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撮影隊がやって来た!
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【7】早朝の撮影
翌日、水曜日の早朝五時。
再びエキストラとスタッフたちは寝子高の正門前へと集合し、そこからエキストラは着替えて、落神神社へと向かった。
この日もやはり、こことは別に撮影が行われていて、市子、博美、刀、修の四人はそちらに駆り出されている。むろん、学生である博美、刀、修の三人は、学校へ行くまでの時間を手伝うといった形だ。
落神神社の方へは、真央、士、綾花、るちる、真理の五人が駆り出されている。夏朝は休みだった。
一方、エキストラの方には、昨日は参加できなかった
城山 水樹
が加わっている。
彼女は、とある雑誌の読者モデルをしていて、昨日もその撮影があるため、参加できなかったのだ。
(古代人の衣装って、こんな風なのね)
落神神社前に到着し、スタッフらが撮影の準備をしている間、ふと自分の服装を見回して、水樹は胸に呟く。
面白そうだと、エキストラに応募した時から、どんな衣装を着るのか、楽しみにしていたのだ。それに。
(まさか、栗原ひよりさんが一緒だなんて、思わなかったわ)
改めて、衣装に身を包んで同じように準備ができるのを待っている女優の姿を見て、思う。
エキストラが出るのは、伝説の再現シーンだけだと聞いていたから、主演の俳優たちと絡むことはないだろうと、少しばかり残念に感じていたのだ。それがまさか、栗原ひよりが落神を演じていようとは。
(どんな撮影になるのか、楽しみね)
水樹は胸に呟き、一人微笑んだ。
そこへ、スタッフの女性が、準備が整ったことを告げに来る。水樹の前を通り過ぎようとして、つと足を止めた。
「あなた、どこかで見たことが……。あ……! もしかして、読者モデルやってるでしょ。そうよ、読者モデルの
城山 水樹
ちゃん、よね?」
怪訝そうに水樹を見ていた女性は、ふいに思い出したかのように目を見張って言う。どうやら、水樹がモデルをやっている雑誌の読者だったようだ。
「え……あ、はい……」
水樹は、思わずうなずく。
と、女性は更に顔を輝かせた。
「あ、やっぱり。……その水樹ちゃんが、どうしてエキストラを? もしかして、芸能界入りを狙ってるとか?」
「いえ、違います。ただ、面白そうだと思ったから……」
慌てて抗弁する水樹だが、女性は本気に取っていないのか、「いいからいいから」などと言って、取り合わない。
「お姉さん、モデルなんですか?」
二人のやりとりに、小さく目を見張って訊いたのは、翼だった。
「そ、そうだけど、プロじゃなくて、ただの読者モデルよ。フツーに一般人よ」
慌てて否定する水樹だったが、かえって周囲の耳目を集めてしまったようだ。他の者たちも、こちらを見ている。
「あの子、読者モデルなんだってさ」
「へぇ、道理で綺麗だよな」
などと囁き交わすスタッフの声も聞こえて来た。
(私は本当に、ただの一般人なのよ。……なのに、なんでこうなるの?)
水樹は、いささか途方にくれて、立ち尽くす。
その時だった。
「無駄話は、それぐらいにしろ。時間が押してるんだ。撮影始めるぞ」
前島の、スタッフたちを叱咤する声が響いた。
「は、はい! すみません!」
弾かれたように声を上げ、謝ったのは、最初に水樹に声をかけた女性だ。そのまま、もう彼女には目もくれずに走って行く。
それを見送り、水樹は思わず吐息をついた。
「その……ごめんなさい」
周囲にいたエキストラたちに、思わず謝る。
「城山さんのせいじゃないでーす」
梢の言葉に、美咲紀もうなずいた。
「そうなのです。……それより、残りの撮影、がんばるのです」
「ああ。そちらの方が、重要でござる」
零もうなずく。
やがて、何回かのリハーサルのあと、本番の撮影が始まった。
昨日と同じく、発砲スチロールで作られた岩の上には、落神に扮したひよりが座る。岩の傍にいるのは、零一人だ。
しばしのやりとりのあと、零は訊いた。
「『神よ。お主の願いはなんだ?』」
「『わらわは……海が見たい』」
ひよりが、ポツリと告げる。
「カット!」
前島の声が飛んだ。
「OK。次のシーン、行きます」
海が見たいという神を、島民たちは輿に乗せ、担いで山を降りることになった。
前島の事前の説明では、神が海を見るシーンにはエキストラたちは参加せず、ひよりのみ別に撮影することになるらしい。ここでは、山を降りるシーンと、天に帰って行く神を島民が見送るシーンが収録されるのだ。
今回、エキストラは女性が多いため、輿は空で撮影されることになった。
「では、本番行きます!」
前島の声で、涼太郎と零、圭花、水樹の四人が空の輿を担ぐ。そのまま、しずしずと神社から寝子高の裏手へと続く道を、下り始めた。美咲紀、姫、智瑜、梢、翼の五人は、その周囲を囲むようにして、歩いて行く。
少し歩いて、「カット」の声がかかった。
このシーンは、輿に乗ったひよりの姿も別に撮ることになっている。
再び神社の前まで戻り、今度はひよりの乗った輿を、真央と士、男性スタッフ二人の四人で担いだ。そして、再びカメラが回る中、しずしずとまた先程カットがかかった地点まで歩く。
それが終わると、最後は全員で、天に帰る神を見送るシーンに臨んだ。
「神は、あのあたりを真っ直ぐに天に向かって昇って行っている、と考えて下さい」
空の一点を示す前島の指示に従い、全員が空をふり仰ぐ。
「『落神様が、天に帰って行かれる……』」
涼太郎が、憂いを帯びた表情を作って言った。
「『落神様……』」
姫が、呟く。
「『神よ……。お主のことは、忘れまい』」
零もまた、憂いを帯びた顔で天に向かって呟いた。
水樹も、美咲紀も、智瑜も、圭花も、梢と翼も、ただ天の一点を見据えて神との別れを惜しむ演技に、集中した。
「カット!」
前島の声が飛び、全員が詰めていた息を吐き出す。それへ続けて、前島は言った。
「OKです。……これにて、撮影は終了です。お疲れ様でした」
その声に、姫と美咲紀、智瑜は思わず紅潮した顔を見合わせる。
「これで終わりなんて、なんだか名残惜しいです」
「私も同じくなのです。エキストラって、思ったよりずっと楽しいのです」
姫の言葉に、美咲紀も言った。
「私も、もう少し何か演じてみたい気がします」
智瑜も、少しはにかみつつうなずく。
それが聞こえたのか、前島が歩み寄って来た。
「なら、現代の方でも、エキストラ、やってみますか?」
「いいんですか?」
美咲紀が、驚いたように問う。
「ああ。……予定していたエキストラがダメになったもので、人手が足りなくてね」
苦笑して答えると、前島はエキストラたちを見回す。
「他にも、放課後、現代の方でもエキストラをやってもいいという人がいれば、お願いしたいのですが、どうでしょうか」
「ボク、やりたいです!」
さっと挙手したのは、翼だった。
「拙者もかまわぬ。師匠からは、できる限り協力しろと言われているゆえ」
零もうなずいて言う。
「では、猫屋敷さん、椿さん、宮祀さん、夏神さん、夕鈴さんの五人は、放課後またお願いします」
前島は言うと、改めてスタッフに撤収作業開始を呼びかけたのだった。
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ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月16日
参加申し込みの期限
2014年10月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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