカチを取り出すと、穂月の腰に巻いてやった。
「まあ、気をつけて帰るんだぞ」
「わかった、ありがとー」
「それじゃあ」
軽く手を振って、ワニさんたちと一緒に立ち去る修を見送り、里桜が穂月を振り返った。
「そろそろ、お家に帰ろうか」
「そうだね……」
「砂で汚れちゃったし、里桜、お風呂に入りたいな」
風呂と聞いて、穂月の喉がごくりと鳴る。
これは先ほどの疑問を解消するチャンスではないかと、身を乗り出して穂月は誘った。
「里桜! き、今日、一緒にお風呂、入らない!?」
「え……、穂月、里桜と一緒に入りたいの?」
「う、うん」
「もう~、やっぱり穂月ってば、エッチなんだから~♪」
「そっ、そんなんじゃなくて!」
あたふたする穂月を見て、楽しそうに里桜は笑った。
「あ、そっか-。まだ一人じゃお風呂にも入れない、お子様なんだよね?」
「ちがーう!」
素直に怒る穂月に、くすくす笑いながら里桜は唇を寄せた。
「……ふふ~、仕方ないなぁ。いいよ。一緒に入ろうか」
耳元でささやかれた言葉に、ゆであがるほど、穂月は顔を真っ赤にさせた。
「穂月はホントにエッチだから~。世話がやけるんだよねぇ~」
「なっ、そっ、……ボクはほんとに、そんなんじゃないんだから! 里桜ったら!」
とっとと歩き出した里桜を追いかけて、穂月は足早に浜辺を去った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
笠井 月子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月05日
参加申し込みの期限
2014年11月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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